あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

蝶人皐月映画劇場その2

2020-05-15 17:48:03 | Weblog


闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2095~2104


1)ジョン・スタージェス監督の「さらばバルデス」
ブロンソンがてめえの奥さんのジル・アイアランドを見せびらかす映画ずら。それにしても色っぽいなあ。

2)3)滝田洋二郎監督の「陰陽師」「陰陽師Ⅱ」をみて
野村萬斎の安倍晴明だが、あんまり感じではないな。前作では敵役の真田広之に喰われている。続編の敵役は中井貴一だがこれもいまいち。総じて岡野玲子の漫画に引けを取っている。

4)バッド・ベティカー監督の「七人の無頼漢」
ランドルフ・スコットはいい味を出しているが、なんでもかんでも7人というのは止めてもらいたいずら。

5)中島哲也脚本監督の「嫌われ者松子の一生」
何の期待もせずに見たが、中谷美紀が好演。とても良い映画だったが、最後の5分間は思い切って割愛した方が締まるだろう。

6)ヘンリー・キング監督の「海の征服者」
タイロン・パワーの海賊が令嬢のモーリン・オハラを略奪するお話。ショーン・コネリーはパワーの後継者として受け入れられたのではなかろうか。

7)ヴィクター・フレミング監督の「オズの魔法使」
1939年のカラー映画であるが、同じ年にフレミングが撮った支離滅裂な愚作「風と共に去りぬ」に比べると遥かにまともな作品である。ジュディ・ガーランドが歌う「虹の彼方」はやっぱり名曲だなあ。当時のカンサス州の農家には竜巻から避難する防空壕があったようだ。

8)ヘンリー・コスター監督の「オーケストラの少女」
1937年製作のハリウッド映画。ディアナ・ダービンが愛らしいが、ストコフスキーはカッコ悪い。本人はカッコイイと思っているらしいが。

9)ルネ・クレール監督の「奥様は魔女」
ルネ・クレールがスーザン・ヘイワードを起用した1942年製作のコメディであるが、楽しいな。

10)森田芳光監督の「阿修羅のごとく」
先行した和田勉演出の土曜ドラマの役者と音楽が凄かったので、大丈夫かと思ったのだが、森田は大丈夫どころか互角以上に渡り合っているので驚いた。

 今日もまたコロナウイルスで人が死ぬわが身代わりの人かも知れない 蝶人
コメント
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