kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

話をする

2010-07-23 | 陸上競技
木曜日、暑いので練習は学校で身体作りとしました。暑いというだけで体力が削られていきますからできるだけ涼しい場所での練習にしようと。その前にどうしても話をしておきたかったのでトレーニングルームでミーティングを行いました。本をコピーして「地道に努力する」「一つの目標に集中する」事に関して話をしました。

努力をする。それは最低限の条件であり、最大の要素です。自分が強くなりたいと思うのであれば「それなりの努力」では届かない。本当に必要とされる努力をきちんとする。これ以外に強くなる方法はありません。もともと「速い」選手というのは中学時代それほどの努力をしなくても負けません。1位になるのは1人だけですが決勝に残って入賞するくらいのレベルであれば大きな努力をしなくても能力だけでできてしまう。現実です。だから「必死になって努力をする」という経験が少ない。やってしまえばできる。だからそこまでがむしゃらになってやらなくてもいいのです。それなりにやっても周りの選手には簡単には負けませんから。

チームとして取り組んでいく中で、「一番強い者が一番努力をする」というチームを作らないと行けないと考えています。卒業した選手ですが他の者が練習が終わってからトレーニングルームで補強をしてから帰るという日々を繰り返していました。怪我をして諦めそうになったこともありますがそれでも周りからの信頼は厚く最後の県体で個人で初優勝しました。この姿をみて「強くなるためには努力するしかない」と今の3年生は感じたはずです。強い選手がそれなりの努力しかしなければ周りの者は「あの人は速いから良いのか」と思う。それによりチーム内の信頼は崩れます。強い選手には責任がある。力があるからこそ誰よりも努力をする選手でなければならない。努力を重ねる事ができる能力が必要になるのです。

厳しいようですがこれができなければ勝てないと2人に話しました。理解しなければいけません。ここが分かってくれなければどれだけ話をしても無意味です。伝わらない部分に労力をかける。意味がありません。チームとして活動していくためにはその状態ではダメなのです。強い者ほど努力を重ねる。その姿が全てを変えていくのです。

正直、どこまで伝わるのか分からない部分があります。反応がない。それでも言い続けるしかない。そう思っています。今変わらなければチームは変わらない。しつこく言い続けるしかありません。他の指導者よりもしつこいと思いますし、諦めも悪い。無駄かもしれないと思いながらもやるしかありません。最近はある程度やって無理だったら他の者に力を注ぐ方が良いのではないかとも感じています。その方が伸びる可能性が高い。事実ですね。

どこまでやるか?ここが全てだと思います。「指導方針がおかしい」と言われるかもしれません。「厳しすぎる」と思う選手・保護者もいるでしょう。それでもきちんとやらないと必ずチームは崩れます。その時に選手・保護者に責任を求めるのは間違いになる。私自身の責任です。そうなる前にきちんと指導をする。それ以外にチーム作りの方法はない。非難されるかもしれませんが私はやります。強い意志を持ち続けます。
コメント
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