100分de名著ブックス、「柳田邦男の遠野物語」を読む。読む前、この本って何が書いてあるんだろうと想像した。明治時代のほ東北の物語。どんなストーリーなんだろうか。
実際に内容に入ると、明治時代の遠野地方の民話が百以上詰まっている。一つずつの脈絡はない。有名なザシキワラシやオシラサマなども登場する。河童の子殺しや人間の親殺しなど読みずらいものもある。
生と死、60歳を超えたら、若い人とは違った別の場所に住み、そして死んだらまたその近くに葬られる。姥捨て山(注 最近読んだが、これもある作家の創作らしい)とはちょっと違うが、まあそれに近い。
そして、意外なことに地震の話が出て来る。明治三陸大津波だ。亡くなったはずの人がまた現れるという内容、幽霊などは普通に出て来る。
この遠野って街、一度行ってみたいね。百名城、続・百名城も終わり、百名山も、もうこれ以上難しいから、温泉に鉄道があれば行きたいもんだ。
遠野物語って、マンガもあるんだね。水木しげるさんだ、こっちの方が読みやすそう。