お墓まいりで疲れたのか、渋滞で疲れたのか、帰ってきてからの土いじりで疲れたのか、一昨日の疲れがたまっていたのか、おそらくそれらの全てのせいで、昨夜は10時前に眠ってしまい、夜中に1、2度起きてしまったものの、目が覚めて睡眠時間を確認したら7時間を超えていて、条件が整えば十分眠れると知り、なんだか嬉しかった。
昨日、私が鉢増しとか、土の入れ替えとか、ニンニクの植え付け(土の中に埋めるだけ)をやっている横で、妻が久しぶりに寄せ植えを作った。最近、寄せ植えは私ばかりがやっていて、妻は遠慮してかほとんど作っていなかったのだが、お花の師範だけのことはありもともとよく作っていた。その妻がお彼岸をモチーフにして作った寄せ植えは素晴らしく、園芸店にもそうそうないような出来で、私など妻の足元にも及ばないと感じた。
こういうのは、才能の問題で、美的センスというのがもともと違うのだろう。例えば絵であれば、プロ級だった父に追いつこうと思っても遠く及ばず、高校時代文芸の同人会をつくったところで、私より遥かに大きな世界観で小説を書く同級生がいて、バスケットボールであっても医学部のような狭い世界の中ですら遥かに上手な奴がいた。医者になってからは想像のつかない切れ味の頭脳を持つ人というのが世の中にはこれほどいるのかと日々思い知らされながら過ごしている。適材適所で、私にも生きる道があるのかと思って、ブログを日々綴っているが、一向に上手く書けない。洗練された文章を書く人、おもわず見とれてしまう美しい写真を載せている人というのがいて、ここでも才能の違いを感じる。
どんな優れた才能であっても、それを開花させるまでの努力、それを維持する努力というのがあって、才能と努力が化学反応を起こすかのように開花するのだろう。私も一から出直したら、そこそこのことができたのかもしれないが、その努力を怠ったまま生きてきてしまったように思う。ここで、悲観的になっても仕方がないので、そのことを受け入れ、ここからでも何か一つ努力してみようと考えるのだが、目移りばかりしてなかなかそのことが見つからず、人生の残り時間が短くなることばかり気になってしまって、どうも上手くいかない。
せめて楽しく