ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

八百義 @岐阜県多治見市

2024年11月03日 | 岐阜県(東濃)

ある土曜の夕方、妻が娘に迎えを頼まれたという。場所ははるばる岐阜県美濃加茂市の美濃太田駅。何でもその後2人は一緒に愛知県犬山市で用事があるらしい。ふと、ついでに乗せていってもらって以前から行きたいと思っていたある多治見の店へ行くチャンスだと思いついた。この日は台風で豪雨の予報があった日だったが(訪問8月末)、結局台風は逸れてJR太多線の電車の中から眺める景色は素晴らしい夕焼け。目的の店の前に腹ごしらえ。駅前の食堂「なか川」は臨時休業でシャッターが閉まっていたので歩いて土岐川を渡り、多治見市役所近くの「八百義」へ。台風予報があったにせよ、土曜の夜だというのに道中はほとんど誰も歩いておらずひっそり。

”毛一本呑海”(もういっぽんのむかい←多分)と染め抜いてある暖簾をくぐって店に入ると、しの字のカウンター席に小上がり席。外の静けさと裏腹に常連客と思しき客ばかりでとても賑わっていた。店は大女将と息子夫婦でという感じかな。カウンター席に腰掛け、若女将に日本酒をひやで注文。銘柄は「緑川」(新潟)。するとお通しが選べるのだそうで盆にのったいくつかの惣菜を見せてくれた。中からほうれん草のお浸しを選んで小鉢を取る。酒肴は刺身、揚物、焼物、炒め物、食事と何でもあるが、まず「だし巻き玉子小」と「あげやき(2枚)」をお願いした。

細身の徳利から猪口に酒を注いでクイッと。「だし巻き玉子」は4切れ。巻き簾で整えてある。口当たりがふわふわでいい感じ。「あげやき」は真四角で厚みのある揚げがじっくりと焼かれている。これも日本酒にぴったりで旨い。酒はご当地「三千盛」(多治見)を、そして「恵那鶏ねぎま」を2本追加した。「ねぎま」の値付けは高くないのにカウンター内にある焼き台でほぼつきっきり。じっくり20分以上もかけて焼かれた。やや強めの塩がしてあり粒がデカく、しっかりと脂が落ちていて、旨い。”毛一本呑”もうか迷ったが、まだこの後があるのでここら辺りで打ち止めにして勘定してもらった。是非また機会を作ってゆっくり呑んでみたいなァ。(勘定は¥2,300程)

 

 

毛一本呑海 八百義

岐阜県多治見市日ノ出町1-29-3

 

( 多治見 たじみ やおよし 食事処 酒場 居酒屋 定食 ランチ えなどり 焼き鳥 焼鳥 出汁巻き玉子 もう一本呑むかい )


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