kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

一日練習ではないですが・・・

2014-10-01 | 陸上競技
火曜日、この日は工業系の体験入学でした。部活動見学等も予定されていたようですが私が不在の時(夏休み前後)に話が合ったようで気が付いたら終わっていました。「部活動見学」をやる気がないというわけではなく知らない間に話が終わっていただけの話。うーん、どうなんでしょうね。私自身がもっと余裕をもって対応できていたら違っていたのかもしれませんが。まー言っても仕方ないので諦めます。

そのためこの日は2時間授業でその後は放課。3年生の工業系は体験入学の手伝いがありましたがそれ以外の者は時間が使えます。ということでこの日も「強化練習」として位置付けました。やりたいこと、やらなければいけないことはたくさんあります。その中で何をするか。練習を12時半から始めてかなり遅くまで引っ張りました。陸上競技の練習でこれだけ長くやったことはありません。一日練習と言ってもその日は昼食休憩をはさみますから連続ではありません。この日はさきに昼食をとってからの練習開始ですからかなり長時間。選手の忍耐力が問われるかもしれませんね。

前半部分はスタート練習としました。走る練習が中心になるとなかなか時間が確保できません。地道にドリルからやっていくようにしました。スタート用のピストルを見るとめちゃくちゃ錆びていました。毎回の事ですがここができません。使って終わりではなくきちんと整備しておかないと使えなくなります。以前の選手は一度言ったら必ずやっていたのですが今はできません。そのため私はひたすらその錆を取ることに専念。錆びて動かなくなります。工務技師からやすりを借りて整備していきました。この時間はきちんと練習を見ることができない。本当にそれでいいのか?まだまだできていない部分が多いです。何から何まで完璧にやれというのは難しい。それでも後のことを考えるとやはりやっておかなければいけないと思います。

スタート、なかなか改善できません。言ったことが一度できるような選手がいると良いのですがそんなことは通常ありません。地道に動きを重ねていくしかない。こちらも指示を出していきますが自分の動きがどうなっているのかを自分で判断できません。そのためiPadを持って行っていたのですが誰も利用せず。私が「使って撮影しなさい」と言わないのも理由の一つだとは思うのですが自分で必要と感じて行動に移せないというのはこれまでと同様の問題点です。「普通に練習をする」状況になるとやはり元に戻ってしまいます。緊張感が欠けてくるというか・・・。見ていて何人かは動きません。準備等もなんとなくやっている雰囲気で終わり。これは大きな問題です。まー本人たちは気づかないのでしょうが。

スタート用の練習を3セットとしていましたが最初は30分、その後はなんとなく終わらず結局2時間以上かかりました。長時間になると集中力も欠如します。さらに本数を重ねているので疲労もあるでしょう。この状況でも自分の課題に絞って取り組めばずいぶん動きが変わってきます。いつの間にかまた目標を見失っているのではないかという感じを受けました。段々とやるだけになる。一生懸命やっているのはわかります。しかし、それがどのレベルなのか?与えられたことをやるだけから抜け出せるのはいつの日か?なかなか時間がかかります。

練習の後半はトレーニング。これはいつも通りです。もともと火曜日はトレーニングの日としているのでいつもと同じメニューを実施しました。さすがに長時間の練習となったので途中で間食を取らせました。こちらも求めるだけではなくそれなりの対応をしなければいけないと思っています。無理にやれやれというだけではなく、それなりにきちんとした対応が必要。完全に空腹の状態で長時間の練習は意味がなくなります。それほど多くのモノを準備することはできませんでしたから気持ち程度の部分ですが。間食をとってから本格的にトレーニング再開。

シャフトをやってからバランスディスク。バランスディスクはシャフトを背負って行うようにしました。これまでは自重負荷で対応していましたがそろそろ負荷を増やしてもいいのではないかと思ったので。これも慣れですね。随分スムーズにできるようになってきました。20分程度で終わるようになってきたのでもう少し種目を増やすか他の練習に時間が確保できそうです。

この日はスイング歩行をしてみました。先日その場でのプレート回しを教えてもらいました。本当はスイング歩行をしたいと思っていたのですが、基礎筋力の関係で順序を追って取り組むことに。昨年までは冬期練習の中でスイング歩行も取り入れていました。しかし、負荷が軽かったため手で回してしまうという大きな課題が。今回からは手で回すことができないように男子6キロ、女子4キロに重りを変更。冬は1キロか2キロでやっていたので大幅な負荷のUPです。
それでも小さなエースは抜群の動きを見せていました。体重から考えるとこの4キロをこれだけ正確に回せるというのは驚異的な話です。初期のころから比べると筋力のアップは著しい。これが走力のアップにつながったことは間違いないですね。スタートに関しても小さなエースは最初からできたわけではありません。どちらかというと「下手」でした。それが気が付くとできるようになっている。「嫌いなことは努力」と断言していますが(笑)、こういう部分では「負けず嫌い」です。勝つために必要な努力はします。この「差」を他の選手がどれだけ感じることができるかです。中学時代から100mで1秒速くなる。それは簡単なことではありません。「元々才能があったから」と言ってしまえばそれまでですが、本当にそうでしょうか?「勝ちたい」という気持ちがあったから「嫌いな努力」もできたのでしょう。筋力のアップは継続が必要です。一時的な感情では強くなりません。それをどれだけ理解して他の選手が取り組めるか。

終了は19時。長時間です。それでも何人かは残って補強をしていました。あまり遅くなるのもどうかと思うのですが、今は本人たちの「意欲」を見守りたいと思います。まだまだ甘い部分もたくさんありますがそれでも少しは変わりつつあるのかなと感じています。まだまだですが。今週はしっかりと練習をしたいと思っています。学校があるのですがそれでも今週はすごく大事な時間になると思っています。県体でリベンジを果たすために選手がどれだけ真剣になれるか。ここが全てにつながっていきます。

私もさすがに疲れました・・・。選手はもっと疲れていると思います。それでも妥協せずにやっていきたいと思います。まだまだやることはあります。
コメント
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