こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

自らの運命の選択

2016年09月08日 | 生き方について考える

臨床医として有名だった父は私、コロ健が病理医になることを決めた時、どんなことを考えたかわからない。医師以外への道を進みたかった私が、ささやかながら自分の意思で決めたことを、父は意趣返しとまでは取らなかったかも知れない。だが、私は臨床医である父の背中を見て育ったのに、臨床医にはなりたくなかったのは確かだ。患者さんから直接受ける様々な感謝の気持ち、大勢の人が立ち働く賑やかな職場。そのほかいろいろな華やかさ、役得に興味が湧かなかった。今では、一部は羨ましいと感じることがないわけではないが、病理医の仕事が好きなので後悔はない。


人は人生の選択をどんな時にするのだろう。就学、就職、結婚、出産(妊娠)。人はその都度、何らかの選択をしている。選択をするかしないか。幸運を掴むか逃すか。人は選択の連続の中で、経験を積み、成長していく。これから先の私の人生、何度かまた選択を迫られる時がやってくるだろう。より良いものを選んでばかりはいられずに、苦しい選択となることもあるかもしれない。それでもめげずに、自分の選択が最善のものだと信じて生きて行きたい。

 そもそも簡単な選択というのが無い

 

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