17号と18号、二つの台風が日本に迫り、一つは昼に上陸した。台風は折からの秋雨前線を刺激して、昨日から大雨が続いていて、明日まで続くらしい。裏山の倒木、崖崩れが気になるが、今度も杞憂に終わってほしい。
コロ健、気圧が低くなると頭が痛くなり、節々もギシギシする。肩こりはひどくなり、痛みすら覚える。カバンにあれこれ詰め込み過ぎというのも良くないのだろうが、仕方ない。こういう荒れた日は、窓の外は見ないで、静かに顕微鏡に向かい、淡々と仕事を進めたい。先週までの尋常でない忙しさは私にとっては限界に近かった。疲れは少々だったのかも知れないが、この大雨で疲れはずいぶん増幅したと思う。
天気は結局、朝から晩まで大雨が降ったり、やんだり、雷が鳴ったりの大荒れの一日となった。さらに夕方には180度の大きな虹までかかったりと、なんだか凄まじい勢いで天気が変わった。ちなみにこの虹、鎌倉でも見えたそうだ。
さて、仕事を終え、帰るところで駅まで歩くか、さすがにバスかタクシーかと迷ったのだが、帰りがけに虫の声がかすかに聞こえてくるのを頼りに、いつも通り裏門目指して医局を出た。裏口を出たときには、すでに結構な雨足だったのだが、今さら表に戻るのもなんだか面倒だし、バスも混んでいそうで気が進まない。結局、そのまま歩いて駅まで帰ることにした。
裏門を出たところで、空車のタクシーが通りかかったのだが、ちょっとだけ雨足が弱まったのを、雨のやむ兆しと思い込み、やり過ごしたのが運の尽きだった。台風の雲がそんなに甘く去ってくれる訳が無かった。
帰りに病院の横にある公園を通り抜けるのだが、一歩足を踏み入れた途端に土砂降りとなった。水たまりにはまらないように気をつけて歩くのだが、公園の遊歩道はでこぼこしていて水たまりだらけ、結局通り抜ける頃には靴の中までぐっしょりとなった。公園を出たら、雨足はいっそう強まってきた。大きめの傘で来たのがせめてもの救いだった。
鎌倉の虹
道路は所々で冠水していて、そんなところでは足をつくところもない有様。膝上まで濡れるのにさほどかからず、だんだんとしょんぼりしてくる。しまいには雨漏りまでしてきて、さんざんなことになってしまった。駅についたらびしょぬれだったが、台風の雨、この程度で済んでよかったと思う。帰りの電車も少しの遅れがあったものの、動いていてくれ助かった。
鎌倉は小雨。なんとか家にたどり着いた。