蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話 op. 274
いつのまにやら「自己批判」、「自己否定」、「自己解体」という内省的な言葉は死語となり、能天気な「自己肯定」や「自己第一」だけが、らりらりらああんと世間をまかり通っている。11/1
ドジャースは29年ぶりの王者を逃した。ダルビッシュ、やっぱり駄目だったなあ。第3戦でも早々とノックアウトされ、絶不調が続いていたのだから、ロバーツ監督は別の投手を起用するべきだったずら。11/2
又吉直樹の「劇場」を読もうとしたが冒頭の3行で躓く。こういう青臭い前振りは今でも学生小説によくあるが、短歌にするならともかく、本論にはまったく不要の前戯である。それでも我慢して読み進んでみたが、とうとう投げ出してしまった。デビュー作の「火花」はとても面白かったので期待したのだが、これは私にはてんで駄目ずら。11/3
国民および私に何の断りもなく、トランプの娘に何十億もポンと呉れてしまう安倍蚤糞を絶対に許してはなるまい。11/4
南海ホークス、優勝おめでたう。大洋ホエールズも2倍以上の安打を放って健闘したがあと1歩及ばなかったが、低めの速球を本塁打にした内川の一打が光る。選手層は差があるのに、監督の力量は意外にもラミレスの方が上だった。11/5
米国の大統領と日本の首相というご立派な肩書から、もっとも遠いところにいる2人が、トランプと安倍蚤糞だろう。11/6
わがプロ野球界が、大リーグに右に倣えして、「2ストライク3ボール」の表示を、ゆえなくして「3ボール2ストライク」に改めたのも、この国がアメリカの奴隷であることのひとつのしるしだろう。11/7
トランプの尻馬に乗って北への圧力を「最大限に」強化しているそうだが、本当に戦争が勃発して、北朝鮮がお前の官邸や我が国の原発にミサイル攻撃を仕掛けてきた場合の責任はとれるんだろうね、安倍蚤糞よ。11/8
NHK衛星放送の海外ドラマ「クイーン・メアリー2」を見ていたら、ヒロインの女王が乱入した兵士たちによって強姦されてしまった。果たしてこれは史実なるや否や?11/9
冬の到来を控えて、居間に燈色の絨毯を敷いたら、ぱっと眼を射て、なんとなく生きる意欲のようなものが、湧いてきた、かな。ありがとう燈色。11/10
最近は再放送の民放ドラマを「ティバー」で見物している。「陸王」「ドクターⅩ」が 抜群だが、「ユニバーサル広告社」、「民衆の敵」、「ハケンのキャバ嬢」もなかなかいけます。酷いのは「秘密諜報員エリカ」。なんで栗山千明はこんなんに出たんだろう。11/11
しかしなんだなあ、日本も、アメリカも、世界じゅうどこを見渡しても気違いどもが夜郎自大をやらかす荒涼たる冬景色で、これからいったいどうやって生きていったらいいのか、中原中也じゃないけど「ボーヨー、ボーヨー、前途茫洋」の心地す。11/12
1962年6月21日、シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団が奏でるモザールの交響曲第35番ハフナーの第2楽章。私たちは音楽の調べに耳を傾けながら、その時タングルウッドの青空をゆっくりと流れてゆく白い雲も目にしている。11/13
液体の入ったビール瓶で人の頭を殴れば死にいたることもありうる。ということを脳裏にちらと思い浮かべつつも、エイとぶん殴ったのか。大関に戻った方がいいキセノサトより遥にマシな横綱だと思っていたわが不明を恥じるのみ。11/14
与党80分野党160分! 与党の80分はノイズに過ぎないから、こんな短時間で加計の闇を暴けだろうか? 絶対に不可能だ。なんで審議を拒否しないのか不可解。11/15
「世界の指揮者}小澤征爾の師は、かの有名な斎藤秀雄だが、彼の指揮法は父秀三郎の英文法解釈を音楽に適用したもので、音を名詞や動詞や形容詞などと同じように細分化された音素に還元し、その音素の特性を演奏に反映しようという要素還元主義に立脚している。11/16
だから小澤のひとつひとつの音は音符通りに正確無比に表現されるが、音素と音素が連鎖して展開する音楽の有機的な流れの精神的な意味は等閑視される。福岡伸一の生命論を援用すれば、音楽は流れの中の淀みにあり、その音楽を微分積分して分けることは、音楽を殺すことになる、のである。
もちろん小澤とて再現音楽の本質が指揮者の脳内に確立されたその曲のイデアにあることは熟知しているのだが、いかんせん彼の前頭葉で生産された音楽像自体が貧弱な代物なので、それをいくら世界一の音楽テクノクラート(例えばサイトウキネンやN響)が精巧無比に再現してもなんの芸術的感銘も放射せず、いたずらに空虚な音塊に堕すのである。
朝日新聞の「異論のススメ」の著者は、毎回いわゆるリベラル派の考え方に対して雲の上の高みからあれやこれやの難癖をつけ、最終的には安倍蚤糞の政策に軍配をあげて得々としているが、たまには保守派や自分自身に対する「異論」を突きつけてはどうだろう。11/19
世界やら世間のことはさておくとしても、ちっぽけな自家内は春夏秋冬常に内憂外患、一喜一憂、拓郎じゃないけど、人間なんて吹けば飛ぶよな存在だと思わずにはいられない。束の間の平安を大事にしたいものなり。11/20
安倍蚤糞が阿呆莫迦トランプの娘に呉れてやった57億円があれば、社会福祉の経費もだいぶ助かるのだが。しかし、こういうお金って、彼奴が誰の許しもえないで勝手に使っても構わないのか。11/21
まともな横綱は、私の嫌いな白鵬しかいないことがよーく分かった。来年は心機一転、横綱・理事としての必要十分条件に欠ける日馬富士、鶴竜、稀勢の里、貴乃花を「排除」にして初場所に臨んでほしい。11/22
ところがギッチョン、頼みの白鵬も「まとも」どころか、相撲の最低のルールすら自分勝手に踏みにじる最悪の横綱だった。協会は本日からこのヤクザを直ちに出場停止にして厳罰に処し、日馬富士、鶴竜、稀勢の里、貴乃花とともに来場所から「排除」してほしい。11/23
天皇の退位についての話やら日程やらが「粛々と」進行しているようだが、天皇制の廃棄や止揚についての話や日程がどこからも聞こえてこないのは残念だ。憲法改定の議論においてもしかり。11/24
永田和宏氏が登場するというので、何年振りかで「NHK短歌」をみたら、短歌とは縁もゆかりもないようド派手な顔した司会者が、いきなり手を振り、体を揺すって歌を唄いだしたので、驚いてテレビを消した。NHKも短歌も、いったいどうなっているんだろう。11/25
その後も「ティバー」で民放テレビドラマを見物している。いちばん力が入っているのが「陸王」で、原作の面白さと役所広司の熱演に泣かされる。マンネリと戦う「ドクターⅩ」も捨てがたいが、「民衆の敵」の虚実皮膜から目が離せないずら。11/26
我が家と隣の境界線が曖昧だからといって、ただちに腕っ節や裁判に訴える人は少ないだろう。そもそも時代を超える超絶的所有権など、地球上のどこにも存在しないのだから、土地や島や海の領有権を眼の色を変えて争うのは、愚かなことである。11/27
この国の政治や経済について言いたいことは山ほどあるが、いちばんヤバイと思うことのひとつは身近にある老老介護の問題で、精根尽きはてて死にゆく老人とその介護者たちの悲惨な現況に、阿呆莫迦安倍蚤糞が寄り添っているとは到底思えない。11/28
安倍蚤糞のような右翼にせよ、新左翼系の左翼にせよ、到底実現実行不可能ではあるけれど、とりあえず遠大な努力目標として掲げておこうというのが「革命」という言葉である。11/29
草を食うても邁進する北朝鮮のミサイル開発は、もはやとどめようもないのに、相も変わらず狂犬の驥尾に付して「圧力圧力」と莫迦の一つ覚えのようにキャンキャン喚き散らすだけの哀れな安倍蚤糞。それが政治なら、これほど楽な仕事もないわいな。11/30
モモちゃんもマルヤマさんも辞めました我が家の行きつけキシモト歯科 蝶人