kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

追い風での練習

2011-04-06 | 陸上競技
火曜日、久々に競技場に行くことにしました。年度末の人事異動により長距離担当のhirayama先生がご栄転されました。そのため長距離が練習する間は競技場で一緒に練習をするという形態を取ることに。競技場の使用に関して様々な話があり、指導者不在で競技場内に入ることはダメだということになったので・・・。長距離の練習はポイント練習だったようで短時間で終わりました。走るのを遠くから見ているだけでしたが・・・。エース格の2人が抜けて厳しい状態です。一人でも多く県総体に出場できるようにしてもらいたいですね。

練習は久々にコンディショニングから入りました。ここ最近全くやっていませんでした。新入生が入ってきたこともありますし、本アップの前にしっかりと身体をほぐしておく必要があります。レース前に自分の身体が一番動く状態に持って行かなければいけません。静的な柔軟だけではなく動的な柔軟をしっかりと行っておく。ドリルとは全く別の問題です。動的柔軟性を高めることでパフォーマンスは高まると思います。この辺りを意識させながら肩胛骨周り、股関節周りを動かし続けました。それなりに動くようになったのかなと思いますが、もっと大きく動かせるように日頃から意識させなければいけません。

前日にできなかったドリルを重点的に行いました。接地ポイントにしっかりと入る。その感覚を繰り返し繰り返しやりました。上級生は少しずつ幅を広げ、1年生は狭いままで。ここを急ぐと動きが完全に崩れてしまいます。上級生のリズムに合わせてやろうとすると速く動くことがメインになってしまって開いてしまう。これでは何の目的でやっているのか分かりません。慌てず丁寧に。そのままの流れでもも上げからランへ。重心移動を身につけさせるための大切なポイントです。特殊なドリルをやると速く走れるような気になりますが本来の狙いとする動きが不明瞭になります。何を目的にやっているのかをしっかりと理解させなければいけません。加速ドリルも少しやりました。新入生は本当にやるだけ。細かい部分よりもしっかりと身体を動かすことで十分だと思います。まだ目的意識が明確ではない状態で走りながら意識はできない部分があります。見ていて上級生で動きが鈍い者がいました。これでは走れないだろうなと個別に指示。1歩目が上手くいきません。もっとスムーズな加速ができるようにしなければいけません。

この日ももう一度トゥトレで数本引っ張りました。前日のスピード刺激が不足していると感じたので。動きが崩れても構わないので神経系に刺激が入らなければいけません。無理矢理でも重心移動を生み出し、それを実際の走りに活かしていく必要があります。前日のトゥトレはそれなりに走っているという感じでした。もっと走らせれば良かったのですが・・・。オーバースピードを入れてからショートへ。前日から比べると少し動きが良くなっています。スピード感もあったかなと。試合用のスピードレベルまで到達はしていませんがしっかりと準備をしていけばいいかなと。ちょうど追い風も吹いていたのでそれに合わせてしっかりと走れたと思います。

最後に刺激として120mと250mを走りました。セット走の形です。本来であればもう少しスピード持続系の負荷をしっかりとかけておきたかったのですが、ここ最近は短短に偏ったメニューになりつつあります。もっと走らないといけないなと思いながら・・・。1週間前に中国合宿があり、ほとんどの者がそこでかなりの量を走っています。疲れが抜けきらない状態になるのは怖いので、意図的にコントロールしてしまいました。
追い風が強くなってきたのでそれに合わせて走りました。120mもある程度はスピードが出るようになっていました。250mも同様。250mは最後のスピード持続ができるようになってきていました。体重の減少も少なからず影響しているのかなとは思います。本来のスピードを全員が取り戻さない限りうちのような普通のチームが戦える事はありません。厳しいようですが今の状態ではギリギリ中国大会に行けるかどうかのレベルです。もっともっと全体が緊張感を持って取り組まないといけないと思います。波がある間は絶対に強くなりません。記録会が終わったらもう一度かなりの負荷をかけて追い込みたいと思います。中途半端な負荷ではいけませんから。

もうワンランクレベルが上がらないと戦えないですね。もっと真剣に自分の身体に目を向けて取り組んでいってもらいたいと思います。
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