kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

卒業生

2011-04-25 | 陸上競技
支部大会、大会運営の手伝いに卒業生が来てくれました。仕事が休みの時に申し訳ないなと思いながらも頼むと快く引き受けて手伝ってくれました。本当にありがたいですね。

今までこういうつながりはあまり無かった気がします。男子の選手が少なかったというのもありますが、卒業後に大会に来る男子はほとんどいませんでした。昨年の卒業生は陸上が好きで3年間競技をやってくれた子達でした。この頃から練習はかなりハードになっていましたから耐えるのは大変だったと思います。卒業した後に「何度も辞めようと思った」と笑いながら話していました。入学当初は8人いた同学年の男子も最終的には4人しか残りませんでした。あの練習の中で残った4人ですからかなりの精神力です(笑)。
卒業後、なかなか会うことは出来ませんが今回2人が手伝いに来てくれました。この春卒業した現役選手も合わせて3人が手伝ってくれる。働きぶりもしっかりしていたようです。他校の先生からも高い評価を受けていました。現役時代が云々というよりもこうやって卒業後に誉めてもらえるというほうが指導者としては嬉しいですね。「社会人として」という話をしながら高校時代に部活の指導をしてきました。それが生きてきている。私の指導云々ではなく、私の手を離れた子供達が自分達の力でしっかりとやってくれているというのを客観的な評価をしてもらえるというのが嬉しい。大人へと成長してくれています。

また、女子の卒業生も多く来てくれました。役員の仕事があったので(スターターを1人でやっていたので…)、来ているのは分かっていたのですがなかなか話をすることが出来ませんでした。こうやって気にかけて見に来てくれるというのも嬉しいですね。今の在校生とは関わりが少ないのですが、それでもちょくちょく見に来てくれます。気にかけてもらえる。私も話ができるので楽しい時間を過ごすことができます。
今回も大会終了後にしばらく話し込んでいました。一生懸命にやってきた生徒達だからこそこうやって話ができます。大半は雑談ですがこういう時間も大切だなと思っています(笑)。

卒業生との関わりが途切れないというのはありがたい事です。いつまで続くかはわかりませんが(笑)。それぞれがしっかりと働いていき役割を与えられていくとなかなか会う機会がなくなっていくと思います。しかし、それはそれで私にとっては嬉しいことです。なかなか会えなくてもしっかりとやってくれている事が分かると嬉しいですからね。

最後の男子マイルを見てもらえたのは大きかったと思います。チームが一丸となって応援する姿は私も良いものだなと感じましたから。卒業生が悲しまないためにもきちんとしたチーム作りをしていきたいと思います。少しでも成長した姿を見せたいと思います。
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支部大会

2011-04-25 | 陸上競技
土曜、日曜と2日間支部大会が実施されました。これで上位入賞しなければ県総体に出場することはできません。山口は「シード」という制度があるので昨年度の県新人決勝進出者、県高校ランキング10位以内はシード選手として扱われます。エントリーさえすればレースに出場しなくても県総体に出場できます。リレーも同様。他県ではインターハイ優勝候補であっても支部大会等でミスをして失格すると県総体に出場できませんが、山口県は各校1チームリレーでの参加が可能というシステムになっていますからシビアな部分がありません。それに救われている部分もあります。大会前日には選手に「ここで勝ち上がれなかったら県総体でも戦えない」と話をしておきました。緊張感を持って取り組まないといけません。それでもかなり甘いですが・・・。

大会は天候がかなり悪く記録は100%出ないという感じでした。ホームストレートはほぼ向かい風。風速計時の接地場所の関係で2m程度で表示されていますが、間違いなく倍近く吹いていたと思います。そのうえ肌寒い。アップする場所も限られるので身体が温まりません。記録狙いというよりは淡々と勝負に徹するしかないという感じの大会でした。特に手動計時ですから記録も曖昧です。1人が全員のタイムを測定するわけではありませんから間違いなく誤差が出ます。レースによっては1位の記録よりも2位の記録が上回るということもあります。これは仕方のないことだと思っています。今の状況ではこの状態はどうすることもできません。順位決定戦という部分が大きいですね。

その状態が影響するのかレース自体がピリッとしません。盛り上がる部分がないまま過ぎていくという感じです。特筆するほどの記録もなく。ここ最近のチーム状況を如実に表しているという感じでしょうか。特に男女の4継。これは考えさせられる部分です。男女共にバトンミス。それも少し詰まったというレベルではなく完全にタイミングが早い。どちらも完全に止まった状態でバトンをもらう感じでした。タイムは・・・。本当に危機感を持ってやっていかないといけないと思いますが、選手がそれをどう感じるかだと思いますね。タイム云々ではなく流れが非常に悪い。この状態で上のレベルでは戦えないと感じています。

1日目終了後に少しだけ話をしました。こういう結果になっているのはこの数週間の練習がきちんとできていないから。もっといえば冬季からの甘さが大きく影響している。きちんと言われたことを理解しないでやるだけの練習をしているから結果は出ない。春先に「これならいける」という手応えをきちんと感じることができる状況に持って行かない限りはどれだけ焦っても戦えないのです。このことは今更どうにもなりません。どれだけ本気になって取り組んでいくかです。全体的に自分に甘い。体重管理も指導者が言い続けてもほとんど変化がない。「少し重い」くらいであれば問題はないのですが、こちらが考えるよりも大幅にウエイトオーバーです。この状態で戦っていけるほど甘くはありません。本人達はどれだけそのことを感じているのか。チーム不和が続く限りは、こちらが本当に求めることもできないと思いますね。

2日目、女子の400mは3人出場しましたが2人は前半から飛ばしました。これは持たないだろうというレベルの飛ばし方でしたがこの部分は非常に評価できます。数週間まともに練習ができていない中で後半の減速を恐れずに入るレースは次につながります。3人のうち1人は前半スロー。もちろん後半も全く動かず。これでは上のレベルでは戦えません。この「差」は大きいですね。後半型のレース展開をする練習はしたことがありません。400mを走るためにはこのようなパターンでは厳しい。本当に戦うためにはもっともっともっときちんとした取り組みが求められます。甘さが目立ちます。あと1ヶ月しかありません。

男子のマイルが始まるまでに総合得点で1点負けていました。マイルで勝てば同点。同点になれば優勝数でうちが総合優勝、負ければ2位という非常に緊迫した状況でした。取りこぼしもいくつかあり、長距離種目の出場辞退もありかなり厳しい状況を迫られていました。最初の予想ではどう考えてもうちの分が悪いという感じでしたが、こつこつと積み重ねてなんとか1点差。これはやるしかないと思い、マイルを走る4人には声を掛けました。今回は中距離選手を1人アンカーに使うことにしました。それを考えてもうちに不利。勝たなければいけない相手の方が数段上でしたから・・・。相手がメンバーを変えてくれていたのでひょっとしたら勝てるかもしれないという希望はありました。
1走の1年生が個人レース以上の良い走りをしてくれてほぼ同時。そこからは逃げるだけ。ひたすら逃げてなんとか逃げ切りました。これは大きいですね。相手があることですから簡単に勝てることではありません。互いに全力を尽くしての結果ですからどちらもよくやったと思います。運良く勝てたというだけです。互いの健闘を讃えたいですね。久々に盛り上がりました。

男女共に総合優勝できました。支部大会の総合優勝を目標にしているわけではありません。女子は長距離選手が1人もいませんから厳しい状況です。一つの形として総合優勝には意味があると思います。1点ずつの積み重ね。それが大きな結果につながっていく。特に男子のマイルは普段一緒に練習をしていないメンバーがリレーを組んで戦う。これは大きな事です。チームとしての一体感が生まれてくるともっともっと強くなっていくと思います。この部分は大きいですね。

県総体に向けてどこまでモチベーションを上げることができるか。しっかりと見据えてもらいたいですね。
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