ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Reckless / Bryan Adams

2018年10月31日 | エイティーズ

Reckless / Bryan Adams (1984)

懐かしいなー。久しぶりに聴いてみたくなって、家のレコード棚にあるにも関わらず、安かったのでCDを買ってしまったブライアン・アダムス(Bryan Adams)の名盤。自分はこのひとつ前のアルバム「Cuts Like A Knife」で彼を知った。たしか小林克也の「ベストヒットUSA」のコーナー(「Star Of The Week」だったか?)でカナダ出身の気鋭の若手みたく紹介されてレコードを買ったんじゃなかったかな(あの頃のこの番組の影響力は凄かった…)。Tシャツにジーパンであばた面という青臭い青年のイメージそのままで、その飾らない風貌と少しかすれた声がなかなか良かった。当時でさえちょっとストレート(←真面目という意味で)過ぎて、気恥ずかしい感じもあったと記憶する。

このアルバムは、前作で世界に知れ渡った彼が満を持して発表したアルバム。自分は当時、前のアルバムが好きなあまりこのアルバムのかっちりした完成度の高さと、”メジャーに成り過ぎた感”が逆に鬱陶しくなって、その後は聴くのを止めてしまうのだが、今、改めて聴き直すと捨て曲が全く無く、アルバムとして隙が無い素晴らしい出来だ。当時は誰か知らなかったのだが、クレジットを見るとプロデュースは本人とあのボブ・クリアマウンテン(Bob Clearmountain)。エンジニアも同人で、マスタリングはボブ・ラドウィグ(Bob Ludwig)という鉄壁の面子。なるほど完成度が高い訳だ。ティナ(Tina Turner)とのデュエット「It's Only Love」はいつ聴いてもいい。ブライアンは少々路線を変えたりして今なお一線で現役。当時想像出来なかった程に息が長いアーティストになった。

ブックオフにて購入(¥108)

  • CD (1993/11/25)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : A & M

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