こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

歴史観

2007年12月01日 | 日々思うこと、考えること
”原稿”を書いていて思ったのだが、歴史教科書というのは、編集者によって、偏った記載がなされてしまうのは当然である。世界共通の普遍的な価値観は現在存在しないので、国によって正当な歴史がある。これに宗教的要素も加わると余計に複雑になる。
星新一の「最後の審判」という、ショートショートを読んだことがある人もいると思うが、今までの時間がすべてまき戻されて、生きとし生けるものが永遠に話し合いを続けるしか、歴史問題を明らかにすることはできないのであろうと、この小説を思い出す。
科学技術がいくら進んだところでも、所詮人間がやることなんて変わらない。
独裁者といっても、本人は大真面目で、すべてが正しい。
こんなとき、相手の気持ちになれるといいんだけどね。政治となると、そうもいかないね。
少なくとも民主主義が、最大公約数になるのかな・・・それとも専制君主制であれこれいわず、ひとつの方向へ向かうのがいいのか。
人の営みは、難しいんだね。