資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

私の百低山シリーズ5~ゴルジュのある棒の嶺、ほっこり百名湯18~さわらびの湯

2023年12月10日 | 登山&自然系資格とその活用

 12月4日(月)、今日は、西武線に乗って飯能へ、さらに駅からバスで名栗へ。そして歩いて有間ダムへ。棒の嶺(棒の折山)への登山だ。快晴だが、ちょっと寒い。

 このダムはロックフィルダムと言って、岩石を積み上げたダムだ。このタイプのダムは、越流すると壊れる?ため、必ずよす余水吐(よすいばき)が必要、と学生時代に習った。

 その余水吐がない。トンネルになってるようだ。看板には、この工事が土木学会賞をもらったと書かれている。そのトンネルはNATM工法だそうだが、今では一般的な工法だ。

 さて、登山道へ。普通の登山道をしばらく歩いて、白谷沢の渓流に入る。これがなかなかのコース。ゴルジュという両側の岩石がせり出した場所もある。水が多いと登るのが大変だが、今日は水、少ない、簡単に登れた。

 さらに奥に、クサリ場が見えて来た。

 登り始めて2時間弱、ようやく渓流を抜けて、岩茸石へ。このネーミング、岩がキノコのように生えて見えるからかな。

 そして、いよいよゴンジリ峠への登り、ここが一番きつい。最後の登りで山頂へ。山頂の手前で一枚。上が青い空、胸が高まる瞬間だ。山頂付近は、霜柱が溶けてぬかるんでる。

 登りは約4時間、山頂で昼食。暖かいコーヒーを入れて飲む、達成感のあるひとときだ。山頂からは関東平野はもちろん、上州の山々まで見渡せる。

 さて、下りは、岩の下りを避けて、白谷沢を使わず、長い尾根道を下り、さわらびの湯へ、下りは約2時間だ。そして温泉に到着。

 この温泉は何度も入ってるが、温泉分析書をじっくり見るのは初めてかな。泉質は「アルカリ性単純硫黄冷鉱泉」だ。ちょっと解説すると、ペーハーが9.47のアルカリ性、もうちょっとで強アルカリになるほどだ。温泉成分総量は0.245g/klと少ない。ただし、総硫黄(硫化水素イオン+チオ硫酸イオン+遊離硫化水素)が3.2mg入っていて、療養泉の基準2mgを超える。そして、泉温は16.8℃と、分類では25℃未満の冷鉱泉だ。

 分析書通りなら、アルカリ性のおかげで、ツルツルの肌になり、硫黄臭いもするかなというお湯。この分析書、読まないで入ったが、別にツルツルも感じない、硫黄臭もしない、普通のお風呂だった。へんだな。

 この温泉の適応症は、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、と書かれている。私には、あんまり関係ないかな。

 温泉を出て、バス停に歩いていくと、桜が咲いてる。十月桜というそうだ。11月頃に芽の1/3ほどが咲き、残りの2/3は春に咲く、年に二度楽しめる桜だそうだ。

 そばの売店では、クリスマスツリーが飾られていて、桜との対比が面白い温泉でした。今日の登山は、所要5時間半、登り下りとも累積標高差は約900mでした。心地よい疲れで帰宅しました。

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