kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

専門練習?

2014-10-16 | 陸上競技
水曜日、この日は中間考査2日目。翌日から国体に出発するのでとにかくできることを全てやっておきたい。朝からバタバタやっていました。次に戻ってくるのが火曜日、水曜日から職場に行くことになるのでさすがにやっておかないことがいくつかあります。真面目に働きます(笑)

練習は考査終了後すぐ。国体組の1人は私と一緒に出発するのでメディ投げだけでした。夕方まで引っ張る意味はないので早めに終わらせることに。もう一人は途中まで。

練習自体は専門練習としました。珍しく(笑)。最初の段階から分けて実施。ハードルはドリルを別に。他の者はアップを同じにして 走るところから別メニュー。1時間から1時間半しか練習時間が確保できないので細かいことはできません。走る方は明らかにアップが足りませんがそんなことを言っていたら練習どころではない。普段通りのアップをしてから各自で短い距離を走ってスタート。高跳びは踏切の局面の意識。ハードルは壁を使っての踏切ドリル。

この段階で全ての練習を見ることができない(笑)。視野が狭いですね。全ての種目の指導をされる指導者は本当にすごいと思います。「見ているだけ」という人もいるのかもしれませんが、私は見るならじっくり見たいというのがあります。サラッと見て終わりではなく、動きを見て修正できるところを意識させたいというのが私のスタンス。全部を見てあれこれ指示ができるような視野の広さが必要になります。まー今の私には無理ですが。

小さなエース、スタートがあまりしっくり来ない。二歩目が出ないなと感じていたのですが本人は一歩目から全くダメとのこと。普通に出ていても感覚的に不満が残るのでしょう。大雑把なところもあるのですがこういう細かい所や自分の動きに対しての感覚はめちゃくちゃ鋭い。気がついたら練習が大きなエースにチューブで引っ張ってもらっていました。やりたい動きができなかったらそのままにしないで改善する。競技に対するこういう姿勢は抜群です。これが全てにつながって行くともっと大きな成長をするのでしょうが、これはこれから期待します(笑)。結局、改善されて良い感覚で終わる。他の者は気づかないのかもしれませんが、ここの差が競技力の伸びにつながっているのだというのは明確ですね。

ハードル、最後に一歩ハードルをしました。本当は5歩ハードルか7歩ハードルをやりたかったのですがそこまで到達できず。一歩ハードル、通常は少しずつスピードが上がってくるのですがうちの選手は後半減速。ここには様々な課題があります。途中で届かなくなって止まってしまうのである程度動きの指示をして「最後まで跳べ」という指示。技術論云々ではなくやりながら感覚を覚えるしかないと判断。やりたい動きができないから跳べないのは確かですが、それだけではなくなんとかしようともがく中で自然と身につくこともある。ここ最近は指示を出しすぎていたところもあるかもしれません。やる中でつかむ。ここは大切ですし、私の指導の中に不足しているところかもしれないですね。

実際、ほとんど指導を受けずに強くなっている選手はたくさんいます。専門的な練習をしていなくてもとりあえず練習をする。で、気がついたら強くなっている。棒高跳びは専門性が強く特殊な部分があるのできちんとした指導が受けれる所とそうでない所が大きく違ってきます。が、能力的に高い選手が集まれば細かい事をやらなくても力が上がるというのはよくある話です。ここは今後の大きな課題となるかなと。まーやらなくてもある程度強くなる選手がきちんとした指導を受けていたらもっと強くなっていたのではないかという仮説は存在しますが(笑)

で、うちの高跳び選手はこのパターン。全く指導をしていないのに「なんだか分からないけど跳んでしまった」のです。だから難しい。基礎筋力アップと走力がアップは間違いなくうちの練習が合っていたのだという証明になります。が、高跳びに関しては分かりません。まー踏切の所なんだろうなと。そこの局面を重点的に練習しました。まだ良い時と悪い時の差が激しい。スタート練習なども同様ですが「動きを安定させる」ために反復練習をする必要があります。明らかにここは不足(笑)。地味にやっていくしかない気がします。
良い時は短助(5歩)で150を越えるくらいの高さが出ます。140では余裕があるが実際に上げると跳べないと思います(笑)。中助走では155を越えるレベルの跳躍ができる(実際にはその高さは跳ばしていません)。が、ダメな時は全く跳躍にならない。今更ですが継続的に跳躍練習をすることの必要性を感じています。ここが安定したらかなり跳ぶのではないかと感じています。この日の練習中に少し感覚をつかめました。踏切の感覚というか、力の入れ方というか。今までは力みまくりでしたが、一瞬で力を込める必要性を感じました。それを他の手段で体現させて実際にやってみると上手くいく。感覚が良い時は本当に155を余裕で越える高さがありました(1回だけ(笑))。その後は安定しない。最終的に中助走で150を跳んで終わりにしました。まー十分なのかもしれませんが。

また、高跳び選手に1人で練習させるのは怖いなと感じる出来事が。マットから転落しました。どうなったらそんなことになるのか想像もつきませんが、目が離せません。この日は気がついたら頭を抑えて座っていました。万が一のことがあったら大変です。こちらも最大限の気配りをしなければいけないなと感じました。不安しかありません。

最期に大きなエースに全体の前で話をさせました。国体に向けてです。「高校生活最後の全国の舞台。力を出してしっかりと戦いたい。」と話をしていました。人前で話すのが得意な方ではありませんが、自分の言葉で気持ちを伝えられたと思います。私もできることはしっかりとやっていきたいと思います。

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火曜日

2014-10-16 | 陸上競技
ちょっと真面目に練習の内容を書き記しておきたいと思います。なんか適当にblogをら更新している感じがありました。思い出せないというのが最大の理由なのですが(笑)。こんな内容ならわざわざ時間をかけて書く必要はないのだろうなと感じています。まー私以外の人にとってはこのblogの存在自体がどうでもいいと思うのですが(笑)。

火曜日、中間考査初日。勉強時間はかなり確保されているはずです。この日、色々とあって出張を取りやめました。火曜日出張に行くと今週は職場に行くのが水曜日だけとなります。さすがにそれは良くないなと。私がいてもいなくても大勢に影響はないのですが多少なりと生徒の顔を見ておかなければという思いはありました。とくにテスト初日です。クラスの生徒の様子が普段と違えばやはり声掛けも必要になるでしょう。一応気を使っています(笑)。

練習は夕方から。勉強時間を確保してからです。本来であれば前日に刺激を入れておきたかったのですが台風のためできず。この日は絶対に走っておきたい。そう思っていました。国体に出場する2人は本数を少なめに設定。他の者は通常通り。この日、国体の2人は「バトンは一本だけ」という指示を出しました。大会までにバトン合わせができるのはあと数回しかありません。実際何本できるか分からないので1本に集中するようにさせました。テキパキやって本当に1本で終わりました。タイミング的にもバッチリ。ここが下級生との差だと思います。普段はワイワイやっていても「ここが大切」というときには周りを寄せ付けないくらい集中します。こういう部分があるから強くなったのだと感じています。

この日は女子のバトンが「珍しく」安定(笑)。2本ずつやりましたが上手くいきました。普段からこれくらいのバトンができると問題はないのですが。やっとスタートラインに立てるかなという感じがあります。これから精度を高めるための練習ができるといいなと思います。走り自体もそれなりに走れています。2走を走らせる選手、ここ最近は安定して速い。昨年の小さなエースを彷彿させます。これが試合でできれば本当に強いと思うのですが。

逆に男子が...。細かいところができません。走力が足りない分、こういうところで補わなければいけない。しかし、それが出来ない。男子キャプテンかあれこれ見ながら指示を出しています。本当であれば他の者も同じくらい危機感を持ってやらないといけない。が、任せっぱなし。真面目にやるんですがこういう「欲」が出てきません。これも時間がかかるかもしれないなと感じています。

最後に120m。国体組は120mだけ。他の者は+60mまで。大きなエースが抜群に動いていました。バトンの時からすごく進んでいるなと感じていたのですが、2走の選手を後ろから抜き去りました。かなりハンデを与えていたはずなんですが。これくらいの走りが試合でできればラウンドを進む可能性も十分あります。インターハイであと一歩のところで準決勝に進めませんでした。今回条件は厳しいですがなんとか戦ってもらいたい。念願である11秒台に近づいてもらえたらと思います。小さなエースも足に痛みを抱えながらここまできました。一本に集中した時はやはり強い。ここ最近で一番良い走りをしていたと思います。こちらは何とかしてくれるでしょう。

3年生と全員が練習をするのはこの日が最後。あっという間です。本当であればインターハイ終了時点で引退すると言っていたのに10月までやってきました。小さなエースは陸上生活最後になります。全国の舞台で華やかに終わりたいという本人の大きな希望も果たせそうです。下級生はこの2人の存在に感謝して目標にして、しっかりと自分のやるべきことをやっていってもらいたいですね。

短時間でしたが良い練習ができたと思います。
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