てんコロの気象予報士実技講座を視聴している。第2回は、寒冷渦。動画のため、実際に教室に通っている感覚で聴ける。(写真は佐々木先生とお会いした時のもの)
寒冷渦は寒冷低気圧や切離低気圧ともいう。切離とは、等高線が曲がって、最後はぷっつんと切れてしまった状態で、等圧線の山や谷が独立してしまう状態だ。ただし、地上天気図ではこれは見えない。
寒冷渦の特徴は、前線がない、そして動きが遅い。強風軸からはずれているからね。そして上層は暖気核、下層は寒気。対流圏と成層圏の境界の圏界面が、大きく垂れ下がっている。これも地上天気図ではよくわからない。さらに寒気の東南で天気は荒れる。典型的な現象は、突風、短時間強雨、落雷、降雹(冬副以外)だ。
動きが遅いため、災害が起こりやすい。この冬から春にかけても寒冷渦が来た。日本列島が入るほどかなり大きい。寒冷渦の知識の整理は、こんなところかな。