横須賀線の中にメガネを入れたメガネケースを忘れてしまい、千葉まで取りに行った。
帰りは千葉から鎌倉まで1時間半あまり。千葉まで行くことを加えたら2時間にもなった。この前、学会出張で福島に新幹線で行った時がやはり1時間半、これとほぼ同じだけかかったことになる。新幹線の時間を在来線である総武線快速・横須賀線と比べるのはナンセンスだが、忘れ物を取りに行くということが随分な労力を必要とするものであるのかを実感した。去年、やはり横須賀線でお土産のお菓子を忘れたことがあったのだが、その時は取りに行く暇もなく回収を断念したということがあった。今回も、ケースだけだったら諦めただろうけど、中身のメガネそのものがあっては仕方ない。いくら安売り店で買ったメガネとはいえ、電車代の方がずっと安い。それに、メガネを新調する時の煩わしさもある。
無事、私の元に帰ってきたメガネとメガネケースを見ると少し拗ねているようにも思えた。それなりに愛着がある。
それにしても、千葉から東京を経て鎌倉というのは遠かった。ずっと座っていたが、一晩明けてもまだ腰や背中が痛い。東京湾をぐるりと回るので当たり前なのだけど、夜だから、車窓からの景色も見えず、全くの移動だった。こんなのだったら、いっそ木更津まで行ってバスで東京湾アクラライン経由で戻ってもよかったと思ったが、時間が時間がだけにそれは諦めた(ちなみに、東京湾アクアラインへはまだ行ったことがない)。
私がボケているだけなのだろうが、年をとると通勤というものがそれなりのリスクを伴うようになる。電車にしても、バスにしても、車にしても、人間移動するということは何らかの危険を伴っていて、忘れ物の他にも、階段で転んだりとか、ホームと電車の間に足を取られたりとか、以前では考えられなかったことが次々と起こる。いつも注意深く行動する必要がある。
忘れ物対策としては少なくとも、降りる直前にあたふたと荷物をまとめるようなことはやめ、一駅手前で全て終わらせることにした。
東京-名古屋は1時間41分