ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

NYC Man / Lou Reed

2021年07月24日 | クラシック・ロック

NYC Man / Lou Reed (2003)

2003年に出たルー・リード(Lou Reed)のベスト盤2枚組。01(別ヴァージョン)以外は特に珍しい曲が収録されている訳でもないし、彼のアルバムはほぼ全部所有しているのでずっと見送っていたが、元々コンピレーション盤好きなので、安かったこともあってやっと買ってみることに。このベスト盤が出た頃にルーのインタビュー記事を読んだが、元々アリスタ時代には”バイノーラル録音”に熱を入れたりと”音響派”といってよい彼の事、選曲やリマスター作業の監修には並々ならぬ力を注いだようで「こうやって全てのアルバムを自分でリマスターして再発したいんだ。」と力説していたのを覚えている。

曲順は年代順ではなくランダム。もちろんヴェルヴェット・アンダーグラウンド(Velvet Underground)期の曲もレーベルを越えて収録。彼の事だからきっと曲の順番にも頭を悩ましたに違いない。既に亡くなってから8年が過ぎようとしているが、そんなことを考えながら聴くと感慨深い。確かに音が良い。ヘッドホンやいいスピーカーで聴くとよりその音の粒が際立って聴こえるが、あいにくこちらは最近真剣に向き合って音楽を聴く機会が激減してしまった。集中力も続かないので、いつも”ながら聴き”ばかり。ルーなら激高するだろうナ(笑)。(発売時で)40年近く経っているが、昔の曲でも懐メロになっていないどころか、そっちの方が尖って聴こえるのが彼らしい。

中古店にて購入(¥500)

  • Label ‏ : ‎ Bmg
  • ASIN ‏ : ‎ B00008Y4IU
  • Disc ‏ : ‎ 2

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