kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

やれる事を

2018-02-16 | 陸上競技
木曜日。天気予報は曇りでしたが実際はシトシト雨が降り続ける。この日は走りたいと思っていたのですがそこができるグランド状態ではありませんでした。何とかしたいなと考えていましたがやっぱり無理。

体幹補強サーキットをしている間に使える場所を探す。乾いているスペースが少なくこれでは走練習は無理だろうなと。坂道走をするために移動してもいいかなという気はしていましたが移動時間が勿体無い。更に足の状態が万全ではない者もいます。無理をして硬い場所で走る必要はないかなと。二日間負荷をかけているので思い切って走る量を最小限にしようかなと。

グループ分けをしてそれぞれ課題を一つずつ出すことに。それを各グループでやる。なぜその動きをやるのかきちんと理由が説明できないものはやらない。私は距離を置いて見ているだけにしました。考えさせる。単純にやればいいというのではなく「何故やるのか?」が分かっていなければ意味がなくなります。動きに関してはしつこく説明をしています。各自必要とする動きは違うはず。それでもやりたい動きは共通する。互いに見合う事でできる部分はあるだろうなと。30分近く時間を与えました。

プレート系の補強などを実施して最後にスキップ走とショートスプリント。グランドがかなり緩いので全力で走れたかどうかは怪しい部分があります。とはいえその時にできる最大限のことをやっておきたい。それぞれの意識してその練習ができたかどうか。

かなり早く終わったので体幹補強やバランス系の練習を各自で行うことに。任せました。私は足首に痛みがある者に気功。補強はそれぞれ考えながらやる。パターンが決まっているわけではないですからあとは自分たちでやっていくしかない。あえてこの日「選手主導型」でやりました。どうせ走れないならそれ以外の部分を強化することを考えた方が良いかなと。

これまで与え続けていた練習でした。「やれば強くなる」と思っている選手もいるはず。が、最後は選手次第だと思います。技術指導もトレーニングの指導もします。それを受けなくても強い選手は強い。それが陸上競技のシビアなところ。それでもうちはやれる事を最大限にやると決めています。それにより変わる物がある。しかし、最後は自分がどうしたいかだと。

雨のためできない事も多い。逆に割り切ってできる事をやるという事で変わる物もある。そう思います。気分転換にもなるだろうし。

しっかりと前を向いて進めたらと思いますね。
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コンセプトの理解と競争

2018-02-16 | 陸上競技
なかなか。書く内容が追いつきません。どうなんだ。

水曜日、この日の朝はグランドが完全に凍りついていました。バナナで釘が打てるというのと同じレベル。土で釘が打てます。前日に含んでいた水分が完全に凍りついていました。夕方までの時間にかなり日が照っていましたが完全に乾くことはありませんでした。この状況で出来ることをやるしかないという感じですね。

バランス系をやってから久々にシャフトトレーニング。上半身と下半身の連動を意識させました。この日も前日同様、こちらから投げかけて考えながらやるような流れにしました。練習としては非効率的かもしれませんが選手にプラスになると信じて。

スイッチング系の動きをやってからチューブ走とマーク走。マーク走の流れをもう一度確認をしました。とりあえず走るという選手がいるのでこれではプラスにはなりません。加速段階を2つに分けています。さらに中間の動きのポイントは何か。理解できている者とそうでない者では明らかに差がつきます。最初の5歩とそこからのリズム。そのリズムに合わせて身体の傾きをどうするか。ここだと思います。こういう部分は意識レベルに比例するかなと。理解してやることと練習をひたすらやる事は別問題。やればいいわけではない。

流れを作ってトーイング。重心移動を作り出す事とスピード刺激を与えるためです。冬期練習でも定期的に入れるようにしています。合宿では下り坂を走っていました。狙いとしては同じだと思います。怪我の心配があるという話もありますがそれを言ったらキリがない。こちらとしてはやるべき事をやるという感覚。手狭なグランドでできる最大限の内容です。

休まずに120mの折り返し走。うちのグランドでできる最大の距離。他の部にお願いして数分間走らせてもらいました。本当に短時間ですがありがたい事です。練習ができるのは当たり前ではないという感覚を持つこと。ここも大切なことだと思いますね。この練習で感じることがありましたがそれはまた別に。多分。

走り終わってからシャフト補強。短時間で。そこから加速ドリル。タイヤ押しをするのにはグランドが緩くて摩擦が大きくなりやりにくい。それでも足運びをやりたいと思っていました。前半マークなども含めて気になる部分がいくつもありました。タイヤ押しを見ていると接地の角度が悪い。低重心ウォークに関しては頭の位置が低すぎる。こういう部分を一つずつ潰していかなければいけません。さらにスタブロからの出の時の後ろ足の運び方。なかなか改善できません。この部分は技術的な事も多く含まれてきます。きちんとやらないといけない。

そこから10バトンと25並走。本数を抑え目にして。最後の最後に60m。競争メイン。ここ最近はほぼやっていなかった同時スタート。こんな事を今更書くのか?!という話ですが。ここまでは自分の動きを作るという部分が多くありました。これからは毎日何本かは勝負にこだわった練習をしたいなと思います。ある一定以上の競技力を持った選手がいます。先日の合宿後にある選手が「これまで負けるのが嫌で一緒に走るのを避けていた」と書いていました。実質、このメンバーの中でインターハイの出場権を争うことになると思います。そのレベルの中でどう戦うか。

一人で走るのは簡単です。しかし、レースではそうはいかない。自分の動きだけに集中して走るのは難しい。そうであればチーム内で一斉に走って競争すればいい。そこできちんと自分の動きに集中できれば試合でも同様に出せる。圧倒的に力があるなら多少動きが崩れても問題ないでしょうが誰が勝ってもおかしくない状態であればこういう部分はかなり大切になると思います。

それぞれ思う事があると思います。こうやって自分と向き合う時間を作っていけたらと思います。まずまず。まだまだ。
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