思うことを。
練習に関して「トライアル」というのをほぼ行わなくなった。前任校では調整練習の中で150mの記録測定なども行っていた。が、今はほぼやらない。練習の中でストップウォッチで記録を計るという行為自体がない。これがいいのか悪いのかは判断がわからないが。
自分の力を把握するとか目標設定に対してはやはり「記録」を計ることは有効だと思う。達成度がわかるので次のモチベーションへとつながりやすい。これも昨年だったかmtm先生と話しているときに「フレッシュな状況で走れる可能性」についての内容があった。実際に記録会などがあればそこでタイム測定をする。そこはある意味特別な場面。1本で勝負を決めていこうとする部分になるから。記録を狙って出すという状況。
しかし、高校生ではそんな場面は多くない。うちのショートスプリンターでいえば1日目に4継の予選準決勝を走る。2日目は4継の決勝を走ってから100mを3本。翌日は200mを3本。その中で決勝で記録を出さなければいけない。「速い」ことはもちろん必要だが「強い」という部分が求められる。だからこそ前の学校では「量」でその部分を作っていた。だから勝ち上がれていたというのもあると思う。
今は負荷をかけて走るというのが多い。トップスピードを出すだけではなくその前に「事前疲労」をかけておいて疲労感がある中で高いスピードを出せるようにする。1本だけ強い選手ではなく安定して走れる選手を育てないなと思っている。どんな状況であっても最低限の走りができるようする。だから今の練習の中で記録を計ることには意味がないかなと。もちろん、疲労感がある中で安定したタイムが出せるかどうかというのは測定しないとわからないのだが。
そういう視点からするとうちのNMは弱い。レースでは強いのだか練習では弱い。だからこそこれまでと異なる負荷のかけ方を考えていく必要があると思っている。休ませずに動き続けるというのもここにつながる。Mは予選準決勝まで本当に強い。決勝で力を出せずに終わってしまうのがこれまでのパターン。Nは逆。予選準決勝はそここそ。決勝は強い。が、これは大きな大会では通用しない。だから1本目から安定して走れてそれを3本維持できるようなスタイルに変えないといけない。
正直、今うちで一番強いのはSではないかと思う。練習自体が安定している。「調子がいい」という話ではない。力自体が大きく上がっている1本目から安定して走れるし3本目でも強い。ちょっと別格になってきた。これが実際のレースで出せれば勝つかもしれないと思うくらいの強さがある。400mまで視野に入れられる強さがある。身体が強いというのもあるが。
ほかの二人と比べて「練習での強さ」が際立つ。
さまざまなタイプがいるなと思う。それでも高校の練習は「大多数」に合わせた練習になる。バランスよく組み合わせていく必要がある。だからこそ「事前負荷をかけて走りを作る」という選択をしている。自分の体をうまく動かせるかどうかの感覚を少ない本数の中で感じ取っていくための練習。重要だと思う。
冬期練習。どうしても単調になりやすい。同じメニューの繰り返しになる部分も出てくる。それにより「できなかったことができるようになっている」というのを感じ取ることもできる。今は「気が付いたら力が上がっているじゃないか」というのを目指している。以前は「ドリル中心」で練習を組み立てていた。が、ドリルができるようになっても走りに直結しないことのほうが多い。そうであればその「要素」を残しながら実際の走りにつながる練習を意図的に配置するほうがいいなと。
今まで時間をかけてドリルをすることで得ていたものも多い。が、それにより失われているものも多くあると思います。練習のバリエーションを増やしながらそれぞれが「これはいいな」と思えるものを増やす。一律の練習の中で感覚を作るというのは簡単ではないので。だからこそ「きっかけ」を与えられたらいいなと。何が選手にとって良いか。明確な答えはないからです。「ドリル」をやることで私自身が安心していたのかなというのもあります。だから変えられるところは変えていきたい。
「1本の強さ」に重きを置かないようにしたいなと思っています。もっともっと考えてやりたい。もちろん、1本の強さが不要だと言っているわけではありません。狙った時に爆発的に強い選手も必要。考える部分が多くあります。
まとまりませんが・・・。
練習に関して「トライアル」というのをほぼ行わなくなった。前任校では調整練習の中で150mの記録測定なども行っていた。が、今はほぼやらない。練習の中でストップウォッチで記録を計るという行為自体がない。これがいいのか悪いのかは判断がわからないが。
自分の力を把握するとか目標設定に対してはやはり「記録」を計ることは有効だと思う。達成度がわかるので次のモチベーションへとつながりやすい。これも昨年だったかmtm先生と話しているときに「フレッシュな状況で走れる可能性」についての内容があった。実際に記録会などがあればそこでタイム測定をする。そこはある意味特別な場面。1本で勝負を決めていこうとする部分になるから。記録を狙って出すという状況。
しかし、高校生ではそんな場面は多くない。うちのショートスプリンターでいえば1日目に4継の予選準決勝を走る。2日目は4継の決勝を走ってから100mを3本。翌日は200mを3本。その中で決勝で記録を出さなければいけない。「速い」ことはもちろん必要だが「強い」という部分が求められる。だからこそ前の学校では「量」でその部分を作っていた。だから勝ち上がれていたというのもあると思う。
今は負荷をかけて走るというのが多い。トップスピードを出すだけではなくその前に「事前疲労」をかけておいて疲労感がある中で高いスピードを出せるようにする。1本だけ強い選手ではなく安定して走れる選手を育てないなと思っている。どんな状況であっても最低限の走りができるようする。だから今の練習の中で記録を計ることには意味がないかなと。もちろん、疲労感がある中で安定したタイムが出せるかどうかというのは測定しないとわからないのだが。
そういう視点からするとうちのNMは弱い。レースでは強いのだか練習では弱い。だからこそこれまでと異なる負荷のかけ方を考えていく必要があると思っている。休ませずに動き続けるというのもここにつながる。Mは予選準決勝まで本当に強い。決勝で力を出せずに終わってしまうのがこれまでのパターン。Nは逆。予選準決勝はそここそ。決勝は強い。が、これは大きな大会では通用しない。だから1本目から安定して走れてそれを3本維持できるようなスタイルに変えないといけない。
正直、今うちで一番強いのはSではないかと思う。練習自体が安定している。「調子がいい」という話ではない。力自体が大きく上がっている1本目から安定して走れるし3本目でも強い。ちょっと別格になってきた。これが実際のレースで出せれば勝つかもしれないと思うくらいの強さがある。400mまで視野に入れられる強さがある。身体が強いというのもあるが。
ほかの二人と比べて「練習での強さ」が際立つ。
さまざまなタイプがいるなと思う。それでも高校の練習は「大多数」に合わせた練習になる。バランスよく組み合わせていく必要がある。だからこそ「事前負荷をかけて走りを作る」という選択をしている。自分の体をうまく動かせるかどうかの感覚を少ない本数の中で感じ取っていくための練習。重要だと思う。
冬期練習。どうしても単調になりやすい。同じメニューの繰り返しになる部分も出てくる。それにより「できなかったことができるようになっている」というのを感じ取ることもできる。今は「気が付いたら力が上がっているじゃないか」というのを目指している。以前は「ドリル中心」で練習を組み立てていた。が、ドリルができるようになっても走りに直結しないことのほうが多い。そうであればその「要素」を残しながら実際の走りにつながる練習を意図的に配置するほうがいいなと。
今まで時間をかけてドリルをすることで得ていたものも多い。が、それにより失われているものも多くあると思います。練習のバリエーションを増やしながらそれぞれが「これはいいな」と思えるものを増やす。一律の練習の中で感覚を作るというのは簡単ではないので。だからこそ「きっかけ」を与えられたらいいなと。何が選手にとって良いか。明確な答えはないからです。「ドリル」をやることで私自身が安心していたのかなというのもあります。だから変えられるところは変えていきたい。
「1本の強さ」に重きを置かないようにしたいなと思っています。もっともっと考えてやりたい。もちろん、1本の強さが不要だと言っているわけではありません。狙った時に爆発的に強い選手も必要。考える部分が多くあります。
まとまりませんが・・・。