ある晴れた日に 第488回
クリスマスの門扉の飾りひとつ残し近隣の家全焼したり
20冊を同時並行で読むというあな恐ろしや奥村晃作
月曜の朝に出かけてすぐ電話「金曜夜はカレーにしてね」
おのおのがたなうなうなんぎなよのなかじゃふんどしのひもきりりしめませ
上京して半世紀以上経つさかい丹波弁なんか忘れてしもうた
すんまへんあやべの言葉忘れてしもたおとうちゃんおかあちゃん許してえな
コッチコイと呼ぶからそっと近寄るとバタバタ逃げだすコジュケイ一家
タンカーとイージス艦がぶつかればいまのところはタンカーが勝つ
耕君は昔は偉大な僧なりきもっと修行をせよと自閉症児に生まれ変わったという
瑠璃も玻璃も照らせば光る人あれどわれはさしずめ嚢中の錐
バーキンが寂しく歌う「ロストソング」あれには多少の思い出がある
唾棄すべき週刊誌を出している書肆より文芸良書を購いにけり
お馴染みの「最大限の圧力」ですか ポチでも言えるぞワンワンワン
モモちゃんもマルヤマさんも辞めました我が家の行きつけキシモト歯科
12345678910 1時間おきに小便するわれ
ヴェルディはベルディではなくヴェルディでベートーベンはベートーヴェンなり
Beethovenはベートホーフェンなんだけどとりあえずベートーベンではなくベートーヴェン
竜王戦は羽生優位を伝えているが3勝1敗では勝負は分からぬ
限界だ団地集落自治体も日本全国限界なのだ
若者はなべて自民を支持するという鴈首揃えて地獄へ行きな
韓国を激しく嫌う人たちも弥生時代にそこから来た人
大変だいつもアマゾンで買い物をしていなければ不安で不安で
「内閣に賛成20%」を多数派に押し上げているのが「どちらともえいえない30%」
結局は「どちらともえいえない30%」が政治を決めているのかも知れない
年寄りはどんどん死にゆき若者はどんどん年寄りとなりどんどん死にゆく
「おのれの欲の海で立ち泳ぎしてな」と言われてから葉山の海で立ち泳ぎしているひと
なんでもかでもマイウーと叫んでいる君 たまにはマズイーというてみよ
なんか確かな証拠でもあるんだろうか「私絶対失敗しないので」
貴乃花がどうたらこうたらもう沢山相撲より大事なことが他にあるだろ
イザベル・ファウストは1704年製のストラディヴァリウス「シリーピング・ビューティ」を使っている
しみじみと心に響く音がするイザベル・ファウストの「スリーピング・ビューティ」
「滅びるね」と広田先生また言うだろう平成末期の混沌を見て 蝶人