闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1206、1207、1208
○D・J・カルーソー監督の「イーグル・アイ」をみて
いま話題の人口知能が大活躍。本来の役割を逸脱して国家権力に知能犯的テロリスト的に関わっていく話。この映画では法律を捻じ曲げる奴を成敗していくが、みずからが王となって世界を支配する日も近いだろう。
○アレクサンダー・ペイン監督の「ネブラスカ」をみて
モノクロにする必要はななかったと思うのだが、かっこつけるためにしたいわちゅるひとうの感動的父子鷹モノクロ映画。周囲はガセナタだと断じるのだが老父は絶対に宝くじに当たったと言い張って仕方なく息子が一緒にネブラスカまで旅をするうちに、だんだん頑なな心と心が柔らかくなってくるお話。
○トーマス・アルフレッドソン監督の「裏切りのサーカス」をみて
英国情報局に入りこんだソ連のスパイはいったい誰だ?と2時間に亘って大騒ぎするジョン・ル・カレ原作の2011年製作スリラー映画ずら。しかしこの渡世の救いのなさには心が黒くなる。
内も外も心も暗き世の中に藤井四段二九連勝 蝶人