kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングについて

2014-10-07 | 陸上競技
ちょっとトレーニングについて書いておきます。別に書く必要はないのですが忘れないように。

元々このblogは私の私的な部分が大きかった気がします。その日あった出来事を忘れないように書き留めておく。今は翌日に書くようになっていますが毎日時間をかけて振り返りを行うことで次につなげていくという考えがありました。一時期は毎日やった練習もFC2のblogに書き留めていくという作業をしてました。さすがにそこまでできなくなってきましたし、思いつきの部分もあるので恥ずかしくて練習内容を公に公開するのもどうかなという感じがありました(笑)。良く考えると「書く」作業が中心となりその後本当に自分自身でblogを振り返っていない気はします。過去の練習についてもう一度見直すということはしていないですね。とはいえ、卒業生にとってはこのblogを読むことで「当時を振り返る」ということができるようです。県総体があった時には「自分たちはどうだっただろうか」と見直しているという話も聞きます。

話が大きくそれましたがトレーニングについて書いておきたいと思います(笑)。この2週間、かなりトレーニングを実施しました。技術練習と違ってトレーニングは身体作りです。これにはかなりの努力と時間を要します。目に見えて結果が出てくるものではないのでなかなか努力が難しい。継続的に取り組むためには選手自身の取り組みの姿勢が問われます。これまでもトレーニングはやってきましたが以前に比べるとやはり甘くなっている部分があります。それでも他の学校と比べるとずいぶんやっていると思いますが。

うちにくる選手は「普通の選手」です。いきなり結果を出すというのは難しいと思っています。最低でも1年くらいはかかる。身体作りというのはそんなものだと考えています。すぐに結果を出したいという気持ちは選手からすると大きいと思います。走っても走っても思うような結果が出ないというのは面白くない。それでも継続的にトレーニングをしていくことしか強くなる方法はないと思っています。細かいことを積み重ねていくことが唯一強い選手と戦える手段だと感じています。トレーニングも技術的なものも。やらなくても強い選手が存在する。これは現実です。しかし、うちの選手は地道にやるしかない。それで少しずつ「差」を埋めていくのです。

以前から「体幹の必要性」が言われています。これに関してはかなり前から実施しています。「体幹トレーニング」という言葉がメジャーになる前からやっていると思います。ここ最近はさらに「動きながら鍛える」という部分を重視しています。ウエイトや寝転がっての腹筋よりも「重心の移動を伴うトレーニング」のほうが効果があると思っています。もっともっと時間があればウエイトをするのも大事だと思っています。が、限られた時間の中で練習をしようと思えばやはり「効率よく鍛える」ほうが効果が高いのではないかと。まーそれでも練習時間は長い方だと思いますが(笑)。

先日からプレート回しとスイング歩行を取り入れています。スイング歩行は以前からやっていたのですがいつの間にかやらなくなっていました。昨年の冬までは女子は2キロでやっていたのですが、今回からは4キロ。これは投擲の動きを取り入れています。体幹から動かすという意識を持たせるために重要なことかなと。軽すぎると手で回して終わりになってしまうので重い方が体幹から回すことができるとアドバイスをもらったので。動きを身に付けるための時間が必要になりましたが2回で習得。弱い女子では絶対にできないと思います。今のところ全員ができるようになりました。もっともっと時間をかけて良い動きができるようにしていきたい。


プレート回しは上手くスイング歩行ができなかったときのために教えてもらいました。これも体幹強化です。現在女子は5~7.5キロ、男子7.5~10キロで実施。これもかなりの負荷のようです。できない選手は手だけで回して終わり。目的は果たせません。きつい種目ですから誤魔化してしまう部分もあると思います。しかし、身体の中心から動かすということを考えるとやはり「大きく動かす」というのが重要です。重くすればよいというのではなく「大きく動かす」ことで目的を果たしたいと思っています。末端を強化するというよりは「身体の中心部分を大きくしたい」というのがあります。太くするというよりは強くするという感じでしょうか。これはとにかく時間がかかります。地道にやっていくしかありません。

忘れないように記録しておきます。メディ投げのことも書いておきたいのですがこれはまた時間があるときに。忘れないうちに文章にしておきたい。
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スピード刺激

2014-10-07 | 陸上競技
月曜日、テスト週間に入る直前。翌日からは勉強時間の確保のためにそれほど練習はできません。1時間程度ということになっているので。この10日間くらいはかなりの練習量を消化してきたと思いますから疲労抜きという意味ではちょうどいいのかなという気はしています。そこまで抜く必要があるのかどうかは微妙ですが。国体に出場する選手もいますのでそれなりに落とす部分は必要になると思います。

先週は疲れた中で走り続けているのでこの日は疲労がない状態でスピード練習をしておきたいなと考えていました。追い込むというよりはスピード重視。朝の段階でドリルをやっておいて午後からはできるだけスピード。アップも最小限に抑えて走ることにしました。台風の影響もあり風が強い。その上寒い・・・。土曜日と同じ感覚でいたのでポロシャツにピステのみしか準備していませんでした。この状況で練習を見るのは辛い(笑)。選手の何人かは防寒対策を準備していました。1年生男子は半袖半パン・・・。この状況で本当に練習ができるのかは微妙。これからの季節は寒さ対策が間違いなく必要になります。

追い風ということもありそれなりにスピードが出ていました。並走を3本追い風で実施。風に対する対応が十分ではなく1本目は上手くバトンが渡せません。少し流れ気味になります。ここは難しいところですね。いつもよりもスピードが出るということはどのように対応する必要があるのか?とりあえず走るというだけでは練習にならないのだけは確かです。中には何度言ってもバトンの渡す位置がきちんとしない者がいます。「次に渡すこと」を考える。真面目にやるだけでは駄目です。練習をすればよいというのではなく「何故それをやるのか」という感覚を持たなければいけません。微妙。

その後バトン合わせへ。テスト週間に入るとなかなかできないでしょうからしっかりとやっておかなければいけません。これまでの反省を生かしてですね。この日は珍しく女子がきちんと渡りました。渡るのが当然なのですがここ最近の流れからしてここは驚き。まーそれなりに危機感を持っているのかもしれませんね。この日は多少の誤差はあるものの安定していました。これであれば渡るだろうなという感じ。なんともレベルの低いことを求めている(笑)。スプリントが上がってもバトンがきちんと渡らない限りは勝負にはなりません。きちんとやるべきことをやってからレースを迎えるのです。

逆に男子はバトンが詰まります。うまく調整できません。こちらは走力がないのですからとにかくバトンをきちんとしなければいけません(女子も同様なのですが・・・)。なかなか安定しないですね。「リレーを中心にやる」と言い続けているにもかかわらずこの状況を打破できない。このままではチームとしての戦いはできないでしょうからもっともっと真剣にとらえていく必要はあるでしょう。

その後スタートへ。この日は大きなエースと高跳び選手が一緒に直線のスタートをやりました。大きなエースはスタートが若干苦手。中間以降の走りで挽回するタイプです。以前もありましたが高跳び選手は調子がいいときにはめちゃくちゃ走ります。今回も良く走りました。30mは同時(高跳び選手の方が少し前?)、60mでも同じくらいで走っていました。これくらいの飛び出しができれば確実に12秒中盤なのですが・・・。ひょっとしたら試合の時に流しているのではないかというレベルの走りをします。ここがきちんとできれば絶対に速いのですが。練習で強い選手では戦えません。試合の時にどれだけ力を出せるのかというのが大事。

スタート後は短い距離3本ほど走りました。カーブから直線への入りを久々に。内傾を開放して一気にスピードに乗せる。連続で選手が来たので動き的に細かく見ることはできませんでしたが良く動いていたと思いますね。これくらいの走りができれば本当に面白いと思うのですが。経験不足&自信不足により思うように力が出せません。ここを克服できれば女子のリレーは昨年と同様の記録に近づけると思っています。絶対的なエースはいませんがアベレージとしてその記録に近づける。最低でも4人が12秒台に入れる可能性はあると思っています。そこまで行けば十分戦える。うちのような普通のチームが戦うためには「絶対的エース」が毎年出てくることを願うのではなく安定して走れる選手をそろえる方が確率は高いと思います。

最後に120m+60m+120m。追い風に乗ってしっかりと走れました。全体的なスピードレベルとしては良かったと思いますね。2週間で基礎筋力の向上に努めてきた部分もあり後半で大きな減速をすることもこの日は見られませんでした。まー先週練習量を増やしていたのも大きく影響しているとは思いますが。短短とはいえせめて200mは走れるようにならないといけません。現キャプテンがきちんと走れれば26秒中盤では走れると思っています。そのためには最低でも後半の減速を抑えないといけません。後半対策の練習をするからといってそれだけをやるつもりはありません。スピード練習の中でそこを克服していくことが目標です。

スピード練習としてはまずまずかなと思います。刺激を入れながら勉強と練習の両立をしていきたいと思います。
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