kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

気分転換

2011-04-07 | 陸上競技
水曜日、本当であれば少し走りたかったのですが日程的に微妙になってしまったので少し変則的な練習形態にしました。身体を動かしておきたいという部分と少しは練習を落としておこうというのがあったので。

いつも通りサーキットをやってからメディを使った身体作りをしました。普段の練習の中に「楽しくやる」というのはほとんどありません。気持ちの切り替えが上手くできないので常に集中させて取り組ませるようにしています。今回は騒ぎながらでも良いのでしっかりと身体を動かしたいと考えていました。
いつも合宿等でやるメディを使ったアップをしました。メディを落としたら最初からやり直しというものです。これだけでかなりの運動量になりますし、それぞれの性格を把握するのにはちょうど良い内容です。ワイワイ騒ぎながらも動きや取り組む姿を見ることができます。

途中でバツゲーム付の練習内容にしました。真剣勝負を促すためには大切かなと。負けた者は遠くに離れて大きな声で一言叫ぶというものです。こういう事をかなりの選手は嫌がります。当然ですが(笑)。よく考えてみるとうちのチームが大きく変化してきたのはこういう「どうでもいい」と思われるようなことを実施し始めてからです。最初は練習でもほとんど声が出ないような状態でした。勝負をしようという状態になってもこれでは戦えません。男子が非常におとなしく、「バカになる」という事ができませんでした。ムードメーカーというところまでいきませんからなかなかチームに活気がありません。そこで近くの公園に行って全員に大きな声で叫ばせるという練習をしました。それ以後は1年間練習の前に競技場の真ん中で毎日大きな声で「決まり事」を叫ぶということをしました。周りから「なにをやっているんだ」と批判されましたが(笑)。その辺りから大幅に変わり始めました。他の集団よりもとにかく前に出ようとする。こういう姿勢が身についてから強くなり始めたと思います。

選手にはその話も少ししました。陸上競技は1人ずつで戦っていく。周りから注目を浴びても自分の力を発揮できるようにならなければいけない。恥ずかしがって周りの目を気にするようでは自分の最高のパフォーマンスはできない。「大きな声で叫ぶ」という行為はそのための練習です。練習中に大きな声を出す。これも同様。周りの部からなんと思われようと自分達のやると決めたことをしっかりとやる。これが大会でのパフォーマンスにつながっていくのです。まだまだ大人しい。自分達の仲間内ではワイワイできますがこの部分ができるようになれば全く違ってきます。もう一度以前のように何か考えていかなければいけないかもしれませんね。勝負をするつもりならそれくらいの覚悟はないといけません。

あとは外補強を。これはいつも通り。これももっともっと大きな声が出せればいいと思いますね。普通のチームと比べると声が出るようになってきました。しかし、比べるのはそこではなくもっともっと上。比較するだけではなく自分達がどうなのかをもっと考えていく必要があります。もっとできるのに最大限にやっていないというのが問題なのです。1年生は例年と比べるとかなり声が出ます。上級生が負けないようにしてもらいたいですね。

終了後、前日休んでいた1年生を別メニューでドリルをさせました。不足分を補うことが必要です。休んだから終わりでは次にはつながりません。合わせて上級生が「動きをみてもらいたい」というメールを前日に送ってきていたので一緒に練習させました。もともと膝が上がらない走りをします。それもあってか動きの切り替えが遅く、身体が前に進みません。膝が出てこない部分を修正したいのですが感覚的に鈍く難しい。あえて「もっと上げろ」と指示しました。膝を引き出すイメージができないので「とにかく上げる」という意識でやらせたらどうかと。これがうまくはまりました。感覚的なものを言葉で表現するというのは非常に難しい。一律に同じ言葉で通じることはありません。ここをしっかりと選択しないと伝えていくことが重要です。難しいですね。

気分転換になったかもしれません。たまには・・・ですね。
コメント
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