滋賀県近江八幡市を歩いて散策。駅から近代建築の多い八幡堀方面へ行く途中で大きな精肉店兼レストランの「カネ吉山本本店」(創業明治29年・1896)があったので覗いてみた。”近江牛”の幟旗が立つ店の中に入るとずらりと精肉が並んでいる。店員の数も多く、端に作ってある揚げ物部門のカウンターの中にも大勢の店員が。儲かってるなァ。その場で揚げてくれるということなので、「カネ吉コロッケ」と「昔ながらのハムカツ」をひとつづつお願いした。さすが有名店、待っている間にもひっきりなしに客が入ってくる。
揚げたてを袋に入れてもらい店を出る。近くに公園らしき所があるかどうか知らないので、行儀が悪いが歩きながらいただいた。四角形の「ハムカツ」は熱々だけあってまだふわっとした食感。それがどんなハムであろうが旨いに決まっている(笑)。ビールが欲しい…(コンビニがあったけど流石にそれはやりませんでした…)。店名を冠した「コロッケ」はやや小さめの大きさで甘め。衣の食感がザクザクでないのが昔を感じさせる。本当は2階のレストラン「ティファニー」で豪勢にランチといきたかったところだが、歩きなので早めに消化しないといけない予定がある…。次の機会に。(勘定はコロッケ¥70/個、ハムカツ¥91/個)
↓ 綺麗に塗り直され整備された「アンドリュース記念館(旧・アンドリュース記念近江八幡基督教青年<YMCA>会館)」(昭和10年・1935・建造)◇。ヴォーリズの設計で国の登録有形文化財に指定されている。
↓ 道を挟んだ向かいにある「近江八幡教会牧師館(旧・近江兄弟社地塩寮)」(昭和15年・1940・建造)◇。会社の独身男性寮だった建物だとか。ヴォーリズ建築事務所の西井一郎氏設計。和風に見えるが中はヴォーリズ建築らしい意匠だそうだ。
↓ 雰囲気はあるがこちら「近江八幡教会」(昭和58年・1983・建造 ◇)は焼失した後にヴォーリズ建築事務所によって建てられた新しい建物。
↓ 慈恩寺町にある「ヴォーリズ記念館(一柳記念館)(旧・ウィリアム・メレル・ヴォーリズ邸)」(昭和6年・1931・建造)◇。残念ながら祝日は閉館日…。普通の住宅街にあり、総帥の宅とは思えないほどこじんまりとしている。
カネ吉山本 本店
滋賀県近江八幡市鷹飼町558
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