年が明けてわずか10日のうちにこれほど多くのことが起きたり明らかになったり。
記憶にとどめておきたい件をいくつか残しておく。
1)成人の日に起こった着物のレンタル・着付け業者の(おそらく)詐欺事件。全容は明らかになっていないけれど、若者の心と将来と思い出を踏みにじった行為はまったく許せない。日本人女性にとってはそれこそ一生に一度の晴れの日なのにと思うと涙が浮かんでくる。成人式などやらなきゃいい、とか晴れ着なんて着なければいい、などというのはここではナンセンスな意見だ。
2)カヌー選手による薬物混入。正々堂々なんて絵に描いた餅。ライバルを蹴落とすために怪我をさせたり、いじめたりなんていうのは当たり前で、今回はそれが薬物混入というかつては考えられなかった方法で行われたということで騒ぎになっただけかもしれない。実際陸上でも似たようなことがかつてあったらしい。もしかしたら、今トップアスリートと言われている人の中にも同じようなことをしてのし上がった人がいるかもしれないと思われてしまう世の中というのが残念だ。スポーツだけでなく、どこの世界でも様々な形での足の引っ張り合いがある。人間の欲望がデフォルメされた形で表出した事件だと言える。
3)政治的な問題ついては、いろいろな考え方があるので私はあまり触れたくないのだが、慰安婦問題に関するニュースを見るたびに思うのは、日本がかつて欧米列強と結んだ不平等条約といわれるもの。一度結んだ条約は他国からみたら、幕府だろうが明治政府だろうが関係なかった。約束は約束だ。だから政権が変わったばかりで韓国が打ち出した慰安婦問題についての新方針というのは理解できない。一旦は合意した国家間の約束を反故にするということがどれほど重要な信用問題であるかということは韓国の首脳は理解しているのだろうか。
4)高齢者による自動車事故が後を絶たない。前橋では85歳の男性が高校生二人をはねて大怪我を負わせたという。私の父も車の運転を続けていて、なかなか止めようとしない。この前、はっきりと止めるように言ったが、生返事。果たして私の言うことを聞いてくれるか心配だ。この事故を引き合いに出してもう一度言ってみよう。
氷山の一角か