こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

いい天気2(稲村ガ崎)

2007年12月15日 | 鎌倉暮らし
七里ガ浜を稲村に向かっていくと、砂浜にはお散歩の人が三々五々、海にはサーファーがそこそこ。
波はまあまあで、何人かが波に乗っている。
鎌倉に住んでいると、よその人にマリンスポーツをやるのかとたずねられることがあるが、私はマリンスポーツはやらない。というか、やりたかったのだが機を逸した。
サーフィンは、大学時代、友達に誘われて勇躍行くことになったのだが、待ち合わせた駅前でビーサンで転んで、親指の裏を切って血まみれになって止めた。それ以来、その友達も誘ってくれず、そのままとなった。
ヨットにも挑戦したが、スクールのコーチがヨットの上でタバコをすい、それを海に捨てるのをみて、嫌になって止めた。
ウィンドサーフィンは我が物顔に帆を砂浜いっぱいに広げるのが我慢ならず、近づくたくもない。ジェットスキーはあの音とガソリンの臭いが我慢ならない。
というわけで、夏は泳ぐか、せいぜいビート板のようなボディーボード。それ以外は散歩(昔は走っていたが・・・)。
それだけでも、とってもいい気持ちになれます。

病理医の道(続き)

2007年12月15日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
というわけで、7時に病院に来て、検体の処理。
週末なので、検体の詳細な解析は週明けになるが、まずは一安心。
胃や大腸のがんなどでは切り取ったものをそのままホルマリンという固定液に漬けてしまえばいい(本当は、切除したものを開いて、板に貼付ける)のだが、ある種の病気では、凍らせて保存したりする。そのような処理は、目的を理解している医師が行わないとわけが分からなくなるので、病理医の出番となる。
固定前に写真を撮り、適切量の検体を切り取って保存する。そういった作業は疾患ごとに対応が違うので、高度な医療をめざすには、いたしかたない。
と、まあ、このようなことも病理医の仕事の一部で行っているという紹介とさせていただきます。
もちろん、このようなことを病理医が一人で行えるわけが無く、朝早くから検査技師の方も出てきて下さっています。

ちょうど、こちらの検体処理が終わった頃、手術も無事終了しました。
何よりもこれほどの大手術に耐え抜いた患者さん、お疲れさまでした。
また、執刀された先生方をはじめ、麻酔科の先生、看護師さん、医療機器のサポートの方々、お疲れさまでした。
今日もいい天気になりそうですね。