kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

一進一退

2017-01-24 | 陸上競技
月曜日、朝からかなり寒い。グランドは凍っていました。とにかく寒い。この段階で再び手袋を忘れたことに気づく。忘れないように車の鍵の隣に置いていたのですが。ダメですね。朝の段階ではダイナマックスを使っての練習。数人は痛みがある所に手を当てる。出来ることは最大限に。

午後は7時間目までありました。そのため結局練習開始は17時。なかなか。練習の組み立てを少し変えているので2時間でもかなりの練習ができている気はします。これまで延々と同じことを繰り返していたパターンから比べると随分変わっていると思います。

この日からアップメニューを少し変えました。メニュー追加です。「軸系」と「動き系」を使ってそこから数種目ずつ選択して実施。決まり切ったことではなく少しだけでも工夫したいなと。メニューに関しては選手に決めさせています。多少偏りが出るかもしれません。

かなり声も出るようになっています。が、まだ出来る部分がある。負荷のかけ方、やはり女子はまだ甘い。土曜日に大学生の話を聞いたはずです。まだやり切っていない。良くなりつつあるのですが殻を破るところまではいきません。ここの部分だと思います。時間を有効に使うために何をするか。どうせやるなら最大限の負荷をかけなければいけません。

前任校の最後の頃。OGが練習を見にきた時に「先生、優しくなりましたね」とよく言っていました。若い頃は本当に徹底していました。当時に比べると指導の幅も多少なりと出てきている。「優しい」という表現が正しいかどうか分かりませんが「やり方」は変わってきているのは確かです。

それでもこの日の「甘さ」は気になりました。怒ってやらせるのは簡単ですが楽しくはない。それでもここの部分を許していたら次も同じことになる。かなり出来るようになっている。が、「詰め」の部分。あと少しのところを徹底していきたい。


選手は一生懸命にやっているのだと思います。それは分かります。普通であればわざわざ地味な陸上競技部に入ってやることはないでしょうから。しかし、どうせやるなら徹底する必要があると思いますら、細かい部分までしっかりとやる方が効果が高くなる。最後の「結果」に繋がっていくために何をするかだと思います。厳しいと言われても譲れない部分は持ち続けたい。

そこからはおんぶダッシュ。終わってからは「補強+動き」のメニューを取り入れました。例えば股関節周りの負荷をかけたらそれを動きに繋げるためにもも上げをする。上半身の補強をしたら腕振りに繋げるような動きを入れる。こちらが「やりたい事」があってそれにあったメニューを考える。この時間というのは楽しい。何をすればどこに繋がるか。考えるというのはすごく大切な話だと思います。

終わってから往復走。この動きを見ていると1年生のOとSはチーム内で抜けています。そう考えるとやはり種目の事も考えないといけないなと感じます。スピードを上げていってそれを活かしながらロングスプリントまで繋げていく。今のスタイルでどこまで対応できるか分かりませんが。上手く繋げていければかなりの結果を出せるのではないかなと思いますね。

すぐにシャフトトレーニングを。2時間しかありません。本当であればもう少し種目を加えたかったのですがこれ以上やると時間的に厳しいなと感じたのでシャフトトレーニングのみ。予定通り10分ちょっとで終わりました。

最後に走りを。タイヤ走とポール走を組み合わせました。この日は珍しく練習開始前にメニューを組んでいました。その段階で計画していたメニューから少し変更。ポール走を20mと40mで組んでいましたが本数を若干変更しました。あとは予定通り。30分かからない程度ですが明らかに動きに変化が見られます。

どの動きがどう繋がっていくのか。意識する部分だけを示してあとは上手く考えながらやる。こちらから与えすぎると「考える」という部分が少なくなってしまいます。もちろんその都度気になることがあれば指摘はしますが。

数人かなり手応えを感じています。もう少しきちんと出来れば結果が付いてくるという感じ。個人でインターハイが狙える位置まで近づいてきているかな、と。まだ可能性が出てきたという感じでしかないですが。

一進一退です。後退している部分は少ないかなとは思いますが停滞する部分はあります。ここを乗り越えていかなければいけません。やる事はかなりあります。少しずつ少しずつかな、と。
コメント
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