シルバーウィークもこの週末で終わり。連休の穴となって電車は比較的空いていて通勤は楽だった。朝晩の気温も低めになってきて暦通りに季節は巡っている。
飛び石連休が効率が悪いということでハッピーマンデー制度ができて、体育の日(スポーツの日)が10月10日でなくなったあたりからこの国はおかしくなったのではないか。実際にずらされてしまったのは、1月15日の成人の日、9月15日の敬老の日と体育の日だから、大勢に影響はないのだが、効率化をめざした結果であることがなんだか気持ちわるい。
これもまた、昭和的な考えを引きずっているからかもしれないが、それぞれの日にはそれぞれの意味があったわけで、”その辺り”ということにしてしまうと、その意味を忘れてしまうのではないか。あんまり忙しくしすぎるよりは、飛び石連休などはそれぞれの企業が柔軟に休暇を与えるといったこともあっていいように思う。こんな柔軟さ、ゆるさ、というものは日本というものが西洋的効率化によって失われてしまったのだとしたら残念だ。
リモートワークの充実は、家庭内への職場の侵食を起こしているが、家内制手工業だと考え方を変えたらいいのではないか。体を移動させての仕事はエッセンシャルワーカーに任せ、ホワイトカラーの人たちは通勤をこれまでの三分の一、四分の一ぐらいに減らしたらいい。コロナ禍を奇貨として、晴耕雨読、フレキシブルな仕事の体制を確実に手に入れなくてはならない。
もっと楽しよう