kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

高体連記録会

2022-07-21 | 陸上競技

土曜日。高体連記録会が防府で実施。コロナがこれまで以上に蔓延しています。重症化したというケースをほとんど聞きませんが、マスコミは「感染者数」のみを大々的に報じます。大事なのはそれが重症化するのかどうか。「数」だけで本当に騒ぐ必要があるのかどうか。非常に微妙なところではあります。

 

記録会。始まる前からホームストレートの風が4mくらい吹いています。100mでは追い風になりますが。一周回る種目に関してはかなりしんどい部分があります。記録が狙えるとか狙えないとかという話ではない。400mHに関しては「作戦」があるとかないとではなくなります。先日から定期的に指導させてもらっている400mHの選手、この日は5台目まで16歩でチャレンジしようといういう話になっていましたが、とてもじゃないが無理。3台目まで16歩で行ってあとは17歩という流れにしました。うちの学校の選手も3台目まで17歩、そこから18歩で4台分という話にしていましたが結果的に18歩が1回だけ。勝負するとか記録を狙うとか、感覚を作るという話ではなくなっていました。無念。結局、指導させてもらっている選手は63秒台、うちの選手は70秒・・・。70秒ですからね。こうなると「戦略」とか「走り方」とかの話ではなくなります。ちょっと残念な結果です。

 

男子は3台目まで15歩にしてそこから16歩で4台。残りを17歩という形にしました。これはまずまず。60秒かかってしまいましたが、条件からすれば58秒を切るくらいまでは来ているのかなと思います。この状況ではまだまだ勝負するという話にはなりません。それでも秋には間に合わせたいなと思いますね。最低でも56秒台。それができなければ到底戦えませんから。

 

上記の通り恐ろしいほどの風が吹いていました。100mは常に4mの追い風。足がついてこないと思います。記録的にはまずまずのタイムですが、これが「無風であれば」という感じです。風自体は斜めに吹き込んでいたので6~7mくらいは不定たのではないかなと思います。0.3秒は間違いなく早い。もっと早いかもしれません。怪我をせずにレースを終えられたというのは一番の収穫かもしれません。

 

110mH。うちの選手が1本走りましたが途中「ハードルの高さが違う」という信じられないミスが発生。再レースとなりました。昨年の中国新人で400mHの設置場所が違うという出来事があって「ありえん」という話をしていましたが、すぐそばでも起きています。初めて担当する人も多くなっています。こういうミスがあるというのはよろしくない。こういう時代ですから難しいとは思いますが、きちんとした協議会ができるようにしていきたいですね。

 

最後のほうは雨強風もという感じでした。レース直前になって「テープがない」と申告してくる学校が複数。もう・・・ですね。慌てて各区間にテープを準備して渡す。雨もひどいのでレーンにテープが付きません。踏んだり蹴ったり。とにかく各方面を調整してレースをスタートさせることができました。とにかく微妙。さらには女子は早出して「待て」がかけられずに失格。男子は急遽メンバーが変更されましたが、3-4走でバトンが渡らず他のレーンに飛んで行って失格。何をしているのか分かりません。

 

「練習をしていないから仕方ない」という意見もあります。が、普段からこれくらいのことはできるようにしておく必要があります。「できない」ではなく「やろうとしていない」のだと思っています。何となくやっている。バトン練習をほとんどしないところでもある程度バトンはわたります。今は「バトンを渡す」ということも不十分な感じになっている。「バトンで稼ぐ」のではなく「渡す」という部分もできない。これでは先が思いやられます。それでもやるしかない。失格するとかではなく「根本的なこと」をやっていく必要性を強く感じています。難しいですね。

 

記録会。評価できるような結果はさほどありませんでした。やっていくしかありません。

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