闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.1003
モノクロームのサイレント映画をもういちどやってみようという発想がこの映画の勝因ずら。
トーキーの時代に乗り損ねて没落した往年の大スターが、若い人気女優の愛情に助けられて銀幕にサイデビューするというチャップリンの「ライムライト」に触発されたようなベタなお話も、悪くはなかった。
ただ主演男優のジャン・デュジャルダンが良かっただけに、御相手のヒロインのミスマッチが残念。ほかにいいのがいくらでもいるだろうに。
鎌倉の霊園の山のてっぺんで堤康次郎を護る二匹のライオン 蝶人