あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

春の邦画いろいろ

2018-04-18 17:51:26 | Weblog


闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1328,29,30,31,32


1)2)成島出監督の「ソロモンの偽証」前篇・後編


宮部みゆきの原作は読んだことがないが、思った以上にすごい映画だった。
学校で起きた学生の死亡事件を、学内の裁判で追及するなんてナンセンスだと思っていたのだが、実際にそれが具体的に展開されていくと生徒のイジメや悩みや友情、教師と生徒、家族間の問題などのありようが、迫真的に浮かび上がり、さすが宮部みゆきとうならされた。
ヒロインの藤野涼子が好演。


3)羽住英一郎監督の「おっぱいバレー」

試合に勝てば部活の可愛い先生(綾瀬はるか)のおっぱいを見せてもらえるというので、懸命に練習に励むバレー部員のお話。
タイトルがいいよね。


4)山田洋次監督の「故郷」をみて

1972年製作の「民子3部作の2作目なり。
瀬戸内海の小島で石運搬船で暮らしている家族が近代化の波にのまれて尾道の鉄工業の工員に転身するために故郷を離れるまでを描く。
しかし造船業の国際化とともに、その後この新しい職場も時代変化の波に飲み込まれていったに違いない。


5)宮崎吾朗監督の「コクリコ坂から」をみて

東京五輪前の横浜を舞台にした学園もの青春メロドラマであるが、なぜか父宮崎駿監督作品よりも自由でのびやかな感性が漂っているのは、長男の若さのせいだろうか。



「お母さんを6時までは寝させておいて」と頼んだので5時59分に電話してくる施設の耕君 蝶人


なにゆえに「港の見える丘」に旗はためくこれぞ「コクリコ坂」の家なるを

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする