動きについて色々と考えることがある。うちの選手には私の指導のコンセプトを伝えながら自分自身を見直す。
そのタイミングで偶然なのか必然なのか分からない中でFacebookに「以前の投稿」が出てきた。6年前の投稿とのこと。随分前。この時指導していたmihoの動画だった。当時はこの子と一緒に全国で勝負したいと心から思っていた。本人も前年にインターハイに出場して悔しい思いをしていたのでもう一度あの舞台で戦いたいと本気で思っていた。
その時の動画のコメントに「課題になる部分の練習をし。動きの変化がある。」というような事を書いていた。彼女は中間以降の走りが強みで加速段階から上手く進まなかった。だからこそそこの部分の改善に努めたいなと。前半マーク走をかなり繰り返す。切り返しの速さを求め力感のある走りを強化していく見た目の速さはかなり上がっていて速いなと感じていた。私自身、ショートスプリントの選手と本気で向き合えたのはこの時が最初。それまではロングスプリント中心だったのでショートスプリントで戦うために真剣に考えた。
それにより一部分の動きに特化してしまった。見た目の動きはかなり速いのでスピードが出ている感覚がある。当時の私が指導した選手で唯一の12秒台でしたから特にそんな感覚になってたのか。が、春先マーク走をやると「届かないので狭くして良いですか?」と本人が申し出てきました。見た目の速さはかなりのものでしたから私も「いいんじゃないかな?」という感じを受けていた。シーズンインの時に他者と走ってみると進まない。速い動きを身につけるためにピッチに頼る走りになっていた。
上述の6年前の2月の動画を見ると「速い」だけで進んでいない。当時は視野が狭くなっていてその動きが良いと思い込んでいたのではないか。今見て見ると膝の引き出しがなく重心移動がない。今のコンセプトとは大きくズレてる。本当に申し訳ないことをしたなと悔やんでも悔やみきれない。
その後、kanaとmakinoの指導をする中で私の動きのコンセプトも決まってきた。更に今の選手達との関わりの中で指導の幅が広がってきた。加速段階の動きをどうやって作るかを重点的に考えるようになる。動きの速さは求めません。求めないわけではないのでますが進むことを最優先している感覚。
自分が何をしたいのか。選手がそれをきちんと理解しているのか。うちがやろうとしていることを選手がどう感じてどう実行するか。そこはすごく大切だと思う。膝の引き出しと重心の移動。ここに私なりのこだわりがある。他でやっているかどうかは分からない。この部分の話はほとんどしないので。
身体の前で足を動かしたい。そのために直線的な足運びをしたい。膝を引き出して重心移動を生み出したい。シンプルだと思います。そのシンプルな動きを身につけるためにどうするのか。方法論だと思うどの方法が今の私のやりたいことを具現化できるか。そこを常に考えてやりたいと思う。もちろん今の私の考え方が間違っているかもしれない。mihoを指導していた時のように方向性が違う可能性だってある。それは正直わからない。
このタイミングでmihoの動画が出て来たことには絶対に意味があると考えている。もう一度やっていることを見直せということなのかもしれない。うちの選手に「自分たちのやっている動きをもっと理解しろ」というメッセージなのかもしれない。何か意味がある。そう考えている。
やる意味を考える。そこを大切にしたいなと。進むために一旦止まって考えることも大切。動画、選手にも見せて「動き」についてもう一度考えさせた。シビアな話ですが「膝が出ていなくて進んでいない」という評価だった。それは私に取っては嬉しい視点。mihoがどれくらいの選手だったか知っているだけに「膝が出ていない」という意見を口にするのは遠慮がちになる。それでもきちんと冷静に指摘できているのは大きい。
コンセプトの理解。それだけでも随分取り組みは変わる。最後の細かい部分の動きはやはり指導者が見続けなければいけない。原点に戻れた気がする。ありがたいと心から思う。
そのタイミングで偶然なのか必然なのか分からない中でFacebookに「以前の投稿」が出てきた。6年前の投稿とのこと。随分前。この時指導していたmihoの動画だった。当時はこの子と一緒に全国で勝負したいと心から思っていた。本人も前年にインターハイに出場して悔しい思いをしていたのでもう一度あの舞台で戦いたいと本気で思っていた。
その時の動画のコメントに「課題になる部分の練習をし。動きの変化がある。」というような事を書いていた。彼女は中間以降の走りが強みで加速段階から上手く進まなかった。だからこそそこの部分の改善に努めたいなと。前半マーク走をかなり繰り返す。切り返しの速さを求め力感のある走りを強化していく見た目の速さはかなり上がっていて速いなと感じていた。私自身、ショートスプリントの選手と本気で向き合えたのはこの時が最初。それまではロングスプリント中心だったのでショートスプリントで戦うために真剣に考えた。
それにより一部分の動きに特化してしまった。見た目の動きはかなり速いのでスピードが出ている感覚がある。当時の私が指導した選手で唯一の12秒台でしたから特にそんな感覚になってたのか。が、春先マーク走をやると「届かないので狭くして良いですか?」と本人が申し出てきました。見た目の速さはかなりのものでしたから私も「いいんじゃないかな?」という感じを受けていた。シーズンインの時に他者と走ってみると進まない。速い動きを身につけるためにピッチに頼る走りになっていた。
上述の6年前の2月の動画を見ると「速い」だけで進んでいない。当時は視野が狭くなっていてその動きが良いと思い込んでいたのではないか。今見て見ると膝の引き出しがなく重心移動がない。今のコンセプトとは大きくズレてる。本当に申し訳ないことをしたなと悔やんでも悔やみきれない。
その後、kanaとmakinoの指導をする中で私の動きのコンセプトも決まってきた。更に今の選手達との関わりの中で指導の幅が広がってきた。加速段階の動きをどうやって作るかを重点的に考えるようになる。動きの速さは求めません。求めないわけではないのでますが進むことを最優先している感覚。
自分が何をしたいのか。選手がそれをきちんと理解しているのか。うちがやろうとしていることを選手がどう感じてどう実行するか。そこはすごく大切だと思う。膝の引き出しと重心の移動。ここに私なりのこだわりがある。他でやっているかどうかは分からない。この部分の話はほとんどしないので。
身体の前で足を動かしたい。そのために直線的な足運びをしたい。膝を引き出して重心移動を生み出したい。シンプルだと思います。そのシンプルな動きを身につけるためにどうするのか。方法論だと思うどの方法が今の私のやりたいことを具現化できるか。そこを常に考えてやりたいと思う。もちろん今の私の考え方が間違っているかもしれない。mihoを指導していた時のように方向性が違う可能性だってある。それは正直わからない。
このタイミングでmihoの動画が出て来たことには絶対に意味があると考えている。もう一度やっていることを見直せということなのかもしれない。うちの選手に「自分たちのやっている動きをもっと理解しろ」というメッセージなのかもしれない。何か意味がある。そう考えている。
やる意味を考える。そこを大切にしたいなと。進むために一旦止まって考えることも大切。動画、選手にも見せて「動き」についてもう一度考えさせた。シビアな話ですが「膝が出ていなくて進んでいない」という評価だった。それは私に取っては嬉しい視点。mihoがどれくらいの選手だったか知っているだけに「膝が出ていない」という意見を口にするのは遠慮がちになる。それでもきちんと冷静に指摘できているのは大きい。
コンセプトの理解。それだけでも随分取り組みは変わる。最後の細かい部分の動きはやはり指導者が見続けなければいけない。原点に戻れた気がする。ありがたいと心から思う。