kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

段階的に

2023-07-19 | 陸上競技

思うことを。

 

色々と思うことがあります。断片的には書いていますが。まーどこまで書くのかという話もあります。別に「怒っている」とかではありません。怒りをぶつけるというのは意味がないので。「おかしい」ことに対して指摘をする。それがどのような意味を持つのか。そこも含めて考える必要があります。怒って指導をしないというのではなく、「必要ない」という判断の中で行動するだけです。ここに対して「否定的」にとらえられるかもしれません。しかし、「お互いにどうするか」だと思っています。求めていないことを過剰に与える必要性はないですから。

 

特別国体選考会が終わってから「微妙」な感じがありました。その前から感じていた部分ですが。インターハイが決まる。インターハイに行けないことが決まる。その中でどうするのか。雰囲気的に「何が何でも」という部分が足りなくなる。最初から「インターハイに行く」ことだけを目標にしてきたわけではありません。「戦う」ことを目指している。その中で「中途半端な取り組み」を許すことはできません。何度か選手には投げかけました。「別に私が指導する必要はないのでは?」というところ。「目指す場所」が高いのであれば指導が必要かもしれませんが、「それなり」であればこちらも「それなり」でいいと思います。メニューだけ作って渡しておけばそれでいいというのであれば別にグランドに行く必要性もありませんし。それくらいこちらも「覚悟」を持ってやる必要がある。そうでなければ「誰がやっても同じ」でしかない。

 

まーいろいろと過剰なストレスを感じながら。特別国体選考会の1週間後に「高体連記録会」が行われることになっていました。当初はそれに出場することも考えていました。しかし、「必要なこと」を検討した結果、「インターハイに向けての準備」を優先することに。当然と言えば当然ですが。強化練習ができる期間が限られています。その中で何をするか。数日間を70点くらいの練習になってしまいましたが。本人たちが「どれだけ上を目指すのか」というのが明確にならないとできない部分もあります。中途半端な週の前半の練習を切り替えながらでしょうか。

 

2週間の「強化練習」ということになった時、「筋力回復」と「ショートスプリント」の向上を課題に挙げました。今回はロングスプリント系でのインターハイです。だから「スピード持続」をメインにするという考え方もあるかもしれません。しかし、「ショートスプリント」がしっかりと走れないとどれだけやっても勝負できません。それだけでも「賭け」みたいなところで勝負をしようとしています。意識的に「最大スピード」を取り入れてそれを次の週に「耐乳酸性」の練習に切り替えていきたい。「段階的」にやっていくことが近道だと思っています。

 

メニュー的には「トレーニング」を増やしながら「短い距離」を優先的に。今回は「加速段階」からの作り直しだと思て、「タイヤ押し」と「加速段階T走」を入れました。スムーズに加速するためにどうするか。動き的なものも含めてです。足運びと重心移動。これを組み合わせながらです。地面に力を加える角度がどうか。一歩目でどれだけ重心が移動させられるか。ここを考えておきたいなと思っています。「中間」に繋げる前にそこを上手くやっていく。さらにそこから「50mT走」を数本。T走をする中で前に進む感覚を作る。接地場所とフォロースイングのタイミングの習得。そこから「前半マーク」と「中間マーク」の組み合わせ。そこから補強というのが1日のメニューでした。

 

別日は補強を入れながら「ドリル」と「スプリント練習」をやって短い距離を走ってからBT-T-DM-Sの組み合わせでの練習。ここに関してはかなり効果的だと思っています。「段階的」にやっていく練習です。BTでは重心が後ろに引っ張られる&腕が使えない。Tでは後ろに引っ張られるけど腕が使えるようになるので推進力を生み出せる。DMになると重心が前側になる&腕が使えないので膝の引き出しで進む。Sはやってきたことを統合して走る。距離も20mから少しずつ伸ばしていくという感じの練習です。個人的にはかなり効果が高いと思っています。冬季練習でもしっかりやりたいところですし、同じようにシーズン中でもやりたい練習。T走はシーズン中にやらないという学校が多いと思います。私は効果が高い練習なのでシーズン中でもやります。これは私がそう思っているだけなので正しいかどうかは不明ですが。

 

細かい技術的なことをやりたい。しかし、時間が足りない。そうであれば「どうすれば楽に速く進めるか」を考えるだけではなく、「強制的」に「できないと進めない」という状況を作ればいいと思っています。フリーで走るというのは結構難しいと思っています。「型にはめる」というのではなく「自分が一番進みやすい動き」を身に付けることが重要。もちろん「足運び」などは重要だと思いますし、やるべきことを身に付ける必要があるかなと。だからといって「それだけ」をやっていると時間が足りなくなる。こちら側としては「速く走れるようになる」ことが重要だと思っています。手段はどんなものでも構わない(もちろん、ドーピングなどは論外)。

 

書いていたら微妙に長くなりました。また書けたら書きたいと思います。競技に対する考え方は人それぞれだと思います。あくまで「私見」です。ここにこだわりすぎる気はありません。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 伝えること | トップ | エネルギー供給形態に触れながら »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。