土曜日にレースがありました。特別調整をしたという話ではないのでどれくらい走れるのかは未知数。
今回は300mHで色々と試したいなと思うことがありました。これまでずっと考えていた部分。多くのレースを見てきましたが奇数で走ると同じ足ではハードルを越えていくことになります。男子であれば15歩で走りたい。女子であれば17歩。これがどこまで押せるのかというのが勝負を分けるのかなと思う部分があります。ある程度の選手であれば5台目までを15歩で行ってそこから16歩を2回で17歩になる。または15歩からいきなり17歩になる。この部分は切り替えの回数が多くなって難しい。
今回はチャレンジができる大会です。300mHなので体力的にも押し切れる。そこで男子に関しては4台目までは15歩、そこから4台を16歩で走ろうというテーマ設定。女子は4台目まで17歩、そこから4台を18歩で押し切ろうという課題でした。普通は2台で終わります。偶数歩(逆脚になる)のを1回だけ挟んでピッチを上げていきます。これは「セオリー」だとは思いますが、「決まりきった型」を壊してみるのは面白いと思っています。300mだからチャレンジできるのかなと。
練習ではそこまでできていません。実際はこのパターンで秋もチャレンジしてみたいと思っています。5台目まで15歩や17歩で走るのではなく、少し余裕のある段階で切り替えて偶数歩で走る。もちろん逆脚が使えないと話になりません。ハイスピードでの逆脚がどれだけできるのかは大きなことだと思います。前半での逆脚はまだ対応できないと思いますが、慣れてくれば中盤で逆脚を使えることで「落ちる」部分をなくせるのではないかと考えています。
400mHでタイムが落ちるのはまずは「5台目以降」です。ここが歩数の切り変わりが生まれる部分です。ピッチを上げていくというのは難しいのです。一気にピッチアップするというよりは「徐々に」のほうがスムーズに行けるのではないかと考えています。だから「5台目」まで攻めていくのではなく「4台目」までとして、そこから偶数歩で4台。8台目を利き足で越えてからさらに1歩増やして奇数歩。この流れで上手くいけば大幅に記録が伸ばせるのではないかと思っています。小手先の話でしかないかもしれませんが、
女子はトップ選手も同時に見ることになっていました。こちらは23歩、16歩にチャレンジ。ひとまず3台目まで16を使ってそれ以後どうなるかという感じでした。最初の入りが上手く入れないので成年選手にヒントをもらって。この部分はまた書きたいと思います。ある一定以上の競技力があるからできる話だと思うので。面白い。こちらの選手はきちんと計画通りの走りをしてくれました。16歩から17歩への切り替えで詰まる感じがかなりありました。今のリズムを使って走れればかなりの確率で5台目までの16歩が見えてきます。それが実現できれば60秒切りも視野に入ります。関わらせてもらえてありがたいですね。また別日に個人的に練習をということになっています。
うちの女子選手は4台目までは17歩で行けました。これは成果かなと。18歩になった時にすでに先頭の選手に20m近く離されていました。根本的にスピードが違います。400mで5秒近く違うのではないかと思っています。スピードがない。結局18を2回しか使えずに失速。48秒かかりました、これでは400mHを走っても68秒くらいかかるのではないかという感じです。練習の感じからすれば45秒くらいは出ると思っていたのですが。過大な期待だったのかもしれません。もう少し落ち着いて状況を判断したいと思います。一気に県のレベルが下がります。そのなかでどう対応するかも考えなければいけないなと。48秒では中国新人に行っても・・・。
男子は同レベルの選手が3人。持ちタイムとしたらほぼ同じくらいです。直線で走れるので15歩が行ける。秋には4台目まで何とかして15歩で行きたいと思っています。15歩から16歩の切り替え、逆脚になった時にとんでもないハードリングになりました。減速。それでも立て直して最後まで18歩で押し切れました。先行している選手をかなり追い込んでいく感じがありました。あと2台分が17歩で押せれば上手くいけば56秒は見えるかなという感じです。もちろんまだまだ課題が山積みなので勝負できるまでにはなりません。来年度の54秒を可能にするためにこちらに軸足を置きながらやっていけたらとは思っています。春先に無駄な時間を使っていますからそれがなければもう少し早くここまで来たかもしれないなとは思いますが。とはいえ、話が伝わらない部分もあるのでどうだったかは不明です。
新しいチャレンジをしながら。これがどのようにつながっていくか。まずは基礎筋力と基礎的な動き。まだまだ試合で安定して出せるという感じがありません。そして間違いなく筋力的に低下している。これをどうやって「その気」にさせるか。そこまでして本当に「結果」を出させる必要がるのか。「誰がやるのか」という部分。欲していない、一時的な気持ちでしかやれないのであればやはり戦えないと思います。結局戦えずに中国大会の準決勝で終わりというパターンは避けたい。面白くないので。
戦略戦術の前に「本当に戦いたいのか」という「姿勢」が明確にならないといけないなとは思っています。これからどうなるか。
もう少し書きたいことがあるのでそのうち書きます。そのうち。