![]() | 気象予報士試験速習テキスト 実技編新田 尚オーム社このアイテムの詳細を見る |
エマグラムとは、高層の気象状態を気温と露点温度から表すもので、SSI(ショワルター安定指数)などで大気の安定度を知ることができる。
読み取りは、その気塊が850hpaから500hpaへ上昇するときの換算値を求め、これと実在の気塊の気温差で安定度を見る。
換算方法は、850hpaからしばらくは、乾燥断熱減率で上昇させ、露点温度の飽和点まで来たら、湿潤断熱減率で上昇させる。500hpaまで来たら、実在の気温との差を見る。
また気塊の状態曲線が、乾燥線より立っているときは、絶対不安定、湿潤線より寝ているときは絶対安定、その中間は条件付き不安定となる。
エマグラムは、2,3回に1回くらいの割合で出題される。線と線の間は定規で測り、比例計算をする。電卓の使用は認められていないためここで結構間違える。焦っているからだ。製図用のコンパスを買って、繰り返し練習することをお勧めする。


