仕事とか、人間関係とかでいやなことがあると、残念ながらすぐ弱気になってしまう。
そうしたら妻に、「一体どうなったら、その考え方はやめられるの?」と言われた。
「べつに、悪い考えではないと思うけれど」と言い返したら、
「それじゃあ、一体、どうなったら安心するの?偉くなったらなったでどう?昨日の国会でみたでしょう?総理大臣だって、大変よ。」
「宝くじが当たったら大丈夫?」と言われ、「いや、使い切ったらどうしようと思う」と答えた。
「それで、どうするの?」「なんとかする」。
「じゃあ、私がいなくなったら?」
「それは困る」
「それは困るって言っても、私がいなくならないとは限らないでしょう?考えたことある?」
「いや、そんなことない」
「お金も仕事もなくなって、私も子供たちもいなくなったら、どうするの?」
「・・・、なんとかなるよ」
「なんともならないわよ、いつまでもそんな考え方を続けていたら、どうやったって生きていけない。ホームレスの生活だってできないわよ。
私だったら、そうなったら段ボールだってすぐもらって、素敵な段ボールハウスを建てようぐらいのこと考えるわよ。」
こんな発想というのは全くなくて驚いた。
生きることを楽しいと考えられる妻のことをうらやましく思った。
なにをやっても、うまくいかない自分の人生を否定的に考えてしまうこのくせ、何とかならないだろうか。
原因の一つとして、自己評価の低さがあると思うのだが、これをどうしたらいいか悩んでしまう。
段ボールだって、上手に集めることはできないだろう。そういったことについてもダメだなと思ってしまう。
せめて、自分の人生そのものを楽しく生きていきたい。