kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

久々に走り込む

2010-07-11 | 陸上競技
土曜日、朝からかなり暑かったですね。天気が悪くなるかもしれないという予報があったのでどうなるかなと思っていたのですが、暑くてそれだけで疲れてしまうような天候でした。雨が降って走れないよりはましです。

久々にタータンの上で練習をしました。ここ最近は軸作りに時間をかけてやってきていますがタータンの上で反発をもらうとまた感覚が違ってきます。その練習は選手に任せました。ここ最近かなりやっているので問題はないはずです。私は今やらないといけない部分を相談して考えることにしました。毎日毎日こうやって考えないといけない状態に正直うんざりしつつ、それでも考えないと進めないので考える。性格的にもっと肩の力を抜けると良いのですが…。

スティックを使っての加速ドリルを何本かやりました。前日からの流れです。一歩目の投げ出しの部分を繰り返しました。最近部の雰囲気が重くなっています。当然ですがこのままの雰囲気で練習の質を下げるというのは問題があります。何のためにやっているのかわかりません。akaneだけが走る前に「行きます」と大きな声を出していました。様子を見ていましたがやはり他の者は声を出しません。苦しい時、状態が良くない時程意識して声を出して雰囲気を変えていく必要があるのです。ここが分からないままでは困ります。全体に話をしました。雰囲気作りという最も基本的なことができなければチームとしての活動は成り立たないのですから。以後は声が出始めましたが本当なら自分達でしっかりとやらなければいけないのです。周りで中学生がうちの練習風景を見ています。中学生と同じ事をやっているつもりはありません。示す事が出来るのは選手だけです。
このスティックでの加速でyukaがいつもと同じ幅で走れなくなっていました。身体が進むので処理できなくなっているという感じでした。身長は大きくないですがらしっかりと進めばある程度のストライドは確保できます。動いているなとは思っていましたがかなり改善されてきている感じがしますね。

その後、カーブ走をしました。カーブから直線への入りで内傾の開放を意識させました。ここは中学生も一緒に走らせて欲しいという申し出がありました。うちの選手と一緒にというのではなく同じスペースで走るというだけでしたが(笑)。内傾に関してあまり考えたことがないと思うので一応説明しました。前日中学生が走る姿を見ていたらカーブの真ん中を走っている者がいました。かなりもったいない…。少しでも貢献できるのであればと思っていたのですが説明しました。この辺りからうちの選手の走りをしっかりと見ることができましたが、久々に走っている割にはかなり走れていたのではないかと思います。

少し休んで短短と短長に分かれて走りました。中国大会以後テスト週間に入ったのもあったので60m以上の距離を走っていません(笑)。本当は150mくらいを走りたかったのですがさすがに厳しいだろうなと判断して120m中心の練習としました。スピードを維持できる距離にしておかなければ練習効率が悪くなりますから。
男子は卒業生も一緒に走ってくれたので質が上がりました。故障気味だったotaniは本数は持ちませんが久々に動きに切れがある走りができました。現時点では合格点かなと思います。1年生も少しずつ確実に走れ始めました。やっと基礎筋力が上がってきた感じがあります。

女子は120mを数本走りました。最初から追い越しの形で走らせました。女子のテーマは「rinaを強くする」です。唯一のインターハイ選手ですから全員の力を合わせて戦えるレベルまで引き上げていきたい。簡単なことではありませんが、57秒前半で走れる力はあると思っています。ここまで上げていけば予選通過の可能性が少しだけですがあります。
本数は抑えましたがかなり質の高い練習が出来たと思います。これまで1本目で爆発的なスピードが出せなかったrinaが前を追うことで最初の2本でかなり力を使うことができました。狙い通りの練習です。力を使い切るというのが出来るようになれば短時間でも強くなれると思います。他の者もスピードレベルが高かったと感じました。真剣に取り組む大切さを肌で感じてもらえたのではないかと思います。

終了後、学校に戻ってウエイト。以前から土曜日は比較的長い練習になりますから学校に戻った時に軽く食事を摂るように指示を出しています。まー指示を聞いていない者もいたようですが…。書くと長くなるので止めておきます。
ウエイトを終えてから昼食、更に自分達で今後の予定を立てていました。ここに関してはまた書きますが、初めての取り組みですが選手の成長を促すためには必要なことだと思います。

ちょっと疲れてます…。そんなものかもしれませんが…。
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基本的な動きの確認

2010-07-11 | 陸上競技
金曜日、クラスマッチがあったのでかなり疲れているだろうと予想していました。休息時間があまり無い中で一日中動きますからかなりきついと思います。土曜日は走り込んでおきたかったので金曜日はそれに合わせて動きの確認をしておきました。ここ最近練習をしっかりと見ることが出来ていなかったので金曜日くらいはと思っていたのですが、様々なことがあったため女子に関してはあまり見ていません。インターハイ出場選手もいるのにこのような状態で本当に良いのか?ここをつかみ取るまでにどれだけの事をやって来たのか…。途中で時間の無駄だから練習するほうが良いのではないかと話をしたのですが結局6時過ぎまで練習場所には来ませんでした。この事をどうとらえるのでしょうか。

男子の練習を見ました。基本的な動きの確認と身体の使い方です。ここ最近は軸作りに時間を割いています。身体にかかる負荷としては大きくないと思いますがじっくり動かしていきますから支持脚で身体を支えて反対脚を上げるという動作を繰り返す事でバランスや基礎筋力の向上につながっていくと考えます。スティックを使ったもも上げで動きの意味を考えさせました。なぜそのような動きをしているのか?こちらから質問をしてそれに答えさせる形をとりました。今までの練習では一方的に与えられるモノでしかありませんでした。考えて意識してやるというのも与えられているからやるという部分があったと思います。ここを変えていかなければ次の段階には進まないと考えています。

加速段階の動きにも時間を割きました。どうしても中間の動きの習得に時間をかけてしまいますが、昨年からこの部分の改善に主眼をおいて取り組んできました。何度も何度も繰り返していかなければ身に付きませんし、常にメンバーは変わっていきますからやってきたといってももう一度1から積み上げていく必要があります。身体の投げ出し、脚の運び方、接地場所など繰り返しやりました。

ここでまた「話がある」みたいな雰囲気になったので練習が見れなくなりました。うーん、もったいない…。本当は各自が自分だけできちんと考える話だと思います。加えて上級生が1年生に「帰って自分だけで考えろ」と伝えたようです。「帰る」というのを私のところに言いにきました。本当に自分だけで考えられるでしょうか。今はメールがありますから何かあればすぐにメールで相談(言い分を聞いてもらう)します。大部分は「あなたは悪くない。間違っていない。悪いのは相手だ。」と無責任な受容をします。こちらのほうが人付き合いとしては楽ですから。聞いてもらう方も自分の意見を簡単に受け入れてくれる人間に近寄っていきます。「違うのではないか?」という意見をくれる人間には近寄りません。高校生には分からないのかもしれないですが…。

ショートは各自で。男子がショートをやっているときに女子はドリル。うーん、非効率です。しかし、これはこれで長い目で見たときには意味があるのかもしれません。どれだけ時間がかかってもやるべきことをやる。スタートする時間が遅くなったらそれを補うだけしっかりと取り組む。
3年生女子には「自分達が一番だと思うな」と話をしました。今まではこの「枠」にとらわれていました。選手だけではなく私自身がその「枠」から抜け出せなかったから勝てなかったのだと思います。声を出す、補強をする、力を出し切るというのをもっと求めていかなければいけないのだと。周りと比較して「やっている」と思うことでそこで成長が止まってしまう。満足したら終わりなのです。まだまだ成長できる部分を残しています。

グランドにゴミが落ちていました。クラスマッチで使ったモノが捨てられています。このことは今の部活で目指している事と真逆なものです。自分さえ良ければ良いのか?一時的な満足、快楽が得られればそれで良いのか?これをやれば次にどうなるのかを予測して行動ができないというのが今は多い。悲しいことですがこれが現実です。自分が信じた道を信念を持って生きる。できる高校生はほとんどいません。刹那的な感情を優先してしまう。教育というものは本当にこれを変えることが出来るのか?十数年かけて作られてきた性格というものを変えるのは教師なのでしょうか?限界があるのではないかと無力感を感じています。それでもやらなければいけないのは分かっています。止まることは許されない…。辛いですがやるしかないのだと思います。

暗い内容が多くなっています。すみません。が、この数週間本当に経験したことのストレスを感じています。数年前感じたドン底の気持ちよりもさらに苦しいかもしれません。それでも前を向かなければ選手に話は出来ません。打ち克つのは自分自身の「心」です。止まれません。進みます。
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