朝、起きたらとても電車に乗れるような状況ではない。病院には少し遅れることを伝え、妻に頼んで、病院まで車で送ってもらった。往復のガソリン代、高速代はもちろん自腹になってしまうが、今日は私の当番日、休むわけにはいかない。
必要最低限の仕事だけしようと思っていたのだが、切り出しが大量にあった。いつもよりよほど多い。『今日に限って・・・』そう、心の中でつぶやきながらも、黙々とこなす。補助の技師さんが体調を気遣ってくれるが、片付けるまではどうしようもない。
カンファレンスにも顔を出し、最後は職員対象の医療安全の研修会。超満員で、半分以上は立ち見だったのだが、前の方に空席を見つけ、座って聞くことができた。
妻には東京ー鎌倉を二往復してもらった。
先日、読み終えた松下幸之助の『道をひらく』という本の中に、「病を味わう」という一節があった。
自分自身の体調を感じ取り、味わいもしたが、周囲の人も、体調の悪い私にどう接するかずいぶん違う。
心から心配してくれる人、上辺だけ心配している人。こういう時だから失敗するのを待っているような人までいる。
そのいっぽうで、いつもと同じく優しい人、いつもは淡々としているけど、こういう時だから親切にしてくれる人。
体が弱っている時ほど、人の心というのはよく見えてくる。
何も食べていないせいもあるか
ナイト ←いつも応援のクリック、ありがとうございます→
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