今日の山は、百花登山シリーズその5、高千穂峰だ。霧島周遊バスで、高千穂河原へ。河原からは目の前に大きな山が、これは高千穂峰の前衛峰、お鉢だ。無料休憩所とビジターセンターで情報を収集する。
幕末、坂本龍馬がお遼さんと新婚旅行に来た。その時に登った山が高千穂峰。竜馬の書いた記録が残っている。登山が大変で、泣きそうになったとか、危険な場所は、お遼さんと手を繋いで登ったとかが書かれている。
さて、しばらくは森の中、昔の霧島神宮跡へ、ここの建物は、火山噴火でなくなったらしい。今は別の場所に立派な霧島神宮がある。
歩いていると、登山道に、季節外れのミヤマキリシマが咲いている。花の季節は6月頃だが、綺麗な花、この山はミヤマキリシマに決めた。
そして、いよいよお鉢の登り、岩に差し掛かる、火山岩だ。先に登ってる登山者が小さく見える。
登山ルートがはっきりしないので、どこでも登れそうだ。ただし、落石などの危険があるため、岩に黄色いペンキが塗ってあるところを辿って登る。
結構、きつい登りだが、徐々に視界が開けて来た。
ようやくお鉢の稜線に到着。時計回りで進む。高千穂峰の崖が見え始める。地層が何重にもなっている。
小さな祠の本宮で参拝し、休憩。インスタントだが、コーヒーを飲む、美味いな。
本宮からは、韓国岳が見える。
最後の急登を30分登り、山頂に到着だ。
天の坂鉾が突き刺さっている。竜馬は、これを引っこ抜いたとか。今は太く、とても抜けそうにない。
好天のため、ゆっくり休憩し、下山開始。お鉢を見下ろす。
天孫降臨の地、高千穂峰を最後に見上げる。
お鉢を下る。
下から見上げる。
高千穂河原に降りて、登山終了。喫茶店でかき氷を注文。特別バージョンが出て来た。高千穂峰のイメージだ。
ゆっくり百名山、深田久弥氏の選んだ日本百名山は現在88座登頂している。残り12座は上級ばかりが残っている。残りは私の体力・技術力ではとても無理。
従って、これに私が選んだ山を百名山を加えて「私の百名山」を目標にする。選ぶ条件は、私が登って、心から感動した山だ。晴天で素晴しい風景の山などが対象になる。
この高千穂峰は、私が選ぶ百名山の一つにしよう。選定理由は、山から見える国立公園霧島連山の風景、独特のシンメトリックな山容、天の坂鉾&天孫降臨伝説、などだ。従って、これで、私の百名山は89座になった。一方、百花登山シリーズは、また5座目、これからですね。