最近、電球を交換する機会がめっきり減った。別に子供達が急に家事の手伝いを以前にも増してするようになったわけではない。
ただ単にLED電球にして電球の寿命が延びたからだ、それも著しく。
風呂に入っていて、少し目を瞑ろうかと思っても眩しいぐらいなので、次のは20ワットぐらいの暗めのにしようと考えながらそのことに気がついた。
調べてみると、電球の寿命が3000時間なのに対して、LED電球は40000時間だという。これはよほど保っての話だろうから、4人家族で一日2、3時間点けたり消したりしていたら、電球だと2〜3年で切れることになる。これに対してLED電球は単純に計算しても20年以上保つことになる。永遠に切れないようなものだ。70歳過ぎになったときに、まだ電球の交換ができるほどに五体満足であったとしても、取り替え方を覚えているか心もとなくなる。それに、電球が切れたからといって次の電球を買うときにうっかり今と同じ明るさのものを買ってしまったら、その次はない。電球の余命の方が絶対に長い。
それ以前に、電球が切れる前にこの家を出てしまっていたらもう二度と、少し暗めの風呂でゆっくりするということもできなくなってしまう。
電球の寿命か、私の寿命か