kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

一日練習~午後~

2012-09-30 | 陸上競技
引き続き。午後は身体づくりとしていました。2日分の練習を一日に詰め込んだという感じでしょうか。身体づくりメニューはうちの練習で一番重視されている部分です。通常の高校生であれば間違いなく全てをこなすことができないと思います。うちの学校の運動部でこのメニューがまともにできる選手は絶対にいないでしょうね。かなりの負荷です。スポーツの基本は「身体づくり」だと思っています。目先の技術や戦略云々よりもまずは選手自身の身体をつくっていかないと話になりません。「努力」でしか身に付きませんから。まー分る人にしか分らない嫌味です(笑)。

午後の練習は2時半から。通常通りの練習と同じ内容にしました。シャフト補強とプレート歩行。この練習もじっくりと見ることができました。細かい部分が適当になってしまうので一つずつしつこくしつこく言い続けました。性格的にこういうのは得意です(笑)。全体的に疲労感がありましたがそれでも声が良く出ていたと思います。もちろん、まだまだできることはたくさんあるのですが。上級生には上級生の役割があり、下級生には下級生の役割がある。今、ムードメーカーになれるのは実は1年生なのではないかと考えています。ある選手が元気な時はチーム自体がめちゃくちゃ元気です。テンションが低くなるとチーム全体が盛り下がります。波が激しい(笑)。ここが安定してくると全体が安定してくるのではないかと。この冬の大きな課題だと思いますね。

その後は木曜日と同じで複数種目をやっていきました。最終的にはBOX補強まで。とにかく集中が切れないように声かけをしていきました。私にできるのはこの辺りだけですから。途中選手の中からも声がでていました。もっともっと雰囲気作りを自分たちでできるようになってもらいたい。とはいえ、この疲労の中で良く集中できていたのではないかと思いますね。

最終的には5時半に終了。トータルで7時間、合宿並の時間です。毎週毎週この練習量をやるのは不可能ですが大事な時期です。しっかりとやっておかないといけません。最後に少しだけ話をしました。「練習をした」という事実に満足しないことです。終わった瞬間から次に向けて動く。ダメージが大きいのであればそれに見合うだけの身体のケアが必要になります。疲れたから寝るというのでは次につながりません。しっかりと身体をゆるめておく必要があります。
また、「努力」についても話をしました。「試合」というのは普段の練習の成果の発表の場です。しっかりと練習ができているから試合に出場する意味があるのです。通常遊び半分でやっていて試合だけ頑張るなんて言うのは私の価値観にはありません。うちの選手がそのような取り組みをするのであれば試合に出る必要はないと思います。高校生は通常の練習でしっかりとした「考え方」「取り組み」を身につけておく必要があります。ここは絶対に譲れません。大事なことです。これも分る人には分る内容と言うことで(笑)。

かなり練習ができました。しっかりつ次に向けて動いてもらいたいですね。
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一日練習~午前~

2012-09-30 | 陸上競技
土曜日、色々とあって一日練習を予定していました。月曜日に知り合いのカイロの先生に来てもらって話を聞いたり身体のバランスを整えてもらったりする予定になっています。そのため月曜日は完全オフにする予定です。それならば土曜日にしっかりとやっておいた方が良いだろうという安易な考え(笑)。今後のことを考えるとがっつり練習をする時期を無くしてしまうと貯金が全くない状態で秋の数試合を迎えなければいけません。やるときはしっかりとですね。

が、この日はグランドが思うように使えませんでした。市営競技場は24時間駅伝のため近づくことさえできない、いつも使うグランドは駐車場となるため使えない、グランドはサッカーの試合で使えない。どういうことなのかって話ですね。これに関しては思うことがめちゃくちゃあります。自分の学校のグランドでさえも練習ができないというのはちょっと考えられません。少し強引に場所を確保しました。当然だと思っています。これ以上は控えます。爆発寸前でした。

最低限の練習場所が確保できたので前日と同じように動きの基本的な部分を確認しました。直線距離で60m程度しかありません。この限られたスペースでできる練習を考えた時に「短い距離での確認」が全てだと思いました。坂道を走るというのも一つの手段だとは思いますが、今のこの時期にスパイクをはかずに走るというのは・・・。また、まだ女子の1走の脚の状況が良くありません。この状態で無理に坂を走って全てを台無しにするというのは絶対に避けないといけないことです。短い距離でのスピードを重視しました。

ドリルを片足ずつで確認をすることにしました。ここ最近は両足で実際に走りに近づけて確認をしていたのですが、こちらが思うような感覚づくりになりませんでした。接地ポイントが前にずれてしまいます。これを繰り返してもいつまでも身に付かないであろうという感じだったのでちょっと変更。前に進み始めるとできていない者は顕著になります。この部分を克服するというのは簡単ことではありません。それでもやるしかないですね。

動きを確認した後前日と同じようにタイヤを。加速段階と中間の流れをひたすら確認していきました。この日はタイヤ引きで加速段階を確認した後にすぐにスタブロからの出をやりました。たんに走るだけではなく「実際に走りに近づける」ということがテーマです。限られたスペースが「できることを最大限に」という感じですね。繰り返しの中で数人は動きが良くなってきました。冬期練習などはこの手の練習をしっかりとやっていって改善していきたいと思います。

練習中、あまりにも常識を逸脱した行動が目立ちました。ぐっと我慢。というか普段から言われていないことなのでどれだけ注意してもその感覚が分らないと思います。部活動は「人間教育」だと思っています。野放しでは良くない。常識的なことをきちんと教えておかないと今後絶対に困ります。困るという感覚さえも分らないかもしれません。価値観が違いすぎて一人でどうこうできるレベルではないというのは間違いないですね。我慢、我慢。

タイヤ引きだけでもかなりの量を走りました。距離を踏むことが出来なくてもある程度集中を保って本数を走れれば・・・。中国新人は全て短い距離です。一時期はロングスプリント独占状態だったチームとは思えません(笑)。入ってきた選手の状況によって大きく変わります。短い距離でしっかりとスピードに乗せて本数をこなせば十分対応できると思っています。そこでかなりはした後にバトン走をしっかりとやりました。距離云々ではなく絶対にスピードが緩められない状況での練習ですから負荷は高いと思います。この手の練習の判断材料は跳躍選手の力尽き具合です(笑)。ばねを使って走りますから疲労でバネがなくなってくると見違えるほど動きません。通常のストライドから大きく落ちていきます。最後はヘロヘロでしたから良く追い込んだのだと思います。ここ最近の意識レベルの高さはかなりのものですから手を抜かなくなりました。当然ですが(笑)。かなり面白いと思っています。

他の者は結構走れるようになってきているのではないかと感じています。スピード的にはかなり良かったと思います。少し落としているのでその影響もあるかもしれません。とはいえ、通常の学校の練習よりは間違いなくやっているので疲れてはいるともいますが(笑)。午前中の練習終了が12時半。約4時間練習です(笑)。効率が悪くなっていた部分も多少あるので実質は3時間ちょとかなと思います。それでも負荷的には高かったと思いますね。

まずまずです。

時間をかけているのでバトンの部分も細かく話をしました。こういう練習ですからできるというのもあります。
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心の重荷&動きの確認

2012-09-30 | 陸上競技
金曜日、この日は基本的な動きの確認をしようと決めていました。色々と予定があって日程調整をしなければいけません。土曜日は1日練習にすることにしたので前日である金曜日は基本的なことをやっておきたいなと。朝練の段階で時間をかけて動きをやりました。途中どうしても気になることがあったので確認作業に奔走しました。正直、この部分は私が担当ではないと思うのですが・・・。ここ最近「本当にこれでいいのか?」と思うことがたくさんあります。ここで書いても仕方ないことなので止めておきますが・・・。

この日は精神的にちょっとしんどい部分がありました。今年来た求人に関することです。これは個人情報になるのかな~。あまり書いたら「不愉快」と言われてしまう可能性があるのでそれなりに・・・という感じで書きます。今年の求人、「3人のうち1人を採用したい」というものがいくつかあります。こういうご時世ですから致し方ない部分があるのかもしれません。しかし、生徒の側からするとめちゃくちゃしんどい部分です。担任しているクラスに関してはここまでかなり順調に内定をもらっています。本人たちの努力です。しかし、今回の求人に関しては「3人受けて1人しか採用にならない」という非常に厳しい求人です。「受けなければいい」というのではなくて「3人出してほしい」という強い要望がありました。高校生にとってはかなりきついですよね・・・。この日が合格発表予定。個人的に少しずつ話をしましたがやはり表情が硬い。当然です。こういう部分をもっと上手くサポートできるようになっていければ良いのですが、それぞれに感情移入してしまうタイプですから上手く言葉がかけられません。申し訳ない。結局、この日は発表がありませんでした。更にしんどいですね・・・。少しでも支えになれればとは思います。

午後の練習は6時半終了を目標に進めて行きました。気持ち早めに終わるのが目標です(笑)。基本的な動きをやっていきながら「シザース」の動きもやりました。この動きは目的があると思っています。単純に「やればいい」というわけではなく狙いがある。同じ動きでも「狙い」を変えると全く別の練習になると思っています。一般的にどのような動きの意識でやっているのかは分りませんが(笑)。やはりできないですね。「移動」するという感覚が著しく弱い。この部分の改善をどうするかです。少し多めに時間を取りました。

その後はタイヤ引き。先週行った内容と同じです。この日は加速局面のみに特化して行いました。最初の数歩の動きをしっかりと確認しておきたいという部分です。試合が近いのにそのようなことをやっていていいのか?と思われると思いますが、スピードを上げていくためには最初のスピードに乗せる部分は大事だと思っています。上手く乗せることができないと中間のスピードにつながりませんから。
練習の途中で卒業生が来てくれたので話をしていました。卒業してかなり経ちますが定期的に顔を見せてくれます。ありがたいですね。お互いの近況報告をしながら練習を見ていました。この子はマネージャーとして部活にかなり貢献してくれました。うちのマネージャーとしては最初で最後かもしれません。見違えるほど成長しましたからね。話をしていて感覚的に近いものがあります。大事なことです。

練習自体はまずまずの雰囲気でした。このレベルで終わってもらいたいくはないなと思いますが。少しずつ上の練習ができるようになってもらいたいですね。
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ぞうさんプロジェクトに参加したい

2012-09-30 | 陸上競技
総合実践の中で「総責任者会議」を行いました。これは総合実践の行動方針を決める非常に大事な会議です。文化祭で担当商店と協力して新商品の販売や既存商品の販売を行うのですが、外側から見るとこの部分が中心の授業だと思われます。しかし、これはメインではありません。そこに到達するまでのプロセスの中で何をするかが大事になってきます。

昨年はこの会議の中で「東北大震災への寄付」という意見が出てきました。この部分は多少私が誘導した部分がありますが(笑)。その後の行動は動きが緩慢だったので結果的に私が調べて行動させるという感じになってしまいました。不十分ですね~。本当は生徒自身が自分たちで動くというのが重要なのです。なかなか難しい部分が多かったので・・・。
今年は自分たちの中から「周南市にぞうさんを呼びたい」という話が出てきました。周南市には山口県唯一の動物園があります。今年に入って童謡「ぞうさん」のモデルとなった「マリちゃん」というゾウがこの世を去りました。うちの子供たちも大好きだったので非常に悲しいことですね。今は「動物園にゾウを呼ぶ」という取り組みがされているようです。生徒たちの意見でしたから今年のテーマはその部分にしてもいいかなと考えています。

調べてみると商工会議所の青年部が「ぞうさんプロジェクト」というものを考えられて募金を募っているそうです。少しずつ募金を集めてゾウを呼ぼうということだそうです。本校の生徒も何かしらの形でこのイベントに参加できたらと思っています。実は先週、「シリコンバンド」を作ろうという話が生徒の中で出ていました。以前は全員が共通のエプロンを作成してたりもしたのですが費用がかさむ部分があったので簡単にはいきません。昨年は「缶バッチ」を作成したのですが、結果的に販売時に付けていた者はほとんどいませんでした・・・。意味がありません。この部分の改善点として「オリジナルシリコンバンド」を作成してこれを着用するというのはどうかという感じの話が出ました。これも面白いなと思っています。

少し私もアイデアを出したのですが「シリコンバンド」に関しては結構な頻度でチャリティーなどに用いられます。販売した利益をそのまま寄付するというものです。もちろん「必要経費」がかかりますからそれは回収しないといけませんが、数を多く作ればかなり安く作成することが可能です。今回、「ぞうさんプロジェクト」に参加して高校生がデザイン&販売を行う「シリコンバンド」を作成するのはどうかと考えています。

高校生が地元の活動に積極的に参加していく。自分たちのことだけを考えるのではなく「地元にゾウを呼ぶ」という大きな目標の中で活動をするのです。これによりマスコミ関係も注目してくれるかもしれません。そうなれば更に相乗効果で「ゾウさんプロジェクト」が県内に知れ渡ることになる。自分たちの住む周南市に少しでも貢献できればという考えのもとでの行動です。大事なことだと思っています。

本当は生徒にさせたいという部分もあったのですが渉外担当ということで私が外部連絡を行いました。動物園に連絡をしたのですが「管轄外」とのこと。色々としがらみがあるのでしょうね。大変です。動物園にゾウを呼ぶということであっても直接関わるのは難しいようです。そこでfacebookで「ぞうさんプロジェクト」の担当(?)の方がいろいろとやっておられることが分ったのでメッセージを送りました。返事を頂いて「協力」してくださるということになりました。まだまだ曖昧な部分が多いので生徒と一緒に協力して取り組んでいけたらと思っています。

新しい取り組みです。こういう部分がしっかりとできると生徒は伸びてきます。楽しみです。
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