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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングを地道に

2014-10-03 | 陸上競技
木曜日、この日はトレーニング。前日の練習負荷のこともありちょっと朝は落とし目に。雨が降っていたのでバトンの受け渡しの練習だけをしました。肩が硬くて動かない者も複数いますからストレッチをしながら少しずつ対応することに。やりたいことがあってもその条件を満たさないということが多々あります。筋力不足や柔軟性の不足でできない。これは時間をかけてやっていくしかないと思っています。まだなんとなくやっているという感じが強い。

午後の練習の開始時に下級生だけ話をしました。前日のことの振り返りです。全体的に声が出ない。返事ができない。言われてからやっとやる。こういう部分の改善ができなければ成長はないと思っています。何を求められているのか把握できない者も複数います。「漠然と練習する」という中でこれまでやってきたものにとってはこのあたりは本当に難しいと思います。「やるだけ」で強くなれるほど甘くはない。

3年生の話もしました。小さなエース、練習ではそれなりにしか走りません。が、試合ではめちゃくちゃ走ります。本人が練習で手を抜いているというのではありません。そういう選手なのです。最大の武器はほかの選手に負けない「集中力」です。普段はそれほど集中していません。それを私は許している。これを選手がどう思うのか?もっと集中して練習するように求めるべきだと思うかもしれません。しかし、選手によってそれなりに対応を変える必要ばあると考えています。そのことはストレートに選手に伝えました。小さなエースには高いレベルで集中して練習することを求めない。

大会と同じレベルで集中して練習をしていたら小さなエースはとうの昔に故障して選手生命を終えていると思います。普段の練習も彼女なりの全力でやっています。矛盾しているかもしれませんが、この子が練習で出来る最大限のことをやっているのです。試合と練習での集中力が違います。別人のように違うのです。試合では100mを一本走っただけで翌日には筋肉痛が出ます。そこまで自分の中のリミッターを外して走れる女子選手はいません。そんな選手に試合と同じ走りを練習で求める事は不可能です。この子と出会って指導をする中で気づいたことです。

が、今の選手ではそこまでいきません。練習でしっかりと走れない者は試合でも走れません。明らかな違いがあるのです。だからこそ練習に対する取り組みで高いレベルを求める。一つ一つを大切にしてそれでも追いつけるかわからないのです。その状態で前日のようなことをしていたら戦えない。やらされる練習から何かを生み出すことは今の選手にはありません。ある程度はこちらが引っ張っていき方向修正を行います。しかし、最後は選手達がどれだけ本気になってやっていくかです。

練習でいつも「ファイト」という声かけをします。このこと自体が悪いというつもりはありません。しかし、何も考えずに周りも見ずに「ファイト」という声を出している。それが本当にチームの雰囲気を変えていけるのか?声をだす。出せば良いわけではありません。本当に雰囲気を良くしたり練習の効率を良くするためには「練習のポイント」を声を出して指示をする方が良いと思っています。前日、声出しをするのもとにかく何か言えば良いという雰囲気がありました。これに本当に意味があったのか?どうせ声を出すならもっと意味のある声を出す方が良い。この日の練習でそれを実践するように話をしました。それが出来なければチームとしてここでストップです。

雨が降っていたのでアスファルトの上でシャフト。これもなんとかスムーズに終えることが出来ました。練習開始が遅くなったのでやりたいことが全てできない状況でした。その中でも外せない練習があるのでそれだけはやりました。バランスディスクとジャンプ系。ケトルジャンプとダイナマックスを使った股関節の補強。更にはプレート補強。

終わりの時間は揃わなかったので各自で終わることにしました。あれだけ言ったのでそれなりに声は出るようになって来ました。悲壮感を持ったまま練習をしても効果はありません。そこをどう切り替えていけるかですね。言われて落ち込んで終わるのではなく次に何をするかが大切です。話をして選手にはきっかけとなる物を伝えてはいます。最後は本人達がどう感じて行動に移すかです。負荷的にはかなり高いと思います。それはなんのためか?もう一度考えながら取り組んでもらいたいと思います。

少しずつ前進しているのかなと感じます。小さな小さな進み具合ですが。
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ひたすら走る

2014-10-03 | 陸上競技
水曜日、午後の練習は走ることにしました。毎回毎回同じところに戻るのは何故なのか?思い返してみると支部新人が終わってから「このままでは戦えない」という話をしました。翌日にトレーニングをして声が出ないのでさらに階段サーキットを実施。それで涙を流しながら必死になってやっていく姿がありました。が、これは確実に私から強制されてやっているだけ。きついけど私に注意をされるからやる。そこの感覚だけでやっていたと思います。その後の練習も同様。練習の主体が選手ではなくなっている。これを感じながら時間だけが過ぎていきました。

水曜日の朝、前の記事に書いたように「返事」をしない。補強に関しても言われるまでは「適当」にやっている。この状況で何が変わるのか?「悔しい」と感じてから1週間しか過ぎていません。それなのにこのような状況になるというのは・・・。結局、私がやっても誰がやっても同じなのではないかという感じを受けました。県体でもう一度勝負をするんだという感じがあるのは数人。この数人の変化は著しいと思います。そのような状況だからこそ変化ない選手を評価できない。「自分なりに一生懸命」なんでしょうが・・・。

通常通りの流れでやっていく。バトンの並走、改善される気配がありません。それなりにバトンのことはやっています。話もしていますし具体的なこともやっています。それなのに毎回毎回同じことを繰り返す。県新人、2-3走でバトンミス。この前の段階で1-2走のバトンが上手くいっていませんでした。バトンをもらう位置(実際のバトンを持つ位置)が良くない。中国大会の準決勝でもこのような状況になりましたがこれは2走が適切な判断をして一瞬で持ち替えました。とっさの判断としては最高だったと思います。が、今のチームではそれは期待できません。なぜそのようなバトンになるのかを考える必要がある。結局、もらう側の手が安定しないのです。更には渡すほうが距離感がつかめず手を伸ばして渡す。そのため上体が突っ込んでしまい「何とか渡る」という状況になるのです。これで勝負をするというのはほぼ不可能。ミスをするべくしてミスしているのです。

更には2-3走、バトンパスをしました。私個人的には走順とメンバーを大きく変えたいのですが・・・。本気で。今は本人たちの意向を組んで走順&メンバーを変えず。2人は大会と同じ足長で実施。2回行いましたがどちらかというと詰まり気味でリレーゾーンに入ってすぐに渡るレベル。結局、練習できちんとできても試合でできないのです。これだけやっていて確実にわたるレベルにしたにも関わらず大会でできない。この状況をどのように考えるのか?戦うためにはこのような不安定なバトンでは無理です。勝負する水準には達しません。本当に今の状況でバトンがレースで渡るのか?不安しかありません。

走り込みをするようにしました。走る。土曜日と同様の練習。短短は120m+60m+60m。前回200mで大幅失速したので100mの練習だけではなく200mに対応できる練習にしました。長い距離を走る。これを大きく否定する気はありません。人それぞれの考え方があるでしょうから。うちはやりません。物理的に学校のグランドが120m前後しか取れないというのも影響しています。120mも単に走るのではなく「並走」として60m地点でバトンを渡すようにしました。何が何でも60mまでは前の走者についていかなければいけません。そこから60mは競争です。勝負しようと思えばこの手の練習でどれだけ力を発揮できるか。そこが大きな要因となります。女子の1-2走、大きなエースと一緒に走らせました。60mでバトンを渡してから1走が大きく減速します。全くついていけない。更には2走も大きなエースに抜かれて終わり。ここが良くない。2セット目以降、気持ちが入った練習ができなければ帰るように指示をしました。疲れてくると声も出ません。これで本当にいいのか?逆に新キャプテンは必死に走ります。目標が明確になってきてからは大きな変化が見られます。この「差」は何か?本人の内面の部分だと思っています。

短長は120m×5本。2セットやってから120m+60mを3本。かなり走りました。女子を一人短長にしています。この子は少し変わりつつあるかなと感じています。当初は「走れない」と言い訳が多かったのですがある日を境に大きく変わってきた気がします。もちろんまだまだ力は足りませんが一冬超えることができれば面白いと思いますね。

練習を見ていてやはり「覇気」が足りない。とりあえず走るという状況のままです。かなり走っていましたがこれでは駄目だと判断して折返し走を実施することに。かなり疲れていると思いますがそれどころではありません。自分のための練習をする。ここができないままで終わる。これをいつまで繰り返すのか。本数を決めずに走りました。言われて初めて声が出るようになる。この日一番大きな声が出ていました。これもどうかと思うのですが・・・。誰かが声を出して初めて自分も出す。「自分からやる」という感じになれない。それが「やらされる練習」につながっているのだと感じています。必死に走っていました。こういう状況の中で何かしら変わっていく。きっかけは何かわかりませんがこちらとしてはやれることはやっていると思います。やり方の批判はあるかもしれません。それでも一番近くで一番長い時間練習を見ている人間の判断です。

元に戻らず前に進む。これができるかどうか。ちょっと分かりません。それでもやるしかないのですが・・・。相変わらず進展のない記事ですみません。面白くないですね・・・。今は我慢の時。我慢。
コメント (6)
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