kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

勝ちたい

2018-02-06 | 陸上競技
大した内容ではないですが。感じたことを記録しておきたいと思います。

競技をする。この中で「勝ちたい」という欲求は必要だと思っています。「強くなりたい」というだけではなく「勝ちたい」という気持ちがあればもっともっと記録が伸びる。やるべきことが見えてくる。「強くなる」という感情ももちろん大切。過去の自分よりも記録を伸ばしていくことが陸上競技の楽しさの一つにあると思います。が、「勝ちたい」という欲求は「相手」に対してのもの。ここの感覚を上手く表現できるかどうか分かりませんが書いておきたい。

誰かに勝つ。これは自分自身の努力だけではどうにもならない部分があります。自分が強くなったとしても相手も強くなるかもしれない。1位になれる選手はどのカテゴリーにおいても1人だけ。他の選手は負けます。だから「勝つこと」だけを求めて競技をすると面白くないと感じる部分がるかもしれません。「過去の自分よりも強くなる」ということは可能だから。きれいごとのように感じられる部分もあるかもしれません。

が、本当は「勝ちたい」のではないか。この感情を押し殺して「お利口さん」的な発言をする。「前よりも強くなりたい」と言う。評価はできると思いますが本当にそれでいいのか。負けることを目標にやっていくというのはやはり少し違う。「良き敗者になれ」という話をします。が、最初から負けるんだから仕方ないという感情でやるのは違う。「勝つ」ことを目標にしてやっていって結果負けてしまったときに「自分はすべてやり切った」と思えるかどうか。「やっても勝てないんだから」と思ってやるのとは違うと思います。

うちの2年生女子。ある選手が「採取的に勝負するのは県外の選手やもっと強い選手になると思う」と書いていました。さらに「今は他の二人に勝ちたいと思っている」と書き加えられていました。こういう感情すごく大切だと思っています。「強くなりたい」というのではなく「目の前にいる2人に勝ちたい」と思う。それは大きなこと。県で勝つ、インターハイに行く、全国で戦う。この一番の近道が「チーム内のライバルに勝つ」ことだから。そのことからずっと目を背けてきた。「強くなりたい」と日誌に書いていいたが「勝ちたい」という言葉はなかった。

それが「2人に勝ちたい」と書いていた。本人なりに思うことがあったのだと思います。うちの選手は普段そういう感情をあまり表に出しません。内面的には「勝ちたい」という部分があるのでしょうがそれは心の奥に秘めている。が、本当は練習の中から「この2人に勝ちたい」とお互いが思えるようにならなければいけない。そうなれば間違いなくハイレベルな競争ができます。

「勝つことだけを目指しているわけではない」という。指導者として必要な感覚だと思います。そこに至るまでに必要なことがたくさんあるから。しかし、根本的に「勝ちたい」という欲求を満たせるかどうかは大きい。「どうせ勝てない」という気持ちの中で練習をするのではない。「勝てなくても仕方ない」と指導者が思ってやっていたら何も生み出さない。周囲は結果で判断します。まーそうではない部分も多々ありますが。それでも「勝つ」ということにこだわる感覚。必要だと思います。

「今は2人に勝ちたい」と心から思うのであれば行動は自然と変わると思います。それが表面的な言葉であればそこまで。本物にはなりません。「勝ちたい」という想い。本物であればこちらも必死にこたえたいと思います。それが私の役割だから。2年生女子、3人いますがこのうち1人しか勝てません。が、その中で「2人は絶対負けたくない」と思って取り組める者が本物になると思います。こういう経験ができるのは幸せなことだと思います。大切にしたい。

まとまりませんが。分かりにくい内容で申し訳ないです・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒さと成長と

2018-02-06 | 陸上競技
月曜日。とにかく寒い。土曜日は比較的暖かかったので練習しやすいなという感じがありました。しかし、日曜日からかなり冷えてくる。通勤時に道路の温度計を見ると「-4℃」になっていまいた。どうなんだ?!冬は寒いとは思いますが今年は例年になく寒い気がします。

寒さがひどい。その影響からからあちこちに「痛み」を訴える選手が増えてきます。練習強度の問題もあると思いますがそれだけではないと思っています。これだけ冷えるとやはり血流が悪くなります。それにより疲労も抜けにくい。筋肉の収縮も悪くなるので無理やり動かす部分も出てくる。それによりやはり「故障」につながっていくのではないかと。予定している練習がすべてできればいいなと思いますがこういう場合はもっと判断が必要になるかなと。

いつものことですが「ギリギリのライン」でやっています。無難に軽い練習をしていて強くなれるほどうちの選手は「特別な才能」に恵まれているわけではありません。しっかりと練習が積めて初めて結果につながると思っています。無理をさせる話ではありません。が、練習を積んでいかなければ昨年と同様の結果しか出せない。少し伸びた程度で「十分」と思うのであればそれでいいと思いますがやはり「勝負する」という意味合いではやらなければいけません。焦りがないようにやっていきたいとは思います。

天候がこのような状態。さらにこの日は7時間授業。練習時間は限られます。2時間限定。終われば早く終わろうという感覚でいました。上述のように「痛み」を抱えている選手もいますので過剰な負荷は必要ないかなと。期待されるかもしれませんが「痛み」といっても練習ができない話ではありません。無理やりやって故障になると嫌だなという感覚の中で「抑える」という感じでしょうか。

限られた時間の中ですがバランス系の練習と補強は最初に。倒立に関してはまだまだですが何秒間か「自立」できるようになってきた選手もいます。自分の体に目を向けてやっていくという部分。単純に倒立をすればいいというのではなく「何を目指してやるのか」という感覚です。正確な動きと身体のコントロール。ここは外せないなと。プレート系の練習も入れました。「耐える」という意味ではこれも継続して入れていきたいなと。負荷は大きくなるかもしれませんが。

スイッチング系の動きを何パターンかやってチューブ走とマーク走。見ていると女子のマークが後半狭くなってきています。重要なことだと思います。まー「普通の指導者」であればそのマークに対しての練習課題を持っていると思います。「詰まっている」というのもすぐにわかる。分からないというのは「見ていないから」だと思います。きちんとポイントを理解していれば分かる。当然の話です。

「詰まる」ということはどういうことか。重心移動が大きくなっているということだと判断しています。「ストライドが広くなった」と思うかもしれません。確かにその部分もありますが。うちの練習で「大きく走る」というのはありません。そこに重きを置いていないからです。自然にストライドが広がっていくことならあるかもしれませんが。重心移動が大きくなればその分「マーク」は狭く感じるようになります。

以前、mihoが高校時代にマーク走をかなりやっていました。当時はmihoの走りに不足する「動きの速さ」を求めていました。それが加速段階につながっていくと考えていたので。春先になり冬期練習でやっていた「マーク走」の距離が「届かない」という話をしてきました。それなら少し間を詰めるか・・・という対応をしましたが大間違い。それにより「速さ」は獲得できましたが「重心移動」が小さくなりました。結果走れなくなる。目の前のことだけ考えて「本当に必要なこと」を見失っていました。

単純に「大きく走る」ことで重心移動は大きくなる可能性はあります。接地ポイントが大きくずれる可能性もありますが。が、そこはうちの練習の狙いではない。結果的に重心移動が大きくなって「詰まる」ことはありますが「大きく走って重心移動を大きくする」というのはありません。走りの中で「詰まる」というのであればやはり「良い方向に進んでいる」と考えます。色々な意味で成長してきているかなと思っています。

そこから120mの折り返し走。400系の選手が「休息を短くしてもいいか」と言ってきました。120mの折り返し走の後に60mを入れていたのですがその60mを走り始めるタイミングを早くしたいと。こういう申し出は受け入れます。本人が必要だと思ってやるのですから。それぞれの走りや課題にあったことを自分たちで考えてできるか。それは本当に大きなことだと思いますね。

シャフト補強をやってB走とDM走。これだけで走りの練習は十分だと判断して最後の60mは実施せずに切り上げました。この時点でグランドはほぼ凍っていました。これ以上やる必要性はない。量という意味では必要かもしませんが私の判断で止める。何を目指すかという部分だと思います。

2時間かからずに終了。とにかく身体を温めるようにという話をしました。ここは外せません。自分のための時間を有効に使ってもらいたいと思います。寒さにより故障気味になる。これはこの冬の大きな課題です。十分に気を配っていきたいと思います。無事これ名馬。まさに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする