kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングプラスアルファ

2016-06-11 | 陸上競技
続き。

シャフト補強をやって更にプレート補強。この時点である程度の時間の差が生まれてしまいました。男子は筋力的についてこれていない選手が数名います。これは仕方ないことだと思っています。無理に強度を増やしてしまったら身体を壊してしまいます。休息をはさみながらやるしかないので時間がかかってしまいます。

繰り返しになりますが昨年はこの時期は完全に「ほうきでのシャフト補強」でした。筋力的に弱い部分もあるし、そこまでのモチベーションが維持できていなかったと思うので強い負荷をかけるきはありませんでした。当然の話だと思っています。今でも大きな負荷をかけるつもりはありませんが、それなりに基礎筋力が上がってきている感じはあります。1年生にとってはかなりきついと思います。これを継続していくだけで大きく伸びてくると思っています。

前も書きましたが「ウエイト」を入れていません。筋肥大をさせるつもりがないからです。大きくなったことで瞬間的に記録は伸びると思いますがそこで止まってしまう危険性がある。今やっている練習を継続して精度を上げたり少しずつ重量を増やしていくだけで高校時代の競技には十分対応できると思っています。逆に「間に合わない」選手も出てくるのではないかという感じです。今は十分3年計画で対応できますが、以前指導していたMaさんは筋力が間に合わなかった。身長もありパワーで走るタイプでしたからその身体を動かすためには通常以上の筋力が必要になります。それを3年間という限られた時間の中で強化するのは難しかった。ウエイトを導入していた方がこの子にとってはよかったのかもしれません。

ウエイトをやっていないといっても練習強度はかなり高いと思っています。だからこそ「筋力的に不十分な選手」は練習についてくるのが精いっぱいになってします。時間をかけながら対応していくしかないだろうなと思っています。そのため、早く終わっている女子は待たずにプレート補強に移りました。待ち時間の節約ですね。プレートの合間にも「チューブドリル」を入れておきました。

中国大会に出場するメンバーはこれで終わり。中国までのトレーニングはこれ以上やりません。火曜日と木曜日にトレーニングを入れているのでかなりの疲労感があると思っています。あとは練習量を調整しながら回復させていきたいなという感じです。暑かったのもありかなりの疲労感の中で過ごしていたと思います。試合までに落としていって回復させたいですね。筋力の回復は十分だと思います。それをうまく使いながら最高のスピードを求めていきたい。

やり投げと棒高はクライミングロープを使ったトレーニング。先日G先生に棒高跳び用のロープ練習を教えてもらいました。その動きを見ていてやはり短距離にもやらせたいなと思うようになりました。前任校ではかなりの頻度でロープ登りをやっていました。短距離系にも必要だと思います。その前段階で上半身強化の必要な選手たちにひたすらやらせることに。本当はもっと高いところまで登れるといいのですが安全面を考慮してそれなりの高さで。かなりの本数をやらせました。

短距離系の男子はプレートが終わってから補強サーキット。これも時間をかけて実施しています。まだまだバランスが悪く全てがこちらの望む通りになっていませんがこれも少しずつですね。中にスナッチも入れていますから瞬発系の動きも十分対応できています。これが30分くらいかかったでしょうか。

最後の短距離男子もロープ登り。8本くらいやりましたが結構できるものですね。少しずつ工夫をしながら取り組んでいきたいと思います。知り合いの競技者で「消防士」の方が何人かいます。実はロープ登りのようなトレーニングが普段から取り入れられていると思います。実はそれが陸上競技に必要になトレーニングになっているのではないかと思っています。こういう部分を継続的にやっていければうちの選手ももっともっと強くなると思います。

登り棒とは違い安定していません。バランスディスクなども同じ考え方ですね。安定していない中で練習をすることで様々な筋群が鍛えられると思っています。寝転がっての練習は本当に少なくなりました。腹筋背筋は寝転がってやらないといけないのかもしれませんが、シャフトやプレートでも十分鍛えられる気がしています。こういう取り組みを継続してやっていくと面白いのではないかと。

正解かどうかは全く分かりません。それでも「効果がある」と思うことをやっていきます。誰かがやっているからやるのではなく「必要だと思うからやる」のです。トレーニングと動きの組み合わせも正解かどうかは正直分かりません。私は効果があると思って信じてやっているだけ。長い目で見てもらって効果が出たかどうかを判断してもらいたいと思いますね。

かなりヘトヘトでした。疲労抜きをしなければ(笑)。
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トレーニングとドリルの組わせ

2016-06-11 | 陸上競技
木曜日、この日は本当に暑かった・・・。倒れてしまうのではないかという勢いでしたね。これだけ暑いと水分補給が必要になります。ありがたいことにマネージャーが細目に準備をしてくれています。この暑さになれるというのも一つ重要なことになります。塩分補給も考えていますからやれることはしっかりとやっておきたいですね。

私は会議が1時間程度。練習に行きたい気持ちが120%くらいなのですがそんなことばかりはいっていられません。それなりに学内のこともやらないと・・・。競技のことだけやっていると難しい部分が出てきます。まー当然ですね。陸上競技で、部活指導で給与を得ているわけではないのですから。もちろん授業などはきちんとやっています。これも当然ですが(笑)。

この日の練習はいろいろと考えることがあり組立を変えました。前から考えている「トレーニング」と「動き」の組み合わせ。これがどうすればうまく処理できるか。シャフト補強の合間に動的柔軟を入れたりドリルをやるように指示をしますがなかなか・・・。疲れてしまうので歩いて戻るだけで精一杯という感じになります。ものすごく意識が高くなれば可能なのかもしれませんがやはり難しい。そうなると「メニュー」として動きを入れておくほうがよいのではないかと考えました。

これも練習に対する考え方の部分です。私はシャフト補強は「トレーニング」という意味合いもありますが「股関節の使い方」や「大きな重心移動」が重要だと思っています。。単に鍛えるだけではなく身体の使い方や移動の感覚をつかみたい。これは前任校の「小さなエース」の練習風景を見ていて感じたことです。周りの選手がやっているのを見ていた彼女が「先生、なんでみんなあんなに何回もやるんですかね?」という一言がありました。距離が決まっているのにあんなに何度も何度も動作をしたら「疲れる」じゃないかと(笑)。1回で大きく動いていけば「やる回数が少なくて済む」ので疲れなくなる、と(笑)。

なるほど(笑)。この練習、「鍛える」だけではなくほかの部分にも目を向けられるなと。「動きながら鍛える」というのが当時からのテーマでした。そうであればそこに「走るにつながる要素」と取り入れていく必要があります。重心移動を大きくすることで「一歩での移動感覚」を養えると思います。こういう部分にもう一度目を向けなおしたいなと。

同時にそれだけでは「動きの習得」になりません。足運びや接地ポイントの確認にはならないからです。単純に「鍛える」だけではなく「走りにつがなる動き」をしていきたい。そうなると「ドリル」的な動きをやっていく必要があります。この日は明確に分けました。

シャフト補強をA~Dの4つのブロックに分けています。以前は2つでしたが疲労感と集中力の持続の部分から細かく分けました(笑)。シャフト補強を継続的にやるためにはある程度「強い意志」が必要になります。最初の段階ではなかなか難しい。シャフト補強を導入するにあたってこういう部分はこちらも工夫しなければいけません。

運よく?4つのブロックに分けていたので1つのブロックが終わるごとに「チューブドリル」を入れることにしてみました。ドリルでは「足運び」などの走りに直結する部分。先日から師匠に動きのことに関してあれこれアドバイスをもらっていたのでその部分を踏まえての練習としました。時間をかけてゆっくり丁寧に「足運び」と「接地」について意識させる。これは重心移動がほとんどありません。大きく動いたりすると動きが崩れてしまうのであえてゆっくり直線的な動きをさせます。

シャフト補強では「重心移動」や「股関節周辺を動かす」ことを最大目標にして「チューブドリル」では移動を少なくして足運びに重きを置く。このコントラストを明確にしました。どちらも一緒にやるのは難しいので。重心移動を大きくしたり、動き自体を速くした場合は動きのコントロールができなくなります。だからこそ「目的別」に練習を組み立ててみるというのも良いかなと。

このあたりに工夫はこの1年間試行錯誤しながらやってきました。何をすれば上手く習得できるか。単純に考えると「高い意識をもって取り組む」のが一番早いと思います。が、それだけで身に付けるのは難しい。更に「トレーニング」と「動き」の組み合わせをできるようにしなければいけない。「使えない筋力」をどれだけつけても意味がないからです。鍛えたときに即自的に動きの刺激を与えていくことで「筋肉に動きを覚えこませる」「神経系に覚えこませる」というのが重要になってくるのかなと。

ここの部分の正解は分かりません。しかし、こちらが狙いをもってやっていくと変わってくると思います。

投擲と棒高跳びはウエイトをやってからシャフト補強。距離を半分にして実施しました。これはかなりきついと思います。それでも基礎筋力がなければ勝負はできません。そのために何をするか。こちらは秋までの猶予があります。ここの部分を踏まえて取り組んでいけたらと思っています。

ん?また長くなっていますね。また書きます。まとまらない・・・。
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