土曜日。前の記事に書いたような話をしてから練習開始。私はあれこれやっていました。練習の準備などもしながら全体を見ている。すると部室の隣にあるトイレの所に人が立っている姿が目に入りました。遠くて誰か分からない。まー良いかなと。誰か外部から他の部を訪ねてきたという感じかなと。
近づいて見ると卒業生でした。さて1年前に卒業した男子が今の3年生と一緒に来てくれていました。突然のことでしたから把握できませんでしたが。その後、唯一の女子でチームを支えてくれたマネージャーも3年生女子を連れて来てくれました。本当に驚きました。何かあったというわけではないと思います。それでもこうやって連れ添って来てくれる。本当に嬉しかった。
今の学校に赴任して3年目。来月卒業する選手と一緒にこの学校に来ました。私も選手も「これまでとは違う」という感覚の中で戸惑いながらやってきました。今でも覚えているのが赴任して少ししてからある生徒から「すごく嫌な奴が転勤してくると聞いていた」と直接言われる。まーそうだったのでしょう。それを言われるというのは完全に「受け入れたくない」という姿勢があったんだろうなと。これまでやってきた陸上競技とは全く異なる陸上競技だったかもしれない。そうであれば居心地のいい場所を壊す「外部者」でしかなかったでしょうから。
自分の中で耐えられないくらいの批判もあった、本当に苦しかった。一挙手一投足に対しての批判がありここまでして陸上をやらないといけないのかという気持ちが強くあった。大好きだった陸上競技が嫌いになっていた。これは私の人生の中で大きな事。なんでグランドに立たないといけないのか。それを真剣に考えた。そういう雰囲気がある中で生きていた。
今回来てくれた卒業生。本当に戸惑いの中でやっていたと思います。それがいつのまにか受け入れてくれていた。こちらがやりたい事を理解してくれていた。全てを受け入れてくれたかどうかは分からないがこれまでとのギャップを理解してくれたと思う。その中で必死に上を目指そうとしてくれていました。その流れの中でマネージャーが男女を支えてくれた。女子はこのマネージャーを中国大会に連れて行くんだと一つになった。故障した選手もいる中で県総体を通過。今の3年生がすぐにマネージャーの所に抱きついていって涙していたのを覚えている。
そういう経験ができたのはこの子達にとって本当に大きな事だと思う。それが翌年のインターハイへの道に繋がった。練習後にマネージャーに感謝の気持ちを伝えた。みんなこの子のことが大好きだったからグラントに来てくれるだけで元気になる。「2年前と同じでみんなが真面目に一つずつ練習してて見ていて嬉しかった」と言ってくれました。本当に救われます。この子に限らず卒業生がこうやって来てくれることはもがきながらやっていたこの数年間の中での支えになります。
指導スタイルを否定される。それだけに留まらずさまざまな批判を受ける。本当に指導をしていて良いのか悩み続けた。それでもこうやって「本気でやる」事で伝わることがある。一生懸命やる選手のために何をするか。そこが一番の原点だと思う。易きに流れ全てを受け入れられるように生きていくのはきっと簡単。自分が思う事をやり続けてきて、こうやって「応援してくれる人」か生まれてきたのは本当に嬉しい。心から感謝したい。こうやって会える事でエネルギーをもらえる。
県総体や中国大会を見にきてくれると話してくれていた。これは今の選手にとってプラスになる。ちかになる。前へ前へと進むエネルギーに変わる。突然の来校だったが嬉しかった。今の事、当時の事を少しずつ話ができた。こういう繋がりがあるというのは嬉しい。この子達が作ってくれた「土台」の上に今がある。そこをどこまで積み上げることができるか。
ありがとう。本当にそう思う。指導者だからいつも自信を持って立てるわけではない。時代の流れとともに「競技指導」を求められなくなるのかもしれない。適度にやって適度な結果で良いじゃないかという時代。部活動は社会体育に代わり、楽しく自分達のペースで好きなようにやれば良いという風潮になるだろう。その大きな波の中で自分がどう生きるか。見失いかけている部分があったかもしれない。それでも卒業生と3年生が来てくれたことは本当に支えになる。
この子達に恥じない生き方をしたい。心からそう思う。本当に感謝。
近づいて見ると卒業生でした。さて1年前に卒業した男子が今の3年生と一緒に来てくれていました。突然のことでしたから把握できませんでしたが。その後、唯一の女子でチームを支えてくれたマネージャーも3年生女子を連れて来てくれました。本当に驚きました。何かあったというわけではないと思います。それでもこうやって連れ添って来てくれる。本当に嬉しかった。
今の学校に赴任して3年目。来月卒業する選手と一緒にこの学校に来ました。私も選手も「これまでとは違う」という感覚の中で戸惑いながらやってきました。今でも覚えているのが赴任して少ししてからある生徒から「すごく嫌な奴が転勤してくると聞いていた」と直接言われる。まーそうだったのでしょう。それを言われるというのは完全に「受け入れたくない」という姿勢があったんだろうなと。これまでやってきた陸上競技とは全く異なる陸上競技だったかもしれない。そうであれば居心地のいい場所を壊す「外部者」でしかなかったでしょうから。
自分の中で耐えられないくらいの批判もあった、本当に苦しかった。一挙手一投足に対しての批判がありここまでして陸上をやらないといけないのかという気持ちが強くあった。大好きだった陸上競技が嫌いになっていた。これは私の人生の中で大きな事。なんでグランドに立たないといけないのか。それを真剣に考えた。そういう雰囲気がある中で生きていた。
今回来てくれた卒業生。本当に戸惑いの中でやっていたと思います。それがいつのまにか受け入れてくれていた。こちらがやりたい事を理解してくれていた。全てを受け入れてくれたかどうかは分からないがこれまでとのギャップを理解してくれたと思う。その中で必死に上を目指そうとしてくれていました。その流れの中でマネージャーが男女を支えてくれた。女子はこのマネージャーを中国大会に連れて行くんだと一つになった。故障した選手もいる中で県総体を通過。今の3年生がすぐにマネージャーの所に抱きついていって涙していたのを覚えている。
そういう経験ができたのはこの子達にとって本当に大きな事だと思う。それが翌年のインターハイへの道に繋がった。練習後にマネージャーに感謝の気持ちを伝えた。みんなこの子のことが大好きだったからグラントに来てくれるだけで元気になる。「2年前と同じでみんなが真面目に一つずつ練習してて見ていて嬉しかった」と言ってくれました。本当に救われます。この子に限らず卒業生がこうやって来てくれることはもがきながらやっていたこの数年間の中での支えになります。
指導スタイルを否定される。それだけに留まらずさまざまな批判を受ける。本当に指導をしていて良いのか悩み続けた。それでもこうやって「本気でやる」事で伝わることがある。一生懸命やる選手のために何をするか。そこが一番の原点だと思う。易きに流れ全てを受け入れられるように生きていくのはきっと簡単。自分が思う事をやり続けてきて、こうやって「応援してくれる人」か生まれてきたのは本当に嬉しい。心から感謝したい。こうやって会える事でエネルギーをもらえる。
県総体や中国大会を見にきてくれると話してくれていた。これは今の選手にとってプラスになる。ちかになる。前へ前へと進むエネルギーに変わる。突然の来校だったが嬉しかった。今の事、当時の事を少しずつ話ができた。こういう繋がりがあるというのは嬉しい。この子達が作ってくれた「土台」の上に今がある。そこをどこまで積み上げることができるか。
ありがとう。本当にそう思う。指導者だからいつも自信を持って立てるわけではない。時代の流れとともに「競技指導」を求められなくなるのかもしれない。適度にやって適度な結果で良いじゃないかという時代。部活動は社会体育に代わり、楽しく自分達のペースで好きなようにやれば良いという風潮になるだろう。その大きな波の中で自分がどう生きるか。見失いかけている部分があったかもしれない。それでも卒業生と3年生が来てくれたことは本当に支えになる。
この子達に恥じない生き方をしたい。心からそう思う。本当に感謝。