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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

新年度スタート

2011-04-01 | 陸上競技
金曜日、4月1日新年度がスタートしました。気持ち新たに県総体、中国大会に向けて取り組んでいきたいと思いますね。それとは別に前日のことについて練習前に読んで話をしました。細かい事かもしれませんが、チームを作っていくためには大切なことだと思います。今やろうとしていることをきちんと理解させていく必要があります。

下級生は上級生の姿を見て育ちます。新1年生の指導は本来であれば2年生がやらなければいけません。3年生は自分の事をしっかりと取り組む事が大切です。上級生がきちんと出来ないのに下級生に指導は出来ません。自分が出来ていないことを下級生に話しても誰も付いてきません。競技に取り組む姿勢と日常生活での姿を示していくことで人が付いてくるのです。きちんとやっている人間は自然に周りの者からの信頼を獲ることができます。信頼を獲ようとして表面上の指導をしている間は逆に信頼を失います。自分が正しい行動をしていれば自然に人が付いてきます
相手に良く思われたくて優しく接する。それでは何も生まれません。ダメなモノに対してきちんとダメだと教えていける人にならなければいけません。それを素直に聞けないような人間ならそれまでです。今後何をやっても変わりません。中心となる人間がきちんとした取り組みが出来なければチームはできないのです。

私は朝から会議でした。練習はほとんど見ることが出来ませんでした。仕方ない部分ですが、もっと効率良くやれば絶対に時間が確保できるのではないかと感じました。会議が終わったのは11時半。それからできる限り練習を見ました。1年生はドリルともも上げをひたすら繰返し。上級生はスタート練習、スタンディングからの加速、ショートにしました。スピード的にはまずまずですね。30分間フリーにしました。明日の練習に備えて自分が足りないと思う部分を意識してやるように指示しました。これまではこのような組み立てはやっていませんが、自分でやるんだという意識を持たせないといけませんから意図的に時間を作りました。

動いていない者がいたので個別に動きを見ました。走り自体がかなり難しいタイプです?良いときは本当に進むのですが一旦崩れると全く走れません。別人のように走れません。これは膝の引き出しが弱くなり重心移動が小さくなるからです。タイミングが少しズレると全く進まなくなります。かなり手がかかります…。最終的には走れるようになりましたがなかなか大変です。すごい記録を出すかもしれませんが、県で6番くらいになってしまうかもしれません。自分で感覚を磨いてもらいたいですね。

最後に全体を集めて話をしました。新年度ですから、これからの取り組みをどうしていかないといけないかというのをしっかりと理解させないといけません。基本的には前述の話が中心です。自分自身のために最大限に努力できるようになるかどうかです。私が一番評価するのは補強の強さです。補強はやったら必ず強くなります。見えないところで努力していけば強くなるのです。本当に強くなりたいと思うなら一生懸命に補強をすることです。自分の目標のために全力で取り組めるかです。
この部分をきちんとやるためにはやはり日常生活を送る必要がある。全てはつながっています。陸上の練習以外の場面が適当だったら絶対に結果は出ません。周りに流されずきちんと正しい道を進んでいかないといけません。

もう少し話しましたがこれは割愛(笑)。県総体でどう戦うかの話ですから。どこまで伝わるでしょうか。上級生が下級生に示すものは何でしょうか。理解して全力で取り組んでもらいたいですね。
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考えさせられる日々

2011-04-01 | 陸上競技
木曜日、練習は少人数でした。新入生は離任式に出席しますから上級生のみ。前の記事のように1人は全く別で話をしましたから更に少なくなります。また1人離任式に出たいという事だったのでそちらに出席させました。お世話になった方に感謝の気持ちを伝えるというのは大切なことですから。前日の練習後に行くことも可能だったのではないかと思いますが、一応気持ちを汲みました。代わりに午後から練習をするように指示を出しました。私も付き合うと伝えました。

練習は身体作りメニュー。とにかく筋肥大は避けたい。今までかけていた負荷を様々な部分で軽減しました。これによりよりスピードを意識して動かす、動きにキレを生み出すというのが狙いです。シャフト補強もこれまでの重りから少しだけ減らし、別の形でかけていた負荷を外して動きやすくしました。これだけでずいぶん違ってくるはずです。一歩で大きく動けるようにしていけるはずです。これからは負荷をかけて強くなるという部分からより動きにスピード感を持たせるようにしたいと考えています。

練習終了後しばらくしてから離任式に行った選手から午後も休ませて欲しいという連絡が来ました。最初からそうなる可能性があったのは間違いないと思います。これに合わせて練習に来れる1年生にも声をかけるように指示を出していましたから、責任感の問題が生まれてきます。人情として分からなくはない。が、呼び寄せた者はどうするのか。結局誰も来なくなりましたが考えなければいけない部分です。当人にもきちんと話をします。怒りではなく理解させなければいけない。これを重視していきたいと思います。冷たく突き放すだけではなくやはり理解するまで話すことが大事だと。その場にいた他の者にも考えるように話しました。この部分の問題点をきちんと理解しないといけません。

また個別に練習を見て欲しいと申し出ていた者がいました。明らかに動きが崩れていました。力任せに無理矢理身体を運ぼうとする走りでは絶対に走れません。指摘してきましたがなかなか感覚が鈍く理解できません。別メニューで修正しなければダメだろうなと感じていたときに自ら申し出てきたので受け入れました。
パワーで動かしていましたからきちんと膝が引き出されず、重心の移動が生まれません。股関節が広がる前に足が落ちる。だから回転が後ろになる。それを無理矢理運ぶ。悪循環です。時間をかけて1からやり直しました。感覚的にはあまり鋭くありませんから地道にやる以外にはありません。技術的なもの以外の問題点もありますが、今は動きが崩れているのが明らかです。それを修正するだけでかなりスムーズに動き始めました。順序を追ってやっていけばある程度は動きが戻ります。これは大事なことだと思います。これで本人が更に意欲的に取り組んでくれれば良いのですが…。

色々な事に考えさせられます。こうやってblogに書くことで頭をまとめる、これを見る選手に考えるヒントを与える。その役割を果たしているかどうかは分かりません。何か少しでも伝えられたら…と。考えさせられます。
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逃げてはいけない

2011-04-01 | 陸上競技
ここ最近、ちょっと浮かれている感じが強くあります。中国合宿を経験して自分が本当に何をやらないといけないのかを感じ取らなければいけないにもかかわらず、甘い部分が出ていると感じていました。本当にやる気になれば様々なことが変わってきますがほとんど変化が見られません。このままではまずいと感じていました。その部分を指摘して考えさせました。すると「色々考えるので明日は休む」というメールが・・・。これは完全な逃げです。本当に強くなりたいのであれば今の自分の現状と向き合わなければいけないのです。「休むのは勝手。次の日は会議だから話は聞かない。翌日は専門練習だからそちらが優先。次週以降は自分でやりなさい。」と返信をしました。逃げている間は本当の成長はありません。

翌日本人が来て話をすることになりました。何を考えているのかをきちんと聞くことにしました。これまでチームを作ってきた「エース」と言われてきた上級生と比べて自分がそれと同じようなことができる自信がない、という話でした。それと練習を休むのは別問題だと思います。本当に自分がやらないといけないことを見失ってもらうと困ります。また、前日に「先生をインターハイに連れて行きたい」と言っていました。これも私としては納得できません。私のために競技をやるのであればやってもらう必要はないと考えています。自分自身が自分の意志でインターハイを目指すのであれば意味がありますが、人のためにやるのであればそこに本来の目的はありません。きれい事です。

「エース」という言葉、自分から口にするものではありません。自分自身がインターハイに行きたい、チームとしてインターハイに行きたいという気持ちが強くある。そのために様々なことを一生懸命にやる。自分が強くなるために手を抜かず全力で取り組む。それができて自然と周りが認めてくれるのです。周りから認められるために練習に取り組むのであればそこに意味はありません。自分自身のためにやっていくことが自分を強くする唯一の方法なのです。
誰かと比較することに意味はありません。過去の自分から少しずつ強くなっていくこと。これが全てです。本人がその気になれば無限の可能性が広がっています。できると思ってやっていかなければ何もできない。これは間違いない事実です。チームが強くなるためには個人が強くならなければいけません。弱い者が集まっても勝負できるレベルまでは届かないのです。「チーム」で戦うためには「個人」がどれだけ強くなるかです。リレーで戦うことを考えると各自が意識して物事に取り組む必要があります。また、「個人」が強くなるためには「チーム」が強くならなければいけない。ライバルがいるから負けないように意識する。自分なりの一生懸命ではなく誰から見ても一生懸命に取り組めるようにならなければ力は付かないのです。

強くなるために近道はありません。地道な努力だけです。体重を減らすためにも自分で地道に取り組んでいく以外にはないのです。薬を飲んで痩せるというのは結局身体にダメージがきます。この冬季ずっとずっと言い続けてきたことです。これがなかなか伝わらないから結局今のような状態になる。痛い目に合わないと分からないのかもしれませんが、その時には間違いなく手遅れです。もうその寸前まで来ています。間に合わない可能性も十分あります。それでも諦めるわけにはいきません。やるしかないのです。時間はない。逃げている場合ではない。口だけでいうのは誰でもできる。そのことを各自が認識できるでしょうか。

普通の選手が全日中に出場した選手達に勝というのは簡単なことではない。誰もができるわけでもない。諦めたら面白くないですからね。やるからには全力でしっかりとやる。どこまで伝わるでしょうか。これをしっかりと考えてもらいたいですね。
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