最近の気候は夏と冬ばかり目立って、春と秋はいつの間にか終わってしまうという。たしかに激しい暑さや厳しい寒さは年を追うごとにひどくなっているような気がする。
そんな夏だって、今年はずいぶん中途半端に終わってしまった。
それでも季節はめぐり、花は咲く。
昨日からの雨はけっこうな降りとなったが、せっかくの秋の花の季節、遊歩道とか公園とか花の多い通勤路を選んで歩いた。おかげで、足元はびしょぬれになってしまったが。
キンモクセイの生け垣を発見した。何度となく通ったことのある道だったのに、気がつかないでいた。もちろん今日気がついたのは花の香りのせいだ。
帰り道、暗くて花は見えないが香りからキンモクセイの場所はわかる。
それにしてもキンモクセイとは普段、どれだけ目立たない木なのだろう。ちなみに、我が家のキンモクセイは未だに花を咲かせない。去年植えたばかりで、今年は駄目なのかと、残念な気持ちになる。
こうして、花壇や生け垣をみるにつけ、花を愛している人がたくさんいるのだと思え、とても嬉しくなる。