ユニクロが海外に進出攻勢をかけている。
日本で売れなくなり(ユニクロ4年ぶり減益 8月期決算 国内事業が不振)、今度は外国人に売る。誰よりも先に、もちろん、いいものを作って売る、当たり前だが、ユニクロの凄いのは、世界中の人に売ろうというところ。
これこそが日本モデルだということがやっとわかった。
シロモノ家電を世界中の家庭に送り届け、次はテレビを世界へ。いずれもユーザーフレンドリーな高品質商品。日本の財産は、ほぼこの時期に作られたのだろう。
その後、後発国の攻勢もあり、市場が飽和状態になりつつあったところで、ソニーがやった。
家庭、家族という単位を解体し゛パーソナルユース゛、すなわち、個人レベルに売りつけるようになった。ウォークマンを世に出し、世界中の人にヘッドホンステレオをつけさせた。
これが、私が高校生の頃だ。
日本が、技術先進国であったと同時に、商売も上手であったことが証明された。
この、圧倒的なビジネスモデルによる下地があったからこそiPhoneがあるわけで、格が違う。
さて、ユニクロだが、高機能下着を開発し、わが家も各自数枚ずつ購入した。でも、いったん、行き渡ってしまえば、それで十分。簡単には傷まないので、買い替えもない。
そうすると・・・やっぱり世界中の人に売りつくすまで、売るのだろう。
一部の人にだけが持っている、という差別化では意味が無い。
これが、商売なんだ。