kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

日曜日

2012-09-19 | 陸上競技
月曜日、この日は練習を休みにしていました。が、翌日から就職試験が始まるので何人かが学校で面接練習をしたいという事でした。台風が近づいてきている中で登校は危険だと思っていたので無理かなーという感じでしたか、目が覚めて数分後に「もうすぐ学校に着く」というメールが(笑)。どれだけやる気なのかって話です。

7時過ぎに学校に行って話す内容の確認。面接練習云々ではなくきちんと頭の中を整理させていきました。話をしたい内容が幾つかあるようなのでそれをできるだけ端的に話せるようにまとめていきました。

そうこうしているうちに他にも2人来ました。真面目です(笑)。それぞれの対応をして面接練習をやってかなりの時間を使ってやっていきました。台風云々ではなくこれから先につながる大切な時間をどう使うかという部分ですね。

合間を見て何となく「エビを飼いたい」と思っていたので簡単な道具を準備してエビを買う事にしました。エビを飼ってどうなのかと思われるかもしれませんが、これはめちゃくちゃカワイイ。以前からずっと育てたいと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わなくて。

実は熱帯魚を飼い始めた時に(学校でですが(笑))どうしてもエビが飼いたい欲求第一次ブームが来ました。よく分からないままお店に行くと華やかな赤いエビが売っていました。ほとんど無知の状態でしたから、とくに何も問題がないと思ってエビを購入。熱帯魚と一緒に赤と白のエビが泳いでいる姿をイメージすると楽しくてたまりませんでした。

が、翌日には居なくなってました。何が起きたのか全くわかりませんでしたが、調べてみるとエビは熱帯魚の餌の成分にも入っていました。間違いなく大きな魚たちに食べられてしまっていたのです。自分の無知に情けなくなってエビを飼うのを諦めていました。この時は熱帯魚を育てるだけでも大変だったので、エビどころの話ではありませんでした。

今回はとにかくエビを育てると決めました。実際に購入して水槽の中に入れてみると私が考えていた以上にカワイイ。完全にハマりました。分かってもらえないかもしれないですが、エサをひたすら食べて行く姿は本当に癒されます。ここ最近色々なことがあってストレスが蓄積していました。それが一気に吹き飛んでしまうくらいの可愛さです。



しばらく見ていました。弱っていた私も元気をもらった気がします。翌日クラスに生徒が来たら驚くだろうなという期待を込めて。いや、やはり私の精神的に癒される部分のためになのかもしれません(笑)。

翌日からの生徒の受験での成功を祈って早めに寝ました(笑)。
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雑感

2012-09-19 | 陸上競技
少し思うことを書きます。できるだけ言葉を選んで書きたいとは思います。

今回の県新人、リレーで入賞し中国新人に進むことができました。これはチームにとって大きなことです。うちのチームは「リレー中心」でやってきました。これはここ最近ではなく私が顧問になってからずっと言い続けてきたことです。陸上競技は「個人種目」と言われる部分が非常に多い。極端なことを言えば指導ができなくても「良い選手」に出会えればその一人がインターハイに行くこともあるからです。チームスポーツとして認められにくい部分があります。

しかし、私は「個人」だけで終わるのではなく「チーム」としてやっていく必要があると思っています。私見ですが「個人」が強くなるためには「チーム」として成熟しないといけない。一人だけ強い選手が出てくるというのは「たまたま」かもしれません。しかし、「チーム」として戦える位置にいるというのは多くの選手が全力で取り組めるからだと思っています。この違いは非常に大きいと考えています。これまで私が指導してきたのはこの部分です。「自分さえよければいい」というチーム作りは絶対にしたくない。「個人」を最大限に伸ばしていくためには「チーム」として一つの方向に向かって取り組んでいくことが重要です。

2年前、中国大会でマイルで7位となりました。大半の当時の3年生は本当に一生懸命に取り組んでいましたが、そのことを全く感じ取れない者が下級生に数名いました。この段階から間違いなく「チーム」としての取り組みは崩れ始めていました。この者達を変えることができなかった私の指導力不足と言えばそのとおりです。私にできることは最大限にやってきたつもりですが「伝わらない」というのは致命的な部分でした。結局、中国では「個」の部分がから崩れ、当初の予定とは大きく違う結果となって今しました。

その後、低迷期を迎えます。「練習」というよりも他の部分のトラブルが多すぎてどうにもならない状況が続きました。こちらの意図することが全く伝わらない。「顧問の指導が悪い」と何度も言われてきました。これに耐えるというのは本当に辛いことです。それでも一生懸命にやる数名の選手のためになんとか我慢してきました。しかし、結局はどうにもならないチーム状況になっていったとうのは間違いない事実です。「話が通じないこと」と「自分さえよければいい」という考え方をどうすればいいのか悩みましたが何も変えることはできなかった。

何年もかけて作ってきた「チーム」というものは一瞬にして崩れ去りました。本当に戦えるチームではなくなっていました。以前は県外の指導者からも「これだけ一生懸命に取り組む選手たちは絶対にインターハイに行ってもらいたい」と評価してもらえていました。この2年間、とてもそのレベルとは言えないところで我慢して我慢して指導を続けなければいけない状況が続いていました。私のために指導しているわけではありません。「選手の成長」を最優先してきたつもりです。どれだけ強くてもその取り組みを認めてもらえない選手にはなってもらいたくない。非常に難しい部分です。

昨年の県新人、女子はリレーに出場することさえできない状況でした。これまでの状況を考えると「あり得ない」状況です。もちろん、それを機に「リレーでの中国大会出場」は途切れました。県総体・県新人を通じて6年くらいは続けてきた「連続出場」が途切れたのです。どん底でした。そこから立ち直るというのにはものすごいエネルギーが必要になります。少し立ち直りを見せましたが今年の県総体も7位となり中国大会出場ならず。非常に厳しい状態でした。

この県新人、私が考えていた以上の記録で3位入賞しました。うちのチームの歴代3番目の記録だと思います。「やっと」という感じですね。「心」の部分、取り組み方の部分をここ最近は言い続けています。もちろん、足りないことは山のようにあります。私が求めるレベルが高いとは思いませんが、これまでそのような考え方で競技をしていない、生活をしていない者にとっては「難しい」「分からない」ととらえられる部分かもしれません。それでも少しずつは前進してきているのかなと感じる部分はあります。

「中国新人に行けて良かった」とは思いますが、これは「目標達成」ではありません。私からすれば「やっとスタート地点に戻れた」という感覚です。今まではスタート地点に立つ前の段階で負けていたのです。どうやってそのスタート地点に行けばいいのかを模索しながら進んできたという感じでしょうか。「満足」するレベルではないのです。

時間をかけて積み上げてきたモノは一瞬にして崩れ去る。このことを本当に感じた数年でした。言葉にすると「不快だ」と言われるかもしれないので書きませんが、本当に本当に尋常ではないレベルの事がたくさんありました。これまで積み上げてきてくれた卒業生たちの「想い」を考えると本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。自分たちの「原点」となる陸上競技部の衰退は見ていて悲しかったでしょうから。本当に申し訳なかったですね。

もう一度、全国の舞台を目指してリレーを組んでいきたいと思います。簡単なことではありません。少しでも可能性があるのであれば目指す必要があります。今まで以上に徹底していかなければいけないことも出てくるでしょう。それでも目指すからには妥協したくはありません。しっかりと「目標」を定め、全力で進んでいきたいと思います。応援よろしくお願いします。
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